殻をむいたカメノテ、和風だしなどで簡単に味付けして、炊飯器でごはんを炊けば、カメノテのお出汁がお米にしみこんだ、炊き込みご飯が簡単に出来ます。具材や味付けなどはお好みで足して、オリジナル炊き込みごはんを、ぜひ作ってみてくださいね。
カメノテパスタ
温めたフライパンにオリーブオイルで、ニンニクを炒め、玉ねぎを入れて炒めて、水とお酒と、あらかじめ火を通したカメノテを入れます。
塩、バター、コンソメなどで味をととのえて、茹でたパスタを絡めれば、カメノテパスタの出来上がりです。スープパスタにしても、カメノテのお出汁が効いて、おいしそうですね。
カメノテのかき揚げ
殻を剥いたカメノテと、季節の野菜などと一緒に合わせた、かき揚げなんかにしても良さそうです。エビやカニの仲間なので、相性はもちろん良いのはずです。カメノテで作った贅沢なかき揚げを、ぜひ試されてみてはいかがでしょうか?
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どうしてカメノテが認知されたの?
あまり知らなかった人も多いはずの「カメノテ」ですが、いつから、どのようなきっかけで、人々に認知されるようになったのでしょうか?カメノテのルーツを探ってみました。
もともと食べられていた
もともとは、漁師さんのおやつとして食べられていたり、昔から、海沿いの地域では、カメノテは普通に食卓に並んでるところもありました。また、スペインでは高級食材として扱われていると知られたことも、要因のひとつと考えられます。
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「クッキングパパ」などで珍味として紹介される
「クッキングパパ」という長寿漫画で、珍味としてカメノテが紹介されたり、メディアでもTOKIOの「鉄腕ダッシュ」や「いきなり!黄金伝説」などで、カメノテの情報が発信され、日本でカメノテが認知されるきっかけと、なったようです。
カメノテは美味しいのになぜ広まらない?
良いダシがでて、とっても美味しいカメノテ。メディアでも発信されたりしてますが、それでもまだまだ、食べたことなかったり、カメノテ自体を知らない人が、少なくないのが現実です。さて、なぜでしょうか?
買うと高い
カメノテは、そんなに珍しいものではないのですが、採取に手間がかかるため、値段が高めの設定になっているようです。1キロで3,000円から4,000円くらいが相場のようですが、その時々によって変わります。
食べる部分が少ない
カメノテは美味しいけど、見た目はちょっとグロテスクだし、剥くのが面倒なのと、剥いても食べる部分が少ないことが相まって、更にカメノテを知らない人には少しハードルが高いことが、あまり日本で知られない理由だと言われています。
カメノテはどこで買えるの?
カメノテに興味をもって、いざ食べようと思っても、いつものスーパーには売ってないし、近くに海なんてないし、食べる機会がない!という人は少なくないようです。まれに市場で出回ったりもするようですが、他にも方法はありました。
ネット通販で買えます
なんと、アマゾンにはカメノテも売られています。他にも、楽天でも売られていました。ネット通販なら、わざわざ探しに行ったりする手間が省けて、家まで届くので、確実ですよね。近所で手に入らない方はぜひご活用ください。
カメノテが食べられるお店はあるの?
カメノテに慣れない方や、自炊をしない一人暮らしの方には、自分で調理するには、やっぱりハードルが高いですよね。カメノテを美味しく調理して出してくれるお店は、あちこちにありますので、ぜひ行ってみて下さい。
亀の手ラーメン
カメノテ料理をだすお店のひとつとして、こちらを紹介させて下さい。新潟県の佐渡市にある「出世街道」というお店では、地元のカメノテを使って作った、ラーメンを商品として出しています。カメノテでダシをとった美味しいスープは、ぜひ味わってみたい一品ですね。
詳しく書かれている記事があるので、良ければご覧下さい。
「亀の手」を使ったラーメン!?佐渡「出世街道」で」食べられる珍しい一杯
カメノテは自分でとることもできます!
磯遊びなどで、たまたまカメノテを見つけることもあります。カメノテは、自分で採取することも可能ですよ。しかし、地域によっては漁業権などで採ってはいけないところもあるので、採取する前に、しっかりと確認してから採るようにしましょう。
マイナスドライバーなどで根本から剥ぎ取る
カメノテを採るには、硬いカメノテの爪から手を守る軍手と、マイナスドライバーを用意し、岩などに固着するカメノテをマイナスドライバーで根元からグリっと剥ぎ採ってください。カメノテの爪などでの、ケガに気を付けてください。なんでもそうですが、採りすぎないように注意しましょう。
カメノテは一度食べてみる価値があります!
見た目は少しグロテスクなカメノテですが、海外では高級品にもなる、非常においしい食材です。食べたことがない人には多少ハードルが高い食材ではあります。しかし、一度は試してみる価値はあるでしょう。
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