テレビやYouTubeなど様々なメディアで取り上げられ、興味本位で訪れる人も多くなっていますが武尊神社はきちんと管理されている建物であり、鉄柵でバリケードが設置され、立入禁止の札も設けられています。無断で建物内に侵入する事は法律により固く禁じられているので、訪れる際はマナーを守りましょう。
群馬県みどり市の武尊神社にまつわる歴史
今や心霊スポットとして有名になった武尊神社ですが、廃神社になる以前は地元の人々の信仰を集める由緒正しい神社でした。先に述べたダムの建設により移転を余儀なくされた際は多くの反対意見が寄せられたと言います。
武尊神社は三つの集落の氏神様だった
昭和22年に関東を襲った大型台風により甚大な被害を受けた足利市では各地で堤防が決壊し死者・行方不明者合わせて300人以上に影響を与えました。そんな利根川流域の復興の為に建設されたのが草木ダムです。
住民の反対も虚しく、草木地区にあった「上草木」「白濱」「横川」の3つの集落はダムの底に沈み、同時期に武尊神社も現在の位置に移される結果となりなました。
群馬県には、武尊神社と名のつく神社が30社ほどある
群馬県の武尊山自体は4世紀ころに形成された山ですが、麓に点在する30以上の神社に武尊神社と名付けられたのは明治時代以降の事です。山名の由来は、日本書紀などで有名な日本武尊から着想を得たもので、山岳信仰の霊場として武尊山を訪れていた修行僧などが武尊神社の名を広めたと言われています。
群馬県の心霊スポット
群馬県にある心霊スポットの多くはダム、峠、トンネルなどが多数挙げられます。そんな数ある群馬県の心霊スポットの中でも格別に恐いと評判のスポットを厳選してご紹介します。
群馬県の心霊スポット①:薗原ダム
群馬県で最も有名な心霊スポットと言えば薗原ダムと言われるほど全国的にも有名な場所です。こちらのスポットの怖さはダムだけにとどまらずダム周辺一体に数々のいわくつきスポットが密集しているという点です。
ダム自体の噂としてはダム建設時に亡くなった作業員を悼む慰霊碑を写真に収めると女性の霊が写るというものです。更にダム湖に架かる橋には動物霊の目撃情報が相次ぎ、湖とダムを結ぶ大庭隧道は地元の人々も通行を避けるほどの不気味さで心霊現象が多々起きるとのことです。
- 住所:群馬県沼田市利根町園原
群馬県の心霊スポット②:高天原山
長野県と群馬県に跨る1985年に日本航空123便が墜落した凄惨な事件の現場です。500名以上の人々が犠牲になった事から心霊スポットと呼ぶには相応しくない場所ではありますが、慰霊碑の前まで行くと人の話し声が聞こえてくるとの噂が後を絶ちません。
また、所在は長野県となっていますが、墜落場所は高天原山御巣鷹の尾根であり、慰霊碑も群馬県側に位置します。
- 住所:長野県南佐久郡川上村梓山
群馬県の心霊スポット③:城下トンネル
こちらのトンネルでは車で走行中、ボンネットに女性の霊が落ちてきたという噂や、首から上がない霊が現れたなどの噂が多く寄せられています。そもそもこのトンネルの上には大昔処刑場があり、そこで命を落とした者たちの無念からか事故が多発するトンネルとしても有名でした。しかし慰霊碑を置いてからは事故が減少したとの事です。
- 住所:群馬県桐生市黒保根町宿廻 東国文化歴史街道
もしもの時の為に!自分で出来るお祓いの方法
心霊スポット巡りをしていて、もし危険な目にあったり、体に異常を感じたら最寄りの神社やお寺でお祓いをしてもらうのが一番確実ですが、直ぐにでも除霊したい場合の対処法を知っておきましょう!
心霊スポットで霊に遭遇したら
心霊スポットに自ら赴くような人であれば、霊に一度は会ってみたいものかもしれませんが、憑りつかれてしまっては元も子もありません。もし、心霊スポットで霊に遭遇してしまった場合は「自分には何も出来ません」と心の中で念じましょう。霊は話を聞いて欲しがっている場合もあるので同情のし過ぎは禁物です。
お守り効果絶大!塩を持ち歩く
塩は大昔から不浄の者を払う魔除けとして信仰されてきました。塩の使い方は多岐にわたり、ただ持ち歩くだけでもある程度の魔除けになります。更に強く清めたい場合は塩を舐める、お風呂に塩をいれて浸かる、八角形に盛った塩を置くなどして必要に応じて使い分けましょう。
その他のお祓いに方法についてはこちらの記事からどうぞ。
群馬県みどり市の武尊神社は歴史ある神社だった
武尊神社に限らず、日本各地にはダム底に沈んでしまったかつての村が多くあります。また、管理者や後継者が居らず打ち捨てられてしまった神社も日本各地にあり、廃墟化の一途をたどっています。かつては地元の人々に必要とされていた神社、心霊スポットとしてではなく歴史の一部として大切に語り継がれる事を願います。
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