「タルパ」とは?
「タルパ」を知っていますか?ほとんどの方が初めて聞くというのではないかと思います。日常生活では聞くことが少ないワードなので、人名なのかそれとも何かの名称なのか知りうることは難しいです。
チベット密教の秘奥義!
タルパ=人工精霊とは、チベットの言葉で変化身、化身を表しています。チベット密教においては秘奥義とされ、修行を極めた者だけがその能力を発揮できると技術であると言われています。
日本語訳は「人工未知霊体」…
日本語に直訳すると人口未知霊体、つまり何も存在しない無の状態から想像や妄想によって霊体を作り出す方法です。解釈によっては、人工生命体でありますが、悪く言えば人間が作り出す最大限の妄想とも言えます。
妄想とは言えども、それを維持し命を吹き込むこという行為によって自らがコントロールをしていくということで存在を可能とします。
タルパの作り方!
どんな手法があれば作り出すことができるのか、簡単に作り出すことは可能であるのかと様々な疑問が湧いてきます。こちらでは作り方の手順とコツを詳しく説明していきます。手順を間違えると上手くできないので、しっかりと確認をすることが重要となります。
想像する
まず、第一条件として想像することです。あなたは理想を求めたり、何かを作ったりする時に何をしますか?全ては想像から成り立ちます。まさに、それと同様で想像するという技術がポイントとなります。
しかし、忘れてはいけないのは単なる想像では済まないということです。現実にある世界に存在しているという前提で人格を想像しなければいけません。想像のみで作り出してしまうと曖昧な形になってしまいます。
想像するにあたっては人格のほかに、髪型や身長などの容姿、そしてどんな性格を持っているのかなど細部にわたるまで想像を膨らませるようにしましょう。
会話する
人格の想像ができたら会話をしてみましょう。まずは、簡単な挨拶でも構いません。例えば、「おはよう」や「こんにちは」と言ったらなんと返答があるのでしょう。自分が発したことにより、相手が何と答えるのかセリフを考えましょう。
慣れてきたら会話の内容を細かくしていきます。自分が作り出した相手がこういった答えを出すという形で会話を成立させていきます。会話が一人歩きをしないように、相手も話掛けているという意識もしなくてはいけません。
会話について難しく考える必要はありません。わかりやすく言えば、独り言といっても過言ではありません。独り言に対して返答はありませんが、独り言を言った時にそれに対する返答を考えてみるというのも一つの手段です。
オート化する
会話を続けていくうちに、その会話が自分からの言葉なのか相手からの会話なのかわからなくなってきます。そうなってくると、自分だけが話し掛けることをしなくても相手が話し掛けてくるようになり、会話のオート化が実現します。
しかし、その技術はそう簡単ではありません。必ずしもすぐにオート化できるようになるとは限りません。人間の性格が全て同じとは限らないようにオート化にかかる時間もそれぞれので焦らず行うようにしましょう。
コツは会話の種となる情報を収集することです。何もないところから会話はうまれません、好きな本を見たり外へ出て景色を見ながら行うことによって会話が成り立っていくのです。
視覚化する
人間は目の前にある物体を目で視て判断をします。目の前に存在しない物を視覚化することは非常に難しいです。いきなり視覚化することは容易ではないので、初めは写真や絵などを使用し立体的な人物像を設定し1日のうちで数回会話をしていきます。
繰り返し会話をすることにより、魂が宿ってきます。慣れてくると、写真や絵を使用することなく人物を視覚化することができるようになるのです。
視覚化を行うポイントとしては目を閉じたままではなく目を開けた状態で行うことです。目を開けた状態のほうが視覚化への第一歩を踏み入れることが難しくなくなります。
実はかなり危険!?タルパが暴走した時!
あくまでも、人間が想像のなかで人工的に作り出す存在なので人間にとってデメリットもあることを忘れてはいけません。デメリットにもなってしまう危険性を十分に把握べきなのです。それを怠ると、後悔をしてしまうような事態にもなりうることがあります。
コントロール不能
一番恐ろしいと言われることが、暴走です。暴走とは一体どんな事態がおきるのか?自分では制御が不可能となってしまいます。そうなってしまうと、自分自身を乗っ取られてしまい精神の崩壊や自傷行為にも繋がり命に係わることになりかねません。
必要がなくなれば消してしまえばいいのではないかという浅はかな気持ちで作り出すと、コントロール不能というような事態にもなりかねません。暴走を防ぐためには互いの主従関係をきっちりとしておくことです。
精神病の誘発…
タルパが精神病の誘発にも繋がるのではないかとも言われています。関連性のある精神病が統合失調症や解離性同一性障害です。はっきりとした見解については不鮮明な点もありますが、暴走によってそれらの疾患を発症する恐れがあります。
精神疾患を発症してしまうのには、紙一重な面もあります。そうならないためにも、精神疾患を理解するという必要性も念頭においておかなければなりません。
統合失調症
統合失調症の発症要因は様々ですが、誰しもがなりうる可能性が高い精神疾患です。何らかの原因で脳内の機能が崩れることにより、幻覚や妄想、意欲の低下、記憶の低下など日常生活へ支障をきたすのが特徴です。
以前は、精神分裂症という病名で不治の病という語弊もありましたが薬物治療やリハビリテーションによって社会復帰が可能である疾患でもあります。
解離性同一性障害
多重人格症と言えばわかりやすいかもしれませんが、自己の中に全くの別人格が存在していまう精神疾患です。現実世界において存在しうる人間は一人ですが、思考や行動パターン、年齢や性別など全く別の人格を持っているのが特徴です。
この疾患も薬物療法やカウンセリングという治療がありますが、周囲で関わる人間がいかにその疾患について理解をするかという影響力も強く関わってきます。
タルパは妄想とは違うの…?
