ブリとヒラマサに違いを知ろう!旬や見た目・味の見分け方をご紹介

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どちらもよく似ている魚ですがそれぞれ栄養価が高く、違った効能があります。どのような栄養があるのかご紹介します。

ブリは疲労回復におすすめ

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EPAやDHAが豊富とされ、ビタミンEも豊富で、学習、記憶能力の向上、動脈硬化、心筋梗塞、糖尿病の予防が挙げられます。

ビタミンB1 B2も含まれているため疲労感なども和らげる効果もあります。また、ナイアシンも豊富に含んでいるので、お酒のつまみにして、二日酔いの予防も期待できます。

ヒラマサは血圧を下げる

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タンパク質が多く、カロリーも半分程度でダイエット中にオススメな魚です。栄養価も高く、EPA、DHAも豊富に含まれています。

血圧を下げる効果や、免疫機能、体力の向上、血液をサラサラにする不飽和脂肪酸も多く含まれています。

ブリは出世魚である点もヒラマサとの違い

ブリは出生魚であることも有名です。そもそも、どんな魚を出生魚と呼んでいるのか、ブリ以外の魚についてもご紹介します。

出世魚とは大きさで名前が変わる魚のこと

稚魚から成魚になるまで、異なる名称を持つ魚のことを指します。由来としては、江戸時代に遡り、武士や学者などに出世した際に改名する慣わしになぞらえたものとされています。

ブリ以外の出世魚の一例

スズキやボラが有名です。スズキは、セイゴ → フッコ → スズキ → オオタロウ、ボラはオボコ {スバシリ}→ イナ → ボラ → トドと呼び名が異なります。

ブリの名前の変遷

地域により呼び方や大きさの基準も異なりますが、代表的な呼び方として、ワカシ(〜15 cm)→イナダ(〜40cm)→ワラサ(〜60cm)→それ以上がブリです。

ブリとヒラマサに似ているカンパチ!

二つの魚と同じように、似ているとされるカンパチですがどの部分が似ていて異なるのか、ついでにご紹介します。

違いはうっすら黄色い体!

外見が寸胴型の青物でほとんど似ていますが、カンパチは体色がうっすらと赤みがかっています。

上から見ると、頭部に八の字のラインが入っていて、上顎の先端から尾びれの中央を結ぶ線より上に目があるのがポイントです。

ブリとヒラマサのおすすめレシピをご紹介!

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違いがわかったところで、それぞれどのようなレシピで美味しく食べることができるのでしょうか。これからそれぞれの定番のものからオススメのレシピをご紹介します!

ブリとヒラマサのおすすめレシピ①ブリ

身は赤色を帯びています。濃厚で味はスッキリした味わいをしています。冬のブリは脂がのっていて本当に美味しいです。オススメのレシピをご紹介します。

照り焼き

定番の照り焼きです。甘辛い味付けで、ご飯のおかずにもぴったり。日本酒のつまみとしてもバッチリです。簡単に調理できるのでオススメです。

材料とワンポイントアドバイス

※2人分

  • ブリ2切れ
  • 小さじ1/2
  • 長ねぎ8cm
  • 調味料
  • 大さじ2
  • みりん大さじ2
  • しょうゆ大さじ2
  • 砂糖大さじ1
  • サラダ油大さじ1
  • 大葉適量

臭みが気になる場合はスライスした生姜を一緒に入れて煮ると良いです。

美味しい作り方

  1. ブリに塩を振り、冷蔵庫で5分置き水気を拭き取ります。
  2. ねぎは2cmに切ります。
  3. フライパンにサラダ油を入れ、中火で熱した1と2を焼きます。
  4. 火が通ったら、調味料類を入れて、汁気を飛ばし照りが出たら火からおろします。
  5. 皿に大葉を敷き4を盛り付けたら完成です。

フライパンで塩焼き

揚げずに皮までカリカリの塩焼きは食感も味も最高です。フライパンで簡単の調理できるので一度試してみてはいかがでしょうか。

材料とワンポイントアドバイス

※2人分

  • ぶり(脂の乗った腹身がおススメ)2切れ
  • しょうゆ大さじ2
  • みりん大さじ1
  • 塩 適量
  • 胡椒 適量
  • 小麦粉 適量
  • 油 大さじ1強

塩の代わりにクレイジーソルトを使用すると、ハーブの香りがよりおいしさを醸し出します。

美味しい作り方

  1. ポリ袋に、ブリ、醤油、みりんを入れて軽くなじませ、冷蔵庫に10分置く。
  2. 1に、塩、コショウを、全体にまんべんなく振る
  3. 更に小麦粉を全体にまぶす。
  4. フライパンに油を入れて火をつけ、皮目を下に3を入れてフタをし、弱火で焼いていく。
  5. 焼き色がついたらひっくり返し、中火で両面カリッと焼く。

フライパンで簡単ぶり大根

フライパンで焼くので、簡単な下ごしらえだけで洗い物も少なく調理できます。生姜もきいて、美味しい家庭料理を作ってみましょう!

