リョコウバトが絶滅してしまった悲しすぎる理由とは?復活の鍵はDNAに

絶滅危惧Ⅱ類

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Ⅰ類と比較すれば危険性は若干低いものの、明らかに絶滅へのステップを進んでいるとされる種が絶滅危惧Ⅱ類にカテゴライズされています。ウズラやハヤブサ、かつてはどの田んぼにも見られた昆虫のタガメも絶滅の危機が身近に迫っています。

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最後のリョコウバト「マーサ」

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リョコウバトの歴史における「マーサ」は、最も有名な1羽として名を残しています。最後のリョコウバトとなったマーサはいかにして現代に語り継がれるようになったのか?その理由についても触れておきましょう。

「マーサ」は最後のリョコウバト

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マーサはアメリカの初代大統領であるジョージ・ワシントン夫人に由来する名前を持ち、オハイオ州のシンシナティ動物園の中でその一生を過ごしたリョコウバトです。マーサを一目見ようと詰め掛けるたくさんの人に愛されながら1914年9月1日午後1時、その生涯の幕を閉じます。享年29歳でした。

「マーサ」の死後

一般的なハトの寿命より長く生きながら鳥としての自由を許されることのなかったマーサは、その死後に剥製標本となりワシントンD.C.にあるスミソニアン博物館の一角を終の棲家としながら再び人間の注目を集める存在となっています。

「マーサ」の死は人間にとって意味がある

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地球上では気候変動や乱獲などさまざまな理由によって絶滅する種が珍しくない中、マーサだけは特別だと考えられているのはなぜでしょうか?その答えはズバリ死の瞬間です。一つの種が絶滅に及んだ正確な年月日、時刻や場所などここまで詳細な記録が残されているものは世界中を探してもマーサの例の外に該当がありません。

リョコウバトの復活は可能か?

当時センセーショナルな話題として扱われたマーサの死は、さまざまな専門分野で活躍する研究者たちに多くのヒントを与えるきっかけとなりました。遺伝子工学とクローン技術の融合やマーサから採取したDNAによるリョコウバトの生態に関する解析など、すでに絶滅してしまった種の再生が叶う日が来ることも決して夢ではないでしょう。

もしもリョコウバトが健在なら?

あくまで仮説の域を出ない話しながら、現代にリョコウバトが生き残っているとしたらどうかという疑問を持つ人も少なくありません。人間は種の絶滅に配慮しながらもっと友好的に接することができたのではないか?そういった後悔の念がリョコウバトへの想いを強くしているに違いありません。

リョコウバトが私たちに教えてくれること

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現代は優れた技術でヒトや動物たちの命を救えるようなった一方で、動物たちを私利私欲の材料に変えてしまう人の存在もまた無くなることを知りません。いつかは人間そのものが絶滅してしまわぬよう与えられた知恵を働かせ、共存という道を模索していくことも必要でしょう。

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