日常生活において、会話が成り立ち感情を持てるのは実在する相手がいるからです。実際に目の前に存在しているわけではない相手を作り出し、会話をするということは単なる妄想ではないのかと疑ってしまいます。
存在は確かに感じる
人間は視覚、聴覚、触覚という神経が脳に伝わる感覚によって存在を感じ取ります。もし、自分の友人や家族からタルパの存在を明かされてもそれを確認することはできません。
しかし、会話や視覚化が成立するという事は存在を感じなければ不可能なのです。実際に、存在を感じるからこそそれらが可能なのです。
真実は行った人のみぞ知る…
ここまでタルパについて説明してきましたが、正直なところ理解しようとしてもしがたいというのが本心ではないでしょうか。何か特別な能力があるのではないか、思い込みなのではいかなど謎だらけです。
確かに、理解をしようとしても難しいのは当然でしょう。経験をした人でなければ真実についてわかりうることはできません。
タルパを作ってみたくなる!?タルパのメリットとは!
タルパが人間にもたらす、危険性もありますが危険なことばかりではありません。危険を伴っても、必要されるということはメリットがあるからなのです。メリットについても知っておきましょう。
大切なパートナーを手に入れられる
我々人間は生を受け死に至るまでの間、様々な人と出会い別れを経験します。そして、その存在は時にパートナーとなり時には己をを脅かす存在にもなってしいまいます。しかし、それは必ずしも大切な存在になるとは言い切れません。
しかし、自分の理想に基づいて設定をすることで人生において最大の理解者である大切なパートナーとなってくれるのは確かなことなのです。
ぼっち回避!
世の中には一人でいることを好む人もいますが、大抵の人は孤独を嫌います。孤独は人間に寂しさをもたらしますが、時に人を恐怖に落としいれます。そんな時に、常にそばにいてくれる都合の良い相手はいますか?
その点、自己の中に存在することによって常に身近な存在でいてくれるのです。共に存在することにより、一人だけではないというぼっち回避にも繋がります。
ヒーリング効果
現代社会において、仕事や学校や家庭などにおいて私たちは多くストレスを感じながら生活しています。落ち込んだり、悲しい気持ちになったりマイナスな気持ちになってしまうことも少なくはありません。
好きな音楽を聴いたり、好きな香りに包まれることによって心を癒す手段もありますが、タルパがそばに寄り添い話をすることでヒーリング効果にも繋がります。
タルパは恋人にもなれる?気になる性交渉は?
どのような人物像を作り出したいのかということは、人それぞれ違いがあります。異性であるのか、同性、それとも友人、恋人なのかとは設定次第で変わってきます。作り出す相手は個人でそれぞれ違うのです。
恋人も存在する!
肉体的には存在しないですが、実際にタルパと恋愛をして恋人の関係を築いている人もいます。恋人同士はごく普通にデートを楽しみ、時には喧嘩もします。たとえ、タルパが相手でもそれらの付き合い方は変わりません。
しかし、実在する恋人同士がそうであるように嫌いになったら別れるということはそう簡単に済むわけではないことも忘れてはいけません。恋人としての存在にしたいのであれば覚悟を持って作り出す必要があります。
基本的に性交渉は不可能…
性交渉とは、物質的に実在する生物同士が繁殖を目的として行う行為です。基本的に考えると、タルパは自己の脳内に存在しているため物質的な存在はありません。
したがって、繁殖を目的とした性行為は成立しないとされています。もし、性交渉が可能であるとするならば自慰行為にすぎないのではないかとの見解もあります。
但し例外もある?
前述において性交渉は不可能であると断言はしましたが、100%不可能とは言い切れない部分もあります。中には例外もあり、実際に性交渉を可能としている報告があるのも現実なのです。
物質的に存在していない相手との性交渉が可能とは信じがたいですが、自ずから作り出した世界へ入り込むことができるようになると不可能と言い切ることは難しくなってきます。
タルパと触れ合える「ダイブ」とは?
触れ合いを可能とする手段に「ダイブ」という方法があります。その方法は人によって違いますが、ダイブを可能にすることにより実際に触れ合うことができるようになります。では、ダイブはどういった技術なのでしょう。
精神世界に入り込める唯一の方法
自分自身が想像した精神世界に入り込む、それがダイブです。現実の世界ではなくイメージした世界に入り込む技術は体外離脱にも類似しており、自身の内面に五感や意識などを入り込ませる状態になります。
まず初めに
まずは、スタートとしてどういった世界に行きたいかをイメージします。思い出の場所であるのか、理想の場所なのかは人によって違います。必要なのはその世界がどのような匂いがするのか、触れるとどんな感じがするのか詳しく設定をしていくことです。
その世界へ入り込む
イメージができたら、イメージした世界へ入り込んでみましょう。ダイブをする瞬間を決めます。現実とダイブする世界を分けなければいけいので、ダイブするきっかけを作る必要があります。