材料とワンポイントアドバイス

※2人分

  • ぶり2切れ
  • 大根4cm
  • 水 200cc
  • しょうゆ大さじ2
  • みりん大さじ1
  • 砂糖大さじ1
  • 酒大さじ1
  • 生姜(チューブ)小さじ1
  • ごま油大さじ1

大根をレンジで加熱することで中までしみしみの大根を短時間で作ることができます。

美味しい作り方

  1. ぶりの両面に塩を少し振って置いておく
  2. 大根は厚めに皮をむいて、8mmの半月切りにして、500Wで5分チンする。
  3. ぶりの水気をしっかりと取って、半分に切る。
  4. フライパンにごま油を熱し、大根、ぶりを中火で焼く。
  5. ぶりと大根の両面を焼いたら、水を入れ、沸騰させる。
  6. 沸騰したら、砂糖、みりん、酒、しょうゆ、生姜を加えてもう一煮立ちさせる
  7. アルミホイルなどで蓋をして、弱火で5~10分煮込む。
  8. その後、火を止め、食べるときにもう一度温めて出来上がり!

(各レシピ引用:クックパッド)

ブリとヒラマサのおすすめレシピ②ヒラマサ

味はブリと似ていますが歯ごたえの違いがあり、脂ののった滑らかさと濃くがあります。生の刺身がオススメですが、美味しく調理してご飯のおかずやおつまみにして食べましょう。

煮付け

メジャーな魚の煮付けですが、脂がのっているので煮付けにしても食べごたえ十分で、とろとろ美味しく食べることができます。

材料とワンポイントアドバイス

※3人分

  • ヒラマサの切り身3切
  • 水150ml
  • 醤油大さじ2.5
  • みりん大さじ2
  • 酒大さじ2
  • 砂糖大さじ1
  • 生姜チューブ3cm

先に調味料を煮詰めてから切り身を入れることで身がバラバラになるのを防ぎます。

美味しい作り方

  1. 鍋に醤油、みりん、酒、砂糖、生姜を入れて煮立てる
  2. ヒラマサを加えて落し蓋をしてから5分程煮る
  3. ひっくり返してもう5分程煮て完成!

カルパッチョ

刺身が美味しいと言われていますが、それを生かしたカルパッチョもオススメです。さっぱりした味わいなので、ワインなどと一緒に食べるとぴったり合います。

材料とワンポイントアドバイス

※2人分

  • ヒラマサ100g
  • トマト小4分の1個
  • 青じその葉2枚
  • オリーブ油大さじ2
  • レモン汁大さじ1
  • 塩少々
  • コショウ少々

調味料も、魚もよく冷やして調理することがポイントです!

美味しい作り方

  1. ヒラマサは食べやすい大きさに薄切りにします。
  2. トマトはちいさめの角切り、青じその葉をみじん切りにします
  3. レモン汁、オリーブ油、塩、コショウを入れて混ぜます
  4. お皿にヒラマサを並べ青じその葉、トマトを乗せて、3のドレッシングをかけたら出来上がりです。

漬け丼

こちらも、刺身に少し手を加えただけで美味しい漬け丼が出来上がります。簡単に短時間絵出来上がりますので、もう一品作りたいときにささっと作りましょう。

材料とワンポイントアドバイス

※1人分

  • ヒラマサ 刺身用5切
  • 刻みのり ひとつかみ(1gぐらい)
  • 青ネギ1本
  • 大葉1枚
  • 白飯1膳分
  • わさび少々
  • しょう油15g
  • みりん20g
  • 酒20g

ヒラマサによく味が染み込み、濃くなりすぎない15分がちょうどいい時間ですので、漬け時間に注意しましょう。

美味しい作り方

  1. 小鍋にみりん、酒を入れて火にかけ、煮立ったら、しょうゆを加えて再び沸騰したら火を止めて、冷ます
  2. 1をポリ袋に入れて、ヒラマサを加えて、空気を抜いて、口を縛って、冷蔵庫で15分ぐらい漬ける
  3. 青ネギは小口切り、大葉は千切りににする
  4. わさびをおろす
  5. 丼に白飯を入れて、上に刻みのり、2のヒラマサを取り出して乗せる
  6. 上に、大葉、青ネギを散らして、中央にわさびを乗せる

(各レシピ引用:クックパッド)

ブリとヒラマサのさばき方を見てみよう

pasja1000 / Pixabay

それぞれの魚のさばき方を動画で見てみましょう。これほどの大きい魚をさばけるようになると、自慢できること間違いなしです。

ブリの捌き方

下処理の方法から、包丁の入れ方まで、一連の流れを解説付きで確認することができます。丁寧且つゆっくりと見やすく捌いているのでわかりやすい動画です。

ヒラマサの捌き方

釣ってきたものをお刺身にする動画です。魚用ハサミを使いながら上手に捌いています。包丁ではなくハサミを使用するのも解体しやすいのでオススメです。

ブリとヒラマサを見分けられるとお魚通!

魚通でないと見分ける事が難しい魚ですが、ポイントさえつかめばパッと見でも区別することができます。食べ比べをしてみて味の違いも把握することで、より美味しく、いろいろな調理方法で食べてみましょう。

ブリ釣りに関しての記事はこちら

ヒラマサ釣りに関しての記事はこちら