酒鬼薔薇聖斗の母親は人格障害か!?ゆがんだ母子関係が影響した神戸児童連続殺傷事件

先天的要因で脳の機能に問題があり、認知・社会性・衝動性等の発達が損なわれた状態で成長することです。アスペルガー症候群・注意欠陥多動性障害(ADHD)・学習障害(LD)などの総称を呼びます。酒鬼薔薇聖斗は注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されています。

サイコパスとは

反社会的人格の持ち主を意味する言葉です。サイコパスは日本語訳では日本語訳は精神病質者と呼び精神障碍者と定義されています。特徴的な性格として、冷酷・無慈悲・良心の欠如・罪悪感の薄さがあげられます。

映画や小説などでは、異常犯罪者として取り上げられることが多いですが、実際に犯罪を犯すものは稀です。病名は反社会性パーソナリティ障害に分類されますが、確立された治療法はまだありません。

発達障害とサイコパスの違いは?

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発達障害は、空気が読めないなどの人とのコミュニケーション能力が乏しかったりしますが、サイコパスは日常生活に支障はなくIQも高いことがありコミュニケーション能力に問題はありません。発達障害とサイコパスの一番の違いはこの点です。

酒鬼薔薇聖斗は発達障害?サイコパス?

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酒鬼薔薇聖斗は、発達障害の診断ミスであるという見解もあります。動物を殺傷していたことからサイコパスの要因も少しありますが、忘れ物が多いなどの注意欠陥がみられたり、授業に集中できないなどの多動症の症状もあったことから発達障害や愛情不足からこの事件はおきたと考えられます。他の凶悪事件に興味がある方はこちらをご覧ください。

愛する者の死が事件の前兆となった

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母親・父親ともに、両親から愛情を受けなかった酒鬼薔薇聖斗は両親の代わりに愛情を注いでくれた祖母を信頼して甘えていました。しかし、小学校5年の時に祖母が他界してしまい、祖母に飼ってもらった犬も中学に入るころに亡くなっています。

自分の大好きなものが次々と失われてしまったとき、酒鬼薔薇聖斗の行動や精神に影を落としてしまったことが酒鬼薔薇聖斗という人格を誕生させてしまったことは多少なりとも関係していることが伺えます。

死への関心

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祖母と愛犬の他界前から、多少の問題行動はありましたが祖母と愛犬の他界後からナメクジやカエルを殺し解剖するようになり猫を10匹以上殺し頭部を切断するようになりました。祖母と愛犬の死をきっかけに死について強い関心を持つようになりました。

祖母と愛犬の死により、自分の安らげる場所・居場所ががなくなってしまった酒鬼薔薇聖斗は「死」への関心から自分よりも弱い立場の生き物である動物・少女・男児へと凶行をおこなってしまいます。

酒鬼薔薇聖斗の母親が違えば事件は起こらなかった!?

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母親が違えば事件は起こらなかったというのは少々大げさかもしれませんが、幼少期からの母親の行動・言動などの数々の事柄から母親が酒鬼薔薇聖斗の人格形成に大きな影を落としているのは事実とも言えます。

もし、母親が違えば・もし母親が愛情を2人の弟と同じように酒鬼薔薇聖斗に愛情を注いでいれば・悪いことを見過ごすことなくきちんと咎めていれば・もし母親が世間体や自分の評価だけを気にせず酒鬼薔薇聖斗の行動に目を向けていればこのような残虐な事件は起らなかったと推測できます。

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