ブリとヒラマサに違いを知ろう!旬や見た目・味の見分け方をご紹介

薄赤身で脂がのっており、刺身が一番美味しいとされています。他には、塩焼き、煮付けなどですが、大きいものが脂がのっているため焼き物が大変美味です。

ブリとヒラマサの違いを知ろう:違い②見た目

よく魚の見た目が似過ぎているため見分けがつかないとされています。見た目の違いやそれぞれの特徴についてご紹介します。

ブリの見た目

細長い紡錘型、背中は青緑色です。冬に釣られている大きいものでも多くは1m前後とされています。アゴの上後端が角ばっているのが他の魚と異なる一番目立つ特徴です。

ヒラマサの見た目

成魚は1mほど、最大で全長2m50cm以上の記録があります。体は前後に細長く、背が青緑色で腹が銀白色をしており、こちら黄色に伸びた縦帯があります。

他には顎の端が丸く面長であることが目立つ特徴とされています。

ブリとヒラマサの見た目の違い

部位 ブリ ヒラマサ
目から鰓蓋までの長さ 長い(顔が大きい) 短い(小顔)
上顎 端が角ばっている 端が丸い
黄色い線と胸びれの間 隙間がある 隙間がない
胸びれと腹びれ 長さが同じ 腹びれの方が長い
尾びれ カーブが丸い 角ばっている
前から見た時 丸顔 面長

双方の違いは、アゴの上顎の端の違いが目に付きます。後は、ヒレの長さや位置で見分けられることが多いです。

他にもブリの方が黄色の帯がはっきりしている、などもありますが、やはり見比べてみないとなかなか違いがわからないほど似ています。

ブリとヒラマサの違いを知ろう:違い③栄養

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どちらもよく似ている魚ですがそれぞれ栄養価が高く、違った効能があります。どのような栄養があるのかご紹介します。

ブリは疲労回復におすすめ

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EPAやDHAが豊富とされ、ビタミンEも豊富で、学習、記憶能力の向上、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病の予防が挙げられます。

ビタミンB1 B2も含まれているため疲労感なども和らげる効果もあります。また、ナイアシンも豊富に含んでいるので、お酒のつまみにして、二日酔いの予防も期待できます。

ヒラマサは血圧を下げる

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タンパク質が多く、カロリーも半分程度でダイエット中にオススメな魚です。栄養価も高く、EPA、DHAも豊富に含まれています。

血圧を下げる効果や、免疫機能、体力の向上、血液をサラサラにする不飽和脂肪酸も多く含まれています。

ブリは出世魚である点もヒラマサとの違い

ブリは出生魚であることも有名です。そもそも、どんな魚を出生魚と呼んでいるのか、ブリ以外の魚についてもご紹介します。

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