「アオウオ」は、平均で1.3m、大きなものになると1.6mあり、1.3mでも15分以上の格闘をすることになります。アオウオは、非常に口が硬いので口が切れることはありません。ゆっくりとドラグを締めて、アオウオが逃げたら竿を逆に振り、アオウオの力が弱まるまでゆっくり糸を出しながら巻き取りましょう。
「アオウオ」の釣り方②取り込みのコツ:パート2
「アオウオ」は、一度浮かせた位ではまだ力があるので2~3度くらい、空気を吸わせる程度にまで水面に浮かせて弱らせましょう。1人の場合は、完全に横腹を見せる程度まで弱らせてからネットインさせます。なるべく仲間とランディングした方が安全に取り込めるので良いでしょう。
「アオウオ」の釣り方・仕掛け②仕掛け
「アオウオ」の仕掛け①ぶっこみ釣りとは
「アオウオ」の仕掛けはぶっこみ釣りの仕掛けを流用します。ぶっこみ釣りとは、堤防や砂浜、岩礁帯など釣り場を選ぶことなく仕掛けを投げ入れたら、のんびりとすることができる釣りです。仕掛けの作り方はとても簡単で、投げ釣りのように遠くに飛ばす必要がありません。
「アオウオ」の仕掛け②仕掛けの作り方
仕掛けは、石鯛の仕掛けが流用可能ですが、誘導式のオモリにハリス・釣り針を付けたシンプルな仕掛けなので簡単に自分で作れます。アオウオのような超大型魚を釣る時は、結びの抜けやハリの破損はバラシの原因となってしまいます。定期的に仕掛けの確認は行いましょう。
「アオウオ」に必要なタックル
「アオウオ」に必要なタックル①竿
「アオウオ」の専用の竿が無い為、大鯉や石鯛を釣ることのできる力のある投げ竿がおすすめです。5m以上の竿を使うと取り込みに有利になります。大きなサイズになると重さは50kgを越えるので、合わせて超大型のたも網も一緒に用意しましょう。
「アオウオ」に必要なタックル②リール
リールは竿のサイズに合わせて太いラインを多く巻ける大型のリールを選びましょう。トルクフルで力のある大型の両軸リールがおすすめです。大鯉用の投げ竿を使う場合は、太いラインを多く巻ける8000番クラス以上の力のあるリールが最適です。
「アオウオ」に必要なタックル③ライン
「アオウオ」釣りに使うラインは、石鯛釣りで使われる衝撃に強いDMVナイロンラインや摩擦に強いPEラインの15~18号が良いでしょう。これを200mセットします。仕掛けや竿を持って行かれることにないよう、竿などをワイヤーで固定しましょう。
「アオウオ」の食べ方①日本でよく見る食べ方
「アオウオ」の食べ方①アオウオの洗い
まずは、定番の食べ方「アオウオの洗い」をご紹介します。鯉や鯛、スズキなどでも作られることもありますが、刺身を冷水で洗って冷やしたものです。洗いは鮮度が大事になるので、釣ったらすぐに調理すると良いですね。どうしても臭みが気になるときは、からし酢味噌で食べると臭みが消えますよ。
「アオウオ」の食べ方②アオウオのホイル焼き
臭みがある魚がどうしても苦手な方は、「ホイル焼き」に挑戦してみましょう。アルミホイルの上に、アオウオの切り身、シメジやエリンギなどのキノコ類や好みの野菜を入れ、塩胡椒で下味をつけバターを一欠入れてグリルで焼くだけです。味が薄く感じる方は、ポン酢をつけて食べるとより美味しく食べられます。
「アオウオ」の食べ方③アオウオのムニエル
ちょっとおしゃれに食べたい方は、「アオウオのムニエル」がおすすめです。水気を切ったアオウオの切り身に塩胡椒し、薄力粉をまぶします。サラダ油で両面に焼き色が付いたらバターで軽く焼きます。レモン汁を垂らすとさわやかな風味が出ますので、お好みで味付けしてくださいね。
「アオウオ」の食べ方②中華風料理
「アオウオ」の食べ方④アオウオのから揚げ
「アオウオのから揚げ」は、中国の食卓によく並べられる家庭料理に一つです。水気を良く切った切り身を一口サイズにして、から揚げ粉をまぶし油で揚げます。柔らかい白身なので、ふわっとした食感が楽しめます。臭みが気になる方は、香辛料などを加えて揚げるのがおすすめです。
「アオウオ」の食べ方⑤アオウオの甘酢あんかけ
先程ご紹介したから揚げに甘酢あんかけをかけてみましょう。水・醤油・砂糖・酢を合わせたものと野菜を合わせて炒めます。野菜がしんなりしてきたら、水溶き片栗粉を入れてから揚げの上にかけるだけです。ご飯が進みそうですね。
まとめ
いかがでしたか?超巨大魚というだけでも嬉しいのに「幻の魚」でもあるなんて、釣り好きにはたまらない魚です。釣り上げたときの喜びは想像もできませんね。出会うこと自体が奇跡に近いと言われている「アオウオ」釣りに、是非あなたもチャレンジしてみてくださいね!