シオヤアブとは?
そのフォルムはおなかの部分が細く長く、色は白(明るい黄色茶色)と黒色の2色で形成されています。パッと見た感じ蜂と勘違いされがちですが、その正体は昆虫の一種であるシオヤアブなのです。
日本全土に生息!
上の画像に載っているように、すべてを見透かしているかのように目が大きくて少しギョッとしてしまうような外見をしてるシオヤアブ。実際にそんな外見をしてるシオヤアブを直接的に目でとらえることは少ないと思いますが、実はこの子、今日我々が生活する日本国内全土にどこにでもいます。
漢字だと「塩谷虻」
おそらく「アブ」は聞きなれた昆虫ワードであるとおもいますが、「シオヤアブ」は普通に生活しているうえではあまり聞きなれない部類の昆虫ワードだと思います。漢字表記だ「塩谷虻」になり余計に、その言葉から何か想定するイメージがつきづらいかと思います。
そのシオアヤブの名前の由来は、身体の体毛が白く、その白さやホワイトバランスがなんとも塩に似ているからシオアヤブと名付けられました。画像のを見ていただけるとわかりますが、よく見ると本当に塩に見間違えてしまうほど似てるように見えます。
体長は23~30mm
体長は全長にして約3センチ程度です。昆虫類の中ではごく普通の一般的な大きさと言えます。シオアヤブはだいたいどれくらいの大きさかというと、具体的には500円玉一個分程度と思ってください。
まずはシオヤアブの一生を時期ごとに解説!
そんな500円玉サイズの体の大きさから繰り出す、あまりにアンバランスな巨大なハエの目をもつシオヤアブですが、このシオヤアブの生まれてきてから、土に還るまでの一生を時期ごとにおって解説していきます。
6~8月に産卵
この記事を書いている今日は花粉が飛び交う春真っただ中なのですが、だんだんと気温が暖かくなり、ひたすらに暑い日本の夏がやってきます。そんな夏の時期がシオヤアブの産卵シーズンなのです。
シオヤアブの産卵シーズンには、昆虫であるため一回の産卵で数十個卵を産みます。また産卵自体を数回行います。卵からふ化までにはおおよそ1週間を要します。ここからシオヤアブの太くて短い一生が始まるのです。
蛹の期間は1,2週間
タイトルにあまり見慣れなず読めない漢字がありますが(蛹)、この漢字は「さなぎ」とよみます。虫偏に通るや桶などの右部分で蛹と呼ぶのでぜひこの機会に覚えておきましょう。シオヤアブが蛹として栄養を蓄えて眠っている時期は1~2週間程度です。短くも長くもなく平均的な日数と言えます。
幼虫の寿命は1ヶ月程度
成虫の寿命は約1か月程度なので、かなり短い時間の中で、大自然の中を小さく羽ばたいて暮らしています。1か月の寿命というのは蜻蛉や蝉と同じなので、昆虫の宿命とも言えます。夏に差し掛かる6月7月中にさなぎから成虫になり、そして羽が生えてきます。(羽化)
シオヤアブの襲撃方法と最強と言われている理由!
シオヤアブも生きていく上でご飯を食べないといけません。ご飯はすなわち同族の昆虫ですが、その昆虫もみすみす食べてくださいと無防備な状態ではないので、シオヤアブはその昆虫を襲撃して食らいます。その襲撃方法所以からシオヤアブはインセクトにて最強と言われています。