東京湾のモンスターアナゴ!クロアナゴを釣っておいしく食べよう!

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捌く際は、クロアナゴの大きさを考慮しつつ、目打ちを使い、一般的なマアナゴのように開いても良いですし、ぶつ切りにして三枚おろしにしても良いでしょう。アナゴ捌きに必要な目打ちを持っていない場合は、アイスピックや釘を代用しても構いません。クロアナゴを開く場合、腹開きでも背開きでも構いませんが、背開きをオススメします。と言うのも、クロアナゴの内臓はビックリするほどの臭みと大きさがあるので、背開きよりも腹開きにして腹腔をよく洗ってから捌いた方が賢明なのです。また、先述の通り水っぽい身をしているので、開いてから全体を水洗いをするのも避けましょう。

捌く際は骨の位置に気をつけて!

クロアナゴは腹骨がないかわりに、中骨の下が複雑な形をしている(Y字)ので、それを切り離さないように気をつけましょう。腹側から包丁を傾斜をつけて入れてあげるとスムーズに捌けます。最後に頭側から中骨を排除し、ヒレと頭を切り落としたらクロアナゴ捌きの完成です!

注意!必ず内蔵は綺麗に取り除いて!

魚の肝は美味しいです。しかし、東京湾でゲットしたクロアナゴや他の魚を調理する際は必ず内蔵をキレイに取り除いてください。いくら東京湾がきれいになってきたと言えども、肉眼で分らないダイオキシン、PCB、重金属などにより大変汚染された海です。そのため、クロアナゴに限りませんが内蔵は必ず取り除き、食べないようにしてください。汚染されて蓄積したダイオキシンなどが内蔵にくっついている脂に蓄積し、人体に有害な水銀はだいたい肝臓に積ります。しっかり内蔵を取り除けば安全に食せますので、再度喚起しますが内臓は絶対に取り除いてください!

クロアナゴのオススメの調理法とは?

クロアナゴの身は万能の食材!どんな食べ方をしても美味しい!

クロアナゴはとにかくにも巨大な魚なので食べられる箇所が多く、たった1匹で様々な料理を作ることが可能です。アナゴと言えば蒲焼きや天ぷらなどが有名ですが、刺身も脂が乗っていて美味しいですよ。1メートルをゆうゆうと超えるクロアナゴは皆さんが知っているアナゴに比べて癖があるのでは?と思われるかもしれませんが、実は皆さんが知っているであろうアナゴの味に劣らないのです。是非、クロアナゴ料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?

調理法①蒲焼きにして食す!

アナゴの蒲焼き、美味しいですよね。クロアナゴの蒲焼もまた絶品です!骨切りした切り身に串打ちをした後、甘めに仕上げたタレで焼き上げます。この際、焼き物にする際は一度干すか、脱水シートで水分を飛ばすとより美味しく調理できます。この工程を経ることで、クロアナゴ独特の癖のある皮も個性に変わります!

調理法②刺し身にして食す!

新鮮なクロアナゴを調理するなら刺身がおすすめです!特に内臓の周辺は小骨が無く、適度に脂も乗り、美味しい刺身として食べることができます。しかし、少しでも鮮度が落ちて内臓の臭みが移ってしまうととても食べられなくなってしまいます。また、内臓に近い箇所なので内蔵をキレイに取り除いておくことも忘れずに!

調理法③揚げ物にして食す!

上質で淡白な白身のクロアナゴは竜田揚げや唐揚げにしても美味しくいただけます!骨をキレイに取り除いて、酒、醤油、卵黄、しょうが、にんにく、塩、胡椒、胡麻油など、お好みの味付けをして脂で揚げるだけです!味に癖のない白身なので、各調味料などを控えめにして素材本来のままでも美味しいでしょう。クロアナゴの白身は万能の食材です。唐揚げ、竜田揚げ、天ぷらなど様々な揚げ物にチャレンジしてみてはいかがでしょうか!

調理法④湯引きにして食す!

クロアナゴは湯引きにしても美味しくいただけます!捌いたクロアナゴの皮を引いた後、5ミリ程度に骨切りし、熱湯をじっくりかけて白くなったら氷水で締めて完成です。骨の違和感は一般的な煮アナゴとほぼ変わらなく、納得行く一品です。酢味噌でいただくと絶妙ですよ。

おわりに

いかがでしたか?クロアナゴは漁や鮮魚店ではなかなかお目にかからないレア食材!そんなレアモノが身近の東京湾で捕獲できるなんて嬉しいですよね!クロアナゴは様々な魚を食してきた漁師も美味いと絶賛する魚。ぜひ、釣って調理してクロアナゴを味わってみてはいかがですか。