人間をも襲うヒョウアザラシ!その怖い生態・特徴など動画とともに紹介

また暴れる対象をそのまま食べることをせず、どこかに隠して後から食べるということもするようです。

岩に擬態して襲うことも

すぐにでも噛みついて食べてしまいたいのをぐっとこらえ、狩りの成功率を上げるために待ち伏せて獲物を襲うなど、頭がキレると言うこともできますが、これはただただ待ち伏せをするのではなく、もっと頭を使った狩りもするようです。

それが、近くにある岩に擬態して獲物を狙うというものです。それに気づくことなく近くを泳いでいたペンギンを狙って素早く噛みつき、海に引きずり込むという戦法も使うようです。

ヒョウアザラシは人間を襲うことも!死亡事故もあった

狩りの際は見つからないようにじっと身を潜めておき、いざターゲットを補足すれば時速40キロで噛みついてくる凶暴な動物であるということがお分かりいただけたかと思われます。

そんな凶暴さが人間にも向けられたことがあり、実際に死亡する事故も発生しているのです。

人間を襲った怖い事例①

今までにこの動物の被害に遭った方は2人確認されており、まず1人目の方が、スコットランド出身の探検家です。1985年、南極の氷の上を歩いていたところ、突然氷の下から足に噛みつかれました。怪我こそしましたが近くにいた仲間たちに助けられ、命に別条はありませんでした。

人間を襲った怖い事例②

そして2人目がイギリスの海洋生態を研究している方です。2003年、生息地域で調査のために潜水していたところ、突然この動物に襲われて他の動物と同様に海へと引き込まれてしまいました。その後船に引き上げられましたが、死亡が確認され初めての犠牲者となったのです。

怪我はしないがボートを壊す

前述しましたように近くを歩いていた人間を襲ったり、泳いでいたらそのまま獲物と勘違いしたのか襲ってきたりもするようですが、被害は底だけにとどまりません。なんと、人間の乗っているボートへと攻撃を加えたり、進行の邪魔をしたりといったこともするようです。

実際にボートが壊れたりもしますが、あちらにとってはただじゃれて遊んでいるだけだとか。実際にぶつけられたボートは穴が開いてしまうなどの被害をこうむってしまっており、安い被害とはとてもではないが言えません。ですので海の中でなくとも危険であることに変わりはないということなのです。

ヒョウアザラシに天敵はいる?

多様なターゲットが存在しており、理由は定かにはなっていませんが人間にすら牙をむいて死に至らしめるような事件も発生させているために非常に危険な動物です。生息している地域では最も強いとされていますが、そんな動物に天敵と呼べる存在はいるのでしょうか。

NEXT シャチ・サメに食べられることも