見ると幸せになれる?ケサランパサランの伝説とその正体に迫る!

おしろい(白粉)とは、肌を白く見せるために女性が肌に塗るパウダー状のものです。現代で言うところのファンデーションです。おしろいは、カオリン、タルク、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、コーンスターチ、デンプンなどを粉末状にして混合したものです。この成分を好むケサランパサランは、おしろいを与えると増殖するという説があります。

ケサランパサランの正体を検証

未確認生物としても扱われるケサランパサランの正体は、様々な説があり、どの説も立証はされていません。しかし、今後、ケサランパサランを調査研究が進むことで、どれかの説に当てはまるかもしれません。中でも、有力な説をご紹介します。

動物の毛玉説

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ワシやタカなどの猛禽類は、肉食ですので小動物を食べます。小動物を食べた後、消化出来なかった毛を体内でまとめて吐き出します。この吐き出した毛玉が、空中を浮遊して、ケサランパサランとして発見されたという説があります。しかし、白くて丸い綺麗な毛玉になることは珍しいようです。

植物の花の冠毛説

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冠毛(かんもう)とは、 タンポポやアザミなどの植物の上端に生じる毛状の突起のことです。風を受けて飛んで、種子を散布する役割があります。この冠毛が、いくつか固まって丸くなったものがケサランパサランの正体ではないかという説があります。

鉱物説

フワフワの白いうさぎの毛のような形状から、別名「ラビッドテール」と呼ばれているオーケン石という鉱物があります。通常の鉱物に見られる固そうな外観ではなく、柔らかい綿のような外観です。ただし鉱物ですので空中を浮遊することはなく、少し疑わしい説と言えるでしょう。

昆虫説

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雪が舞っているように見える外観から、別名「雪虫」と呼ばれるアブラムシの一種、ワタムシがケサランパサランの正体ではないかという説があります。晩秋の季節に大量に発生して、雪の降る前の風物詩として知られています。空中を飛び交う白色の見た目はケサランパサランに近いですが、サイズはかなり小さいため、この説も可能性は低いでしょう。

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ケサランパサランが見られる場所

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ケサランパサランの正体が明らかになっていない以上は、いたるところを探し回っても野生のものを見つけることは、かなり難しいでしょう。運良く見つけられても、風に乗って浮遊するので捕獲が出来ないかもしれません。しかし、国内にはケサランパサランとして誰もが見られるように展示されている場所があります。

姫路市立動物園

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兵庫県にある姫路市立動物園には、小さな木箱に入ったケサランパサランが展示されています。幻の生物が保管されている数少ない動物園ということで、旅行サイトでも紹介されています。ケサランパサランを見るために来園するUMAファンもいるようです。

加茂水族館

クラゲを常時60種類以上展示している、クラゲで有名な山形県の鶴岡市立加茂水族館。ここには、透明なゲージの中に入ったケサランパサランが展示されています。発見された地域は違いますが、姫路市立動物園に展示されてあるケサランパサンと同じような見た目で、どの個体でも必ずフワフワな外観をしています。

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