日本では「カメノテ」と呼ばれていますが、スペインやポルトガルでは「ペルセベス」と呼ばれ、高級品として人気のある食材となっています。日本のモノと比べると、少し異なるようで、食べる身の部分がペルセベスの方が少し多く、色味なども少し違うようです。
さっとゆでて食べる高級食材
スペインでは高級食材となっているカメノテ改め「ペルセベス」は、海外でもさっと塩ゆでが一般的なようです。時期などによって違うようですが、マーケットではだいたい、1キロ1万円程度で売られていて、クリスマス時期になると1キロ3万円くらいするのだとか。
スペイン風にパエリアはいかが?
ペルセベスは、魚介のダシが美味しいので、パエリア風に調理しても良さそうですね。エビなど魚介の代わりに入れて、フライパンや炊飯器で簡単に作れますので、お好みの味付けで試してみてはいかがでしょうか?
ブイヤベースもおすすめ!
トマトやニンニクやオリーブオイルと魚介を一緒に煮込む、フランスを代表する料理、ブイヤベース。こちらも魚介の代わりに、ペルセベスをぐつぐつ煮込んで、ペルセベスの絶品のお出汁が相性よさそうなので、良ければお試しください。
大変だけどカメノテを剥いて料理!
殻ごと食卓に並ぶことの多いカメノテですが、剥いてあげると料理の幅が広がり、小さなお子様でも食べやすくなりますよ。カメノテの殻を、ひとつひとつ剥くのは少し面倒ですが、かなり食べやすくなるので、お時間ある時には試してみて下さい。
カメノテの炊き込みご飯
殻をむいたカメノテ、和風だしなどで簡単に味付けして、炊飯器でごはんを炊けば、カメノテのお出汁がお米にしみこんだ、炊き込みご飯が簡単に出来ます。具材や味付けなどはお好みで足して、オリジナル炊き込みごはんを、ぜひ作ってみてくださいね。
カメノテパスタ
温めたフライパンにオリーブオイルで、ニンニクを炒め、玉ねぎを入れて炒めて、水とお酒と、あらかじめ火を通したカメノテを入れます。
塩、バター、コンソメなどで味をととのえて、茹でたパスタを絡めれば、カメノテパスタの出来上がりです。スープパスタにしても、カメノテのお出汁が効いて、おいしそうですね。
カメノテのかき揚げ
殻を剥いたカメノテと、季節の野菜などと一緒に合わせた、かき揚げなんかにしても良さそうです。エビやカニの仲間なので、相性はもちろん良いのはずです。カメノテで作った贅沢なかき揚げを、ぜひ試されてみてはいかがでしょうか?