生きエサとしてよく使われるものに「アオイソメ」があります。穴釣りに限らず、海釣り全般においてよく使われる虫エサです。虫エサ以外にも、「シラサエビ」という小エビも使えます。あるいは、現地で「イワガニ」という小さなカニを捕まえて、生きエサとして使うこともできます。
サバなどの切り身を使うときは皮を残しておこう
生きエサ以外にも、サバなどの切り身を使うこともできます。ただし、生きエサに比べるとアピールが弱くなってしまいます。そこで、必ず皮を残した状態で使いましょう。銀色の皮に光が反射することで、根魚に対してアピールすることができます。
ワームはニオイつきを選ぼう
生きた虫エサを使うことに抵抗を感じる人は、ワーム(疑似エサ)を使ってみましょう。ただし、普通のワームでは根魚にうまくアピールすることができません。そこでおすすめしたいのが、ニオイつきのワームです。代表的な商品としては、バークレーというメーカーから発売されている「ガルプ!ベビーサーディン」が挙げられます。
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穴釣りの釣り方④ エサ(ワーム)の動かし方
エサ(ワーム)を動かして根魚を誘う
根魚をうまく誘えるかどうかは、水中でのエサ(ワーム)の動かし方にかかっています。仕掛けを水中に投入したら、釣り竿を小刻みに上下に動かしながら着底させていきます。仕掛けが着底したら、数秒間動かし続けます。そこでアタリがなければ、別のポイントに移動します。
生きエサは動かしすぎに注意
生きエサを使う場合は、動かしすぎないように注意が必要です。なぜならエサ自体が生きているので、そのままでも自然な動きを見せてくれるからです。必要以上に動かしすぎると、逆に根魚から警戒されてしまいます。
ワームは積極的に動かそう
一方でワーム(疑似エサ)を使う場合は、積極的に動かしていく必要があります。自然な動きを見せる生きエサに比べると、どうしても根魚の食いつきが悪くなってしまうからです。もっとも、さきほど紹介したニオイつきのワームを使えば、それほど動かさなくてもよい場合があります。
穴釣りは根掛かりとの戦い
穴釣りは、仕掛けを水底まで沈ませて動かす釣り方です。そのため、根掛かり(仕掛けが障害物に引っ掛かること)のリスクと常に隣り合わせです。かといって、根掛かりを恐れてあまり動かさないでいると、いっこうに根魚が寄ってきません。したがって、一定の根掛かりが起こることを見越して、糸や仕掛けは余分に用意しておくとよいでしょう。