自作ロケットストーブの超簡単な作り方まとめ

見た目からもワンコ(犬)のようにかわいらしいロケットストーブ、WANCO(ワンコ)のご紹介です。このワンコの良いところは持ち運びが楽な点が挙げられています。専用のアタッシュケースにすっぽり入ってどこにでも手軽に持ち運べます。その点では緊急を要する災害時にもピッタリの優れものです。

こばこ

テーブル暖炉 『こばこ』 ロケットストーブ | φ90煙突付き ミニ薪ストーブ | 小窓で炎を眺めながら直火クッキングが卓上で楽しめる!

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最後にご紹介するのは「こばこ」という見た目は限りなく小さい薪ストーブに近い形のロケットストーブです。窓から炎が見えて卓上での調理も可能だという、室内利用に向いているロケットストーブです。先程のワンコ同様専用の収納ケースも付属しており、移動や収納にもとても便利です。煙も少なく環境にも配慮している点も魅力的ですね。

ロケットストーブのメリット

いろいろなロケットストーブをご紹介してきましたが気になるものは見つかりましたか?低コストで自作も簡単。良いことづくしのようですがここからはメリットとデメリットもしっかりとご紹介していきますので、これを読めばロケットストーブがどんな場面で役に立つのか、またはケースバイケースで他のものが良いかなどさらに理解が深まるかと思います。

高温で調理可能

とにかく「ゴーッ」というあの勢いの炎ですので高温での調理にはとても役立ちます。揚げ物やBBQなど強い火力が必要なお料理も驚くほど短時間で済みます。

少ない燃料と二次燃焼で高温になりエコ

ロケットストーブは、燃焼室で起こした火の上昇気流が煙突部分に入ることで二次燃焼が起き煙も少なく、しかも少ない燃料で燃やすことができるという構造上の現象についてこれまでお話ししてきました。よって排気ガスなどで空気も汚さず資源も多く必要としないため、大量の炭を購入することなくその辺に落ちている枯葉や木の切れ端でOKなのでとてもエコでリーズナブルな点が最大のメリットだと言えます。

火の管理がしやすい

ロケットストーブは一気に燃えて完全燃焼します。炭のようにいつまでもくすぶっていることはないので、消し忘れの心配はほぼなくとても扱いが良いアイテムだと言えるでしょう。それも大きな魅力だと思います。

作成が簡単

廃材で手軽にDIYができる、という点も大きなメリットのひとつですね。作り方をお読み頂くとその簡単さとコスト要らずなのがよくわかるかと思います。その気になればキャンプのアクティビティの一環としての制作も可能なのでアウトドアのもうひとつのお楽しみとなりますね!

ロケットストーブのデメリット

これまで良い点ばかりをあげてきたロケットストーブですが、メリットの次はデメリットもしっかり理解した上で、これからどんな場面でロケットストーブを使えば良いか見極めてください。

高温のためとろ火や低音調理はできない

上の写真はケトルでお湯を沸かしています。高温加熱が可能なロケットストーブはあっという間に沸騰させることができますが、その火は燃料がなくなるまで燃え続けるので一般的な保温状態にしておくことができません。なので、沸騰したあとお湯をキープしたい時は魔法瓶などに移さなければならなりません。沸騰状態のまま放置しておくと事故のもとなので、沸かしたり煮込んだりする際は水分が蒸発しないよう注意が必要になります。

小型になるほど燃料の投入口が狭くなる

簡易的なストーブとして魅力的なロケットストーブではありますが、小さく扱いやすいものは当然燃料の投入口が小さく燃料が少ししか入りません。よって燃料は木の切れ端や木くずになり、大きな木しか見当たらなければそれを切断する手間が発生します。少ない燃料でよく燃えるロケットストーブですが、大人数でのキャンプでは大きなサイズが必要になるということを覚えておいてください。

ステンレス缶が高温に晒されるため劣化が早い

ロケットストーブの材料はもともと廃材であり、それ専用の材質でできたものではありません。よって高温で燃やし続けると当然劣化は早いです。薪ストーブや専用の焚火台などは鋳物やステンレスなど、高熱に強いものですのでそれなりの値段はします。簡単に作れる分劣化も早いことを念頭に置いておいてください。

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