自分で船やボートを持っていない場合は釣り船を予約する必要があります。そこで船を借りる時に注意していただきたいのが船にも「乗合船」と「仕立船」の2種類があるということです。それぞれの特徴を確認してみましょう。
乗合船
名前の通り、乗り合いですので多数の方と一緒に船に乗り、釣りを楽しむための船です。貸し切りではなく、決まった人数が揃っていないと出港が中止になる可能性もあります。人数が多い為、大型の船が一般的ですが、中には小型の船で乗り合いを行っているものもあります。
出港時間などが細かく事前に決められているため、借りる側が時間調整や場所の指定などを行うことができないため融通が効かない点があります。しかし餌や氷など釣りを行うための設備が充実しているところが多いです。
仕立船
乗合船と違って貸し切りの船であり、1人でも出港してもらえるところもあります。船を貸し出してくれる船長さんとの交渉によって時間や場所などが決められる為、融通が効くメリットがあります。
1回の出港にかかる経費はどれだけ人数が乗っていても同じなので、お友達を呼んで複数人で出港した方が一人あたりの予算は少なくて済みます。
ティップランエギングのやり方
それではここから、簡単にイカ釣りが楽しめる「ティップランエギング」を行うにあたって大まかな流れを確認していきましょう。「ティップランエギング」は大きく分けて3つのポイントから成り立っています。
1.エギを沈める
エギが着水し、その沈みに逆らうことなくライン(釣り糸)を送り出すことによってエギが垂直に落ちることをフリーフォールと言います。まずフリーフォールでエギを着底させます。この時、船は風、もしくは潮の流れによって流れています。(どてら流し)
2.誘い動作を入れる
うまくエギを着底させることが出来ればラインのテンションを張ります。そして「シャクリ」と呼ばれるイカを誘う動作を行います。エギをしゃくることによってイカにそのエギの存在を気づかせ、捕食を促します。小さなシャクリを約10秒間で5~10回ほど行います。
3.ロッドの先端に注目
シャクリを行った後はラインのテンションを張ってイカがエギを捕食するのを待ちます。ロッドの先端(ティップ)を腰より低く保ち、ティップとラインの角度を90度にします。その間にアタリが無ければまた誘い動作に戻ります。アタリが来るまでこの動作を繰り返しましょう。
このようにして船からイカを釣る方法をティップランエギングといいます。次にこれらの流れを快適に行うことが出来るおすすめのタックル(釣具)をご紹介します。