家の中では5人の遺体が発見され、外に出たところで1人の遺体が発見されています。しかし謎なのは6人の殺され方に違いがあることです。
なぜ家族全員が殺されてしまったのでしょうか、また殺され方の違いは何はどんな理由からなのでしょうか?
妻・娘は絞殺
妻と、娘は首を絞められ殺されたことが分かっています。またこの2人が殺された場所もお風呂場の脱衣所だったことから、旅行から帰宅しお風呂に入ろうとしたところを襲われたのではないかと推測されます。
この事件で一番最初に殺された2人でないかと考えられます。
妻・娘以外の4人はナタで惨殺
絞殺された妻と娘とは異なり、保生さんと息子の拓海さんは自分の部屋で、松岡さんは居間で、美穂子さんは庭で発見されていますが、この殺害方法がナタでの惨殺でした。
特に美穂子さんの状態がひどく、首が胴体から離れて発見されています。
凶器の違いと犯行理由
凶器の違いから犯行時間い違いがあったのではないかと推測されます。状況からみてもお風呂に入ろうとしていた妻と娘が殺され、その後ナタを手にし次々と襲いかかったとみられます。
妻と娘を殺してしまったことで混乱状態だったのではないかとも考えられます。
高千穂一家6人殺人事件「感情の爆発」か?
周りの人から見ても仲がよさそうに見えたという証言がありますが、前日まで楽しく旅行をしていた家族、また実家で一緒に暮らしていた家族をこのような悲惨な方法で殺してしまった理由は何だったのでしょうか?
溺愛する娘を手にかけた犯人
昌大さんは近所の人の証言から娘のことを溺愛していたと証言が多くみられました。また前日の社員旅行でも唯ちゃんを間にはさみ、3人で手をつないでいたことからも愛していたことがわかります。
こんな幼くか弱い子供の命を首を締め奪うにはものすごく強い殺意があったと推測されます。
首と胴体が切り離された母の遺体
ナタを使用し殺されてしまった4人ですが、その中でも母親が一番ひどい状態で発見されています。庭で発見された美穂子さんの遺体は首と胴体が切り離されていました。
家族が殺されているのを目の当たりにし、逃げようとしたところ殺されてしまったのではないかと考えられています。
高千穂一家6人殺人事件に隠される強い怨根
ここまで説明したように溺愛する娘、自分の実の母をこのような残虐な方法で殺害するには、内に秘めてきたこれまでの強い恨みがあったのではないかと考えられます。
この事件の動機は夫の不倫、妻の不倫だといわれているため、その恨みが爆発してしまったと推測されます。
高千穂一家6人殺人事件の犯人「飯干昌大」の人物像
ではこのように家族を殺してしまう悲劇を起こした犯人「飯干昌大」とはどのような人だったのでしょうか?この事件は予兆もなく、近所の人も驚きを隠せません。ここでは犯人の人物像にふれていきます。
大人しい性格
事件を起こした「飯干昌大」はとても大人しい性格で口数の少ない人でした。仕事仲間などともプライベートについて話すことはほとんどなかったそうです。
筋力トレーニングを欠かさず、細いのに体はがっしりとしていたようです。