シーバスの釣りを始めよう!釣り方には時期によって違いがある!

この時期は産卵が終わり、港湾や河口に戻ってきますが体力がほとんど残っていないので餌をなるべく体力を使わずに取ろうとします。そのためシーバスは橋脚のような水の流れのヨレが生じるところに生息しています。ヨレとは良く川の真ん中にゴミや漂流物がたまっている場所です。

春のシーバスの釣り方

春のシーバスはバチ抜けと呼ばれるイソメやゴカイ等が産卵を終え海底から出てくるのを待っているシーバスの捕食方法で待っています。バチは先ほど言った流れにヨレがある場所や光に集まる特徴があります。またヨレの近くで待っている可能性もあるので、こういう場所の周辺を狙うと良いでしょう。

稚鮎パターン

稚鮎とはアユの幼魚で体長3~5cmです。川に集まり遡上を始める時期です。稚鮎パターンはバチが少ない場所ではメインのパターンになってきます。常夜灯や河川や河口に生息しています。稚鮎は泳ぐ力が弱いので流れが淀んでいる場所にいる可能性が高いです。

イワシパターン

イワシは4月から10月に接岸してきて、春は産卵シーズンであるため活発になります。昼間は水深30m~50m前後にいて、まずめになると10m前後の水深に移動してきます。夜中も比較的浅い水深に居る場合が多くなり水深のある堤防、磯等が有望ポイントです。

春のシーバスのルアー選び

春のシーバス釣りはバチ抜けに対応したルアーを選びましょう。お勧めのルアーは通常より小さいサイズのルアーです。ルアーの動かし方は一定の速度でゆっくりと動かすこと(リールを巻くこと)がポイントです。表層にバチがいるときには水面から10cm下を狙うのが良いです。

春のシーバス釣りに影響の出やすい潮周りや潮位

潮の満ち引きによっても時合いが変わってきます。バチ抜け狙いの場合は満月の大潮の満潮の潮止まりから下げ始めて2~3時間くらいが最もバチ抜けが発生しやすいので、この周辺にルアーを投げてみましょう。

稚鮎(河川から河口)

流れがある場所では満潮からの引き潮時がねらい目です。潮の満ち引きにより流れにヨレや反転流等が生じている場合はシーバスが集まってきます。河川の流れが打ち消されてしまうと稚鮎の密度が薄くなり広範囲に散ってしまうのでシーバスが寄ってこないので注意が必要です。

稚鮎(港の中)

上げ潮でも十分狙うことが出来ます。上げ潮と引き潮どちらが良いかはポイントによって違うので同じ場所で時間を変えて釣りを行っていきパターンをつかむしかありません。一回でパターンを掴むのは難しいので何度もトライしてみてください。

シーバスの季節別の特徴・釣り方②夏

この時期はベイトも体長が大きくなります。またスズキは脂がのって美味しい時期です。ここからは夏のシーバスの生態や、特徴を紹介していきます。その後シーバスの釣り方やルアーの選び方を紹介していきます。

夏のシーバスの特徴・習性

6~8月はシーバスの活性が上がります。特にバチよりも栄養のある稚アユやカタクチイワシ、イワシ、カニ、エビ、シャコ、イカなどを求め移動します。しかし、水温が上がりすぎているとシーバスはいないので気を付けないといけません。

夏はシェードに潜んでいる

シェード(日陰)はシーバスにとって大事な避暑地です。また夏以外でもシェードは退避場所として潜んでいる場合があります。河川などでは、護岸際に水面に覆いかぶさるように生えた木などの下にはシェードが出来ます。見つけたら確認してみたりルアーを投げてみましょう。

夏は水質が濁りやすい

ちょうど梅雨時期に被ることもあり河川等では水位の上昇と水が流れ込める場所では濁りが起きる可能性が高いです。濁りが出てしまうとシーバスを確認しづらくなるがシーバスの警戒心を薄めることが出来ます。そのためルアーを見破られる可能性が低くなり釣りやすくなります。

