ということは、セロトニンが分泌されればその反対、ポジティブで明るい気持ちになれるのです。月光浴で心身ともにリラックスした結果前向きな気持ちも持てる、この効果の連鎖は、日々の疲れやストレスを癒すのにうってつけと言えます。
月経の緩和
月というのは女性の身体に大きく関係しています。満月の日にはお産が増えると言われ、また、月の満ち欠けと女性の月経周期はほぼ同じ日数です。そんな中、月光浴は月経に伴うつらい症状の緩和にも効果があります。これは上述したセロトニンが、PMS(月経前症候群)や月経痛を和らげる役目もするからなのです。
月の光を浴びながらゆったりと過ごし、そのパワーを受け止めて早めにベッドに入ることで、心身に優しい夜を過ごせます。また、前回の月光浴からひと月、自分がどう過ごしてきたかを振り返るのもおすすめです。そうすることで無理のしすぎや隠れたストレスに気づき、結果的に毎月の月経症状を緩和することも可能です。
浄化の言葉も併用して効果をUP!
月光浴の様々な効果、お分かりいただけたでしょうか。スタンダードに行っても充分に効果のある月光浴ですが、「浄化の言葉」を併用することでより効果を上げることが出来ます。聞き慣れない言葉ですが、実践はとても簡単ですよ。
浄化の言葉を使うとどんな効果が?
普段何気なく発している「言葉」には不思議な力があります。インドの宗教家・ガンジーも「言葉が変われば、行動が変わる」という名言を残している通り、言葉は人を作ります。日々の余計な物を排出する意味の言葉を唱えることで、ただ月の光を浴びているよりも、浄化の効果はグッと高まります。
唱える時は丁寧に
浄化を目的として言葉を唱える時は、まず自分の言葉の力を信じ、そして言い聞かせるように、一言一言心を込めて言うことが大切です。月の光を浴びながら丁寧に発音し、最低でも三回は唱えましょう。鏡の自分に向かって言ってみたり、自分を抱きしめながら言うとより効果的です。
浄化の言葉の例をご紹介
ここでは浄化の言葉の例を、様々なシーンに分けてご紹介します。もちろん、自分なりにアレンジして大丈夫です。一番しっくりと来る表現で、心身から不要な物が流れ出ていくイメージで唱えましょう。
心身共にすっきりしたい時
「私は、すっきりクリアに生まれ変わる」「私はとてもリラックスしている。怒りや妬み、暗い感情がどんどん消えていく」「疲れやストレスが、どんどん流れていく」「余分な物が剥がれ落ちて、心も身体も軽くなってくる」
最近ついてないなと思う時
「今起こっている全てのことは、幸運に繋がっている」「私は、ついてない毎日を手放すことが出来る」「私は毎日幸せだ」「今日は素晴らしい一日だった。明日も絶対に素晴らしい一日になる」「今の全てに感謝します」
自信を持ちたい時
「私は、自分のことが大好きだ」「私は、毎日とても頑張っている」「私は、短所を含めて自分を全て受け入れて、愛することが出来る」「大丈夫。何もかも上手くいく」「(鏡に向かい)あなたは一生懸命やっているよ。私は全て見ているよ」
このように、基本的に「私」と主語として、言い切る形で強い心を持ち唱えましょう。自分に言い聞かすイメージです。心を込めて発した言葉は潜在意識に働きかけ、現実になっていくと科学的にも証明されています。
月光浴はパワーストーンにも効果的!
