小型の物が手に入った時などに便利で美味しいレシピをご紹介します。大型の物でも出来ますが、出回り初めの小型でも美味しく出来ますので是非挑戦してみて下さい。捌き方⑥の所でご説明したやり方で背ビレ、腹ビレの骨を取ってから調理します、大きな中骨だけ残りますから、小型でも食べやすくて無駄無くいただけます。
材料
- 醤油:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 砂糖:大さじ1.5
- 酒:大さじ1
- 生姜(すりおろし)少々
- 炒り胡麻少々
美味しい作り方
- フライパンに入る15cmから20cmくらいにカット
- 背ビレの両脇に切れ目を入れて背骨を取る
- 腹ビレの両脇に切れ目を入れて腹骨を取る
- 太刀魚に小麦粉を振って両面を焼く
- 一度取り出し、フライパンをキレイにしてからタレを煮詰める
- 魚を戻してタレに絡めて完成
太刀魚の絶品天ぷら捨てがたい①おまけ
お刺身と塩焼きをご紹介しましたが、太刀魚の天ぷらも大変美味しいので簡単にご説明しておきます。初めに卵と水を良く混ぜてから薄力粉を入れます。泡立て器で混ぜながら2.3回に分けて入れるのがポイントです。卵液と薄力粉の割合は同量くらいを目安にして下さい。
身は7.8cmくらいに切り分けて薄力粉を振ってから振った粉をはたいて落とします。これで衣が良く馴染んで身を蒸し焼き状態に保つ効果が有ります。両面に衣をつけて170℃から180℃でサッと揚げていきます。身から出て来る気泡が小さくなって来たら油を切って完成です。衣はサクサクで身はフワッフワな絶品太刀魚天ぷら、おすすめです。
太刀魚の骨やアラだって美味いです②おまけ
頭や骨、尻尾からは美味しい出汁が取れる事はご紹介してきました通りです。あともう一品おすすめしたいのは中骨です。太刀魚は長くて太い中骨が有りますが出汁を取るだけで捨ててしまうのは勿体無いですから、天ぷらの最後にでも一緒に揚げて骨せんべいにして召し上がってみてはいかがでしょうか。
作り方は簡単です、骨を適当な大きさに切って、軽く塩コショウをして片栗粉を振って置きます。油の温度は低温にするのがポイントです。中骨は太くて硬いですから、低温でじっくり揚げてカリッカリに仕上げます。レモンやカボスなどを振ると一層風味が増して晩酌のお供にピッタリです。
太刀魚を上手にさばこう!
夏に脂が乗って美味しくなる太刀魚ですから捌き方を覚えて旬の味を楽しんでいただきたいと思います。最近では切り分けた状態でパックになっている物も有りますので、背ビレと腹ビレの処理だけすれば後は簡単です。カルパッチョやムニエル、パスタにも合いますので色々な調理に挑戦してみて下さい。