夏のシーバスの釣り方

このシーズンはベイトの生息場所を選ぶ必要があります。特に水温が高い時は水深が深いところや、潮通しが良いところを選ぶ必要があります。潮通しが良い場所とは海水が常時流れている場所で海水の水質が良い場所のことを指します。

夏のシーバスのルアー選び

夏は素早い動きに対応できるルアーを選ぶ必要があります。またルアーだと見切られないように、釣り方もリールを巻くスピードを速くしましょう。またルアーの動きを早くすることでシーバスの興味をそそることが出来ます。

夏はトップウォーターを楽しめる時期

この時期はイワシやイナッコなどの表層のベイトが増えるためにトップウォーター(水面)にルアーを走らせるとシーバスが喰いつきます。水中でシーバスを釣るよりもトップウォーターでの釣る方がシーバスの警戒は薄れ釣れやすい傾向があるためです。

夏こそナイトゲームがお勧め

夏は日中水面が暖められるので日が落ちて水温が下がったころに釣りをすることがお勧めです。日没後はシーバスの警戒も薄れベイトが集まる常夜灯の近くや浅瀬のエリアに生息しているので初心者でもナイトゲームを楽しむことが出来ます。

赤潮・青潮にはご注意を!!

赤潮という現象はプランクトンの異常発生で起き、海が赤く見えるために呼ばれます。赤潮が発生すると海中の酸素濃度は低下しベイトもシーバスもいなくなります。また、プランクトンなどの死骸がバクテリアによって分解される際に発生する硫黄物イオンが原因で起こる青潮も同様の現象が起こるのでポイントを変えましょう。

シーバスの季節別の特徴・釣り方③秋

9~11月の時期に該当する秋は、徐々に水温が下がってきて夏に水温が高くて居なかった場所にも生息しています。またシーバスは越冬や産卵に向けて体力をつけるために荒食いをします。特徴や釣り方、ルアーの選び方を紹介していきます。

秋のシーバスの特徴・習性

この時期は沖目(岸から遠投したときに届くギリギリの場所)から沿岸にかけて多くのシーバスが岸に近づいて来るので、回遊シーバスが多く釣れやすくなる時期です。また、大物を狙える時期なので初心者にもお勧めです。

秋のシーバスの釣り方

ベイエリア(湾岸)と河口が初心者にお勧めスポットです。ベイエリアは接岸しやすく沖に逃げにくい構造をしているのでシーバスも溜まりやすいです。また河口は落ちアユを狙ってシーバスが口を開けて待ち構えています。特に大物を狙いたいのであれば河口が良いです。

秋のシーバスのルアー選び

秋は釣れやすいのでシーバス釣りの練習にはお勧めです。この時期はベイトが増えるのでルアーサイズが8~10cmくらいの小魚に似たルアーを選ぶことがお勧めです。また、ルアーを沖よりも手前の群れにキャストした方が手返しも良いので意識して練習しましょう。

シーバスの季節別の特徴・釣り方④冬

気温が低くなり水温も、かなり低下します。初心者には、かなり難しいシーズンになりますが生態や釣り方のポイントを押さえて、釣るエリアを、しっかり把握すれば大物を狙うことも可能です。ここでは冬のシーバスの習性や釣り方、ルアーの選び方を纏めました

冬のシーバスの特徴・習性

沖(深場)で産卵するために大半のシーバスが沖に移動してしまい岸から狙える確率がかなり減少してしまいます。岸側に残るは小さいサイズのセイゴと産卵しない大きなサイズのシーバスになります。ベイトも小魚からバチやカニにシフトする傾向があります。

冬のシーバスの釣り方・ルアー選び

まだ冬になっても産卵に向けて荒食いするシーバスがいますが産卵前のシーバス狙いの釣り方は数が少ないので、お勧めしません。お勧めはデイゲームのコシノロパターンで釣ることです。ルアーはバイブレーションを備えた少し大きめのサイズが良いです。

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