近年、気軽に購入出来るお店も増え、身近になってきたパワーストーン。パワーストーンは、私達に元気や癒しを与えてくれます。しかしそんなパワーストーンも、使い続けているとくたびれ、曇りがかってくることも。
その際様々な浄化方法がありますが、月光浴でも浄化することが出来ます。月での浄化は、他の方法に比べとても手軽でチャレンジしやすいもの。お手元のパワーストーンを、月の光で綺麗にしてあげましょう。
パワーストーンに効果のある理由
月の浄化パワーは、人間の心身のみでなく物質にも効果を発揮します。余談ですが、お財布を月光浴させる方もいらっしゃるんですよ。パワーストーンは自然の鉱物から出来たもの。同じく自然のものである月とも非常に相性がいいのです。
月光浴と相性バッチリのパワーストーン
ここでは、月光浴と相性のいいパワーストーンをご紹介します。お手元に同じ石のある方は、ぜひ月による浄化をお試しください。石に興味がないという方も、様々な個性を持つパワーストーンの世界を少し覗いてみてくださいね。
ムーンストーン
その名の通り、月の光に似た輝きを持つ石です。月と同じく、女性性を癒すのに効果があります。月経痛や更年期障害などの緩和、出産のお守りにも最適です。ネガティブな感情に満たされている時に感情をコントロールしてくれる効果があるところは、月と全く同じです。
ローズクォーツ
美しい薔薇色の石で、紅水晶とも呼ばれます。その外見に違わず美容と恋愛に絶大な効果を発揮し、女性に人気のある石です。身につけた人が自身を肯定し慈しむことが出来るよう導きます。また、負の感情を温かく包み込み、トラウマから解放してくれる効果もあります。
ギベオン
こちらは少し変わり種。鉄隕石と言い、宇宙から落ちてきた銀色に光る石です。月が輝く宇宙から来た訳ですから、月との相性は最高です。見た目の強さと同じく、持ち主に強い意志をもたらし、ビジネスなどにも効果を発揮する石と言われています。
ブルートパーズ
美しく透き通ったブルーの石で、持ち主に沢山のチャンスを運んでくれると言われています。また「真実の石」とも呼ばれ、隠されている真実に光を当て、それを見つけ出す効果があります。月と同様に光というキーワードがあるため、月光浴と非常に相性がいいのです。
このように石にはいろいろな意味や効果があり、それは前述した「スピリチュアル」とも言える非常に興味深いものです。石に興味を持たれた方は、まさにスピリチュアルな「曰くつきの宝石」の話などいかがですか?
浄化に効果的な時間
それでは石を浄化するのに効果的な時間はいつなのでしょう。答えは、新月から満月の間。石をクリアにしたい時にはまっさらな新月、石にパワーをもらいたい時は力のある満月の日がよいでしょう。時間帯は、人と同じく午前0時まで。浄化させる時間は人とは違い2時間以上、じっくりと当てるようにしましょう。
もっとやりたい!満月の日の浄化儀式
より満月のパワーを強く受け取るために、簡単に出来る浄化儀式もご紹介します。儀式というと大げさに聞こえますが、呼吸を整えイメージをするだけの、ヨガに近いものです。数分で出来るので、気軽に行ってみてください。パイプに詰まったかのような負のエネルギーが、スッキリと流れていくのを感じられます。
まずは環境を整える
満月の光がよく届くよう、部屋を暗く、静かにします。照明、TV、ラジオ等は全てオフにしましょう。周辺を簡単に片づけておくとベターです。余計な情報が入らず、儀式に集中することが出来ます。
姿勢と呼吸も大切
次に、椅子にゆったり座るか、床にあぐらをかいて座りましょう。力を入れる必要はなく、リラックス出来ればOK。そして、口から息を細く長く、ゆっくりと全て吐き切ります。吐き切ったら自然に息が吸えるので、鼻から大きく吸い、おへその少し下の辺りまで空気が入ってくるイメージを持ちましょう。この呼吸を繰り返します。
いよいよ浄化儀式の実践!
深い呼吸を繰り返せるようになったら、手のひらに意識を向けてみてください。慣れるまではごく微細な感覚ですが、手のひらがポカポカしたり、指先がチリチリしたりしてきます。それが、身体に取り込んだ満月の浄化パワーです。
その手を、身体の気になる部分に優しく当てます。頭や肩など凝っていて痛い部分、月経症状に悩まされている方は下腹部、風邪気味な方は喉や胸などです。また、言いたいことが言えない人は口と喉、一歩が踏み出せない人は足など、自身のイメージで大丈夫です。手のひらから満月のパワーが出て、手を当てた部分の気の滞りが浄化されていきます。
月光浴で浄化させましょう!
月に関する神話から月に潜んでいる力とその仕組みまで、様々なことをご紹介してきました。月光浴には沢山の効果があり、その中でも特に「浄化」に特化していることがお分かりいただけたかと思います。
ストレス社会と言われる現代。多くの情報や感情に疲れたら、古くから変わらぬ姿でそこにある月の力を借りてみてください。きっと気持ちをリセットし、明日からまた頑張ることが出来るはずです。
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