ライン選びに関しては、摩擦耐性が大事になってきます。穴釣りは根掛かりを恐れずに仕掛けを動かしていく釣り方であるため、ラインについても障害物との摩擦に耐えられる必要があるのです。そのため、摩擦に弱いPEラインは穴釣りに向きません。
一方で、穴釣りをする上で一定の根掛かりが起きるのは避けられないので、糸切れやロストを想定して釣り具を用意する必要があります。そのため、安価であることも穴釣り用のタックルに求められる条件だといえます。そこで、多少の劣化しやすさはあるとしても、安価さと摩擦への強さを兼ね備えたナイロン製のラインがおすすめです。
予算が許せばフロロカーボンラインが理想的
もちろん予算が許すなら、ナイロン製よりも耐久性のあるフロロカーボン製ラインを使いましょう。耐久性があるだけでなく、ナイロン製より硬いためアタリもわかりやすくなります。底の様子を感触で探りやすく、根魚がいそうな穴をより細かく探ることができるようになります。
リールには「軽さ」「頑丈さ」が必要
リールを選ぶ際には、「軽さ」と「頑丈さ」を重視しましょう。リールに「軽さ」が必要な理由は、穴釣りでは頻繁に場所を変えなければならないからです。リールに「頑丈さ」が必要なのは、穴にもぐりこんだ根魚を力づくで引き上げなければならないからです。リールに強い力がかかることを想定する必要があるのです。