人民寺院の悲劇|集団自決を決行させた教祖の正体や幻の音源テープとは?

マスコミへの攻撃

彼は集団内の実態を隠すためにマスコミへの攻撃を強めていきます。批判的な態度を取るマスコミには集団内の実態を広めると様々な不利益を受けることになるといった脅迫状を送ったり、執拗に無言電話をかけ続けるなど、陰湿な方法でマスコミを攻撃しました。

脱会者への脅迫

また、マスコミに対して情報を流す脱会者に対してもストーカー行為を繰り返し、集団内の実態がばれないように隠蔽工作を強めていったのです。その方法には、電話を盗聴して情報を流しているかどうかを確認したり、ごみを漁って脱会者を脅迫するネタを探したり、といったこともあったようです。

ついに国が動きだす!待っていた悲惨な結末とは

次第に集団内の実態が明るみに出てくると、被害者たちからは集団に属する人たちを救済するように要望が国に寄せられるようになってきます。ついに国も動き出し、調査に乗り出すことになるのです。

ライアン議員の視察

1978年11月に、マスコミや被害者の会などによる要望に基づき、アメリカ下院議員であったレオ・ライアン氏がマスコミ関係者を複数引き連れて、ジョーンズタウンを訪れて実態調査に乗り出すことになりました。訪問当初は、事前の想定に反し、牧歌的な雰囲気が広がるジョーンズタウンに驚きもあったようです。

不意打ちの射殺…

しかし、ジョーンズタウンに押し込められていた脱会希望者が一行に救出を願い出る行動に出たことで、裏に隠れていた異常さがライアン議員などに知られることになり、事態は急変します。視察を終えて帰国しようとした一行をジム・ジョーンズの命を受けた信者が襲撃、ライアン議員は射殺されてしまったのです。

人民寺院終わりの始まり!勇断自殺決行へ…

ライアン議員一行に対する不意打ちをきっかけとして、ジム・ジョーンズが設立した人民寺院は狂気の沙汰に突き進んでいき始めます。設立当初の善行が大きく音を立てて崩れていってしまうのです。

最後の夜を命じたジム・ジョーンズ

ライアン議員や報道関係者、脱会希望者を自動小銃で襲撃したジム・ジョーンズですが、その騒ぎのあとで集団内の信者に対して、集団自殺を決行するように呼び掛ける演説を行っています。ジョーンズタウン内ではけたたましいサイレンともに信者が宿舎から出てきたとのことです。

信者に配られたのはシアン化合物

信者にはバリウムを用いて薄められたシアン化合物が配布されました。シアン化合物は猛毒で知られ、内服後、数秒から数分以内に失神や痙攣、呼吸麻痺を引き起こし、死に至るものです。多くの信者はこのシアン化合物によって命を絶つ道をたどったのです。

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