またフロアの部分には軽量でありながら強度の高いハニカムパネルが使用されており、耐重量も400キロ以上となっています。ですので、前述したように収容人数上限の大人や子供が数人入ったとしても十分に耐えることができるくらいの頑丈さを持っています。
雨風に強い防風、防水テント
そして気になるのが、風や雨への耐性はどうなっているのかということでしょう。まず雨に対してはルーフの部分が防水仕様の生地を使用しているので内部に水が入り込んでくるといったことを防いでおり、また雨よけをプラスして装備することもできるので対策は十分です。
続いて風に対してですが、こちらもメーカー内のテストで風速20メートルまでの風の耐久を行っているようです。このレベルの風というのは防風の警報が発令されるくらいに強力ですので、結構な風に吹かれたとしても持っていかれてしまうという事態は考えにくいです。
走行に支障がなく軽量
風や雨に対する耐久性能は分かりましたが、アウトドアに持っていくのであればやはり持ち運びやすさ、取り回しの良さというのも気になるところ。本体重量は70キロ少々と普通に考えると重そうですが、このサイズのレベルのものの中では軽量な部類に入ります。
そのため、車に積み込んで走るといったときにもその重さが走行を邪魔してしまうといったこともなく、気にせずに目的地まで収納した状態で持っていくことができるでしょう。
スカイキャンプ人気の秘密③いざという時にも頼りになる
このようにビッグサイズで簡単に普通の自動車もキャンプ仕様の車として使うことができる便利なアイテムなのですが、何もアウトドアでのみしか活躍の場がないというわけではなく、思わぬところで頼りになることだってあるのです。
緊急避難時にも活躍
たとえば、いつ起こるかわからない災害が発生した時など、緊急の事態に陥った際の避難場所として使用するという方法が考えられます。前述しました通り設置すること自体がとても簡単な構造になっているので、だれであっても緊急の避難場所設置ができるというわけです。
エコノミー症候群を避けられる
また、こういったルーフテントを使用することでエコノミー症候群を避けることにもつながります。この症候群がどういったものなのかというと、長時間同じ体制のままでいることで血流を悪くし、血管の中に血の塊ができて腫れや痛みを伴うというものです。
飛行機のエコノミークラスは長く同じ状態でいるためにこの名前が付けられたわけですが、車の中でも同じことが言えます。車中泊もエコノミー症候群の危険がありますが、スカイキャンプなどの寝転ぶことができるようなアイテムを使うことでそれを防ぐことができるというわけです。