ヌカカって何?刺された時の症状や応急処置、虫除け対策もご紹介!

キャンプや釣りが楽しい季節になると増える虫刺され。蚊やブヨはよく知られていますが、「ヌカカ」という吸血害虫をご存知ですか?ヌカカに刺されるとかゆみが治らないことも。この記事ではヌカカ生態・特徴、刺された症状や対策、おすすめ虫除けスプレーや市販薬までご紹介!

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変わっているものが好きです! 知らない事に対する興味は人一倍あります! みなさんに知ってもらいたいものを書いていきます。

ヌカカとはどんな虫?

ヌカカとは、ハエ目ヌカカ科に属する昆虫の総称です。知っている人が少ないため、その名前を聞いた事ない方がほとんどのようです。ヌカカに遭遇したときのためにも、生態や対策などを詳しく知り、快適にレジャーを楽しみましょう。

ヌカカの特徴・生態

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ヌカカの大きさは1mmほどで、だいたい10円玉の『1』の横幅になります。網戸を抜けられるくらいとても小さな虫なので「糠(ぬか)のように小さな蚊」という意味を持つ名前になっています。

見た目は黒ゴマのようで、薄く透明なはねに黒いまだら模様があるものが多いです。4月〜10月頃に発生し、6月~9月までが、特に多く活動します。さらに早朝や夕方、湿度の高いときに多く現れます。

また、蚊と同じで基本的にはメスが吸血します。対象は人間や家畜、ニワトリなどですが、まれに昆虫が吸血される事もあります。吸血しないものは他の昆虫を食べたり,花蜜をなめたりしています。

ヌカカの生息地域

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見た事ない方は意外に思うかもしれませんが、ヌカカの生息地は日本全国です。主に森林、渓流沿い、鶏舎、田んぼ周辺、海岸沿いなどで発生するので、キャンプや釣りなどレジャーを楽しむ時には注意が必要です。

ヌカカの種類

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ヌカカには細かく分けると多くの種類があります。その中でも代表的なものを紹介していきます。生息地域にバラつきがありますが、地域によっては大量発生するところもありますので、参考にしてください。

ニワトリヌカカ

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ニワトリヌカカはの生息地は日本全国になります。特徴としてはロイコチトゾーン病を媒介している事です。吸血によって感染しますが、この原虫は宿主特異性が高いので、鶏にのみ強い病原性を示します。日本では、鶏を対象に届出伝染病に指定されています。

イソヌカカ

イソヌカカは海沿いなど、水がある場所に生息しています。海水浴や釣り、キャンプなどをされる方は遭遇率が高くなります。ハエなのか判断が難しいため、ハエだと思っていて刺された事例もあります。

他にも、北海道から本州中部に生息しているシナノヌカカ、ヨーロッパからアジアに生息しているホシヌカカなど、日本だけでなく世界各地にも多く存在しています。そのため、海外旅行をする際にも注意が必要です。

ヌカカとブヨの違いは?

ヌカカとブヨどちらも同じように見えますが、刺された時の症状などに違いがあります。対策や応急処置の仕方はほとんど一緒なので、適切に対応すればあとが残りません。どちらが現れてもいいようにしっかりと対策しておきましょう。

ヌカカとブヨの違い①生態・形の違い

ヌカカは1mm~数mm程度、ブヨは3mm~5mm程度になります。ブヨの方が大きめですが、大きさはほとんど変わりません。ヌカカは4月〜10月頃にかけて活動しますが、ブユは基本的に一年中活動しています。どちらも朝と夕方、湿度が高い時間に活動します。

ヌカカは狭いところにも侵入してくるため、なるべく肌の露出を控えた格好を、ブユは暗い色の服装によってくる特徴があるため、比較的明るい服装を心がけるといいでしょう。

ヌカカとブヨの違い②症状の違い

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