可愛いクリオネが見せる恐怖の捕食!バッカルコーン画像を見よ!

バッカルコーンは最大で体長の半分以上に伸ばす事ができ、その真ん中にある口にはカギ状の突起があって、それを使用して餌の巻貝の殻の内部だけを食べます。動画では一瞬の出来事だったので、こんどは画像でよく見ていきたいと思います。

クリオネの捕食画像①きれいに開いたバッカルコーン

北海道紋別市にある北海道立オホーツク流氷科学センターで撮られた画像です。こちらは屋外のカニの爪のオブジェでも有名で、クリオネもたくさん飼育しています。この写真では、バッカルコーンを開いた瞬間をきれいにとらえています。触手の先とその真ん中にある口は赤い色をしているのがよくわかります。

クリオネの捕食画像②餌がなくても出すときも?

こちらは新江ノ島水族館で撮影された画像です。左上に写っている個体が触手を出しています。しかし右側に写っている個体はそのような様子は見受けられず、餌のような物も写っていません。すでに餌が逃げてしまった後か、別の物に反応してしまったかもわからないですが、餌がなくても触手を出す可能性もあるのかも知れません。

クリオネの捕食画像③普段からは想像も出来ない姿

こちらは撮影場所が載っていませんが、かなり多くのクリオネが飼われている場所のようです。触手を出している個体を2枚にわたって撮影しており、背景が黒い事もありはっきりと観察する事が出来ます。特に下の写真は元の姿からは想像もつかない姿に写っています。

クリオネの捕食画像④餌の取り合い

この画像も撮影場所は明らかではありませんが、獲物を捕らえた様子をはっきりと写しています。また奥の個体も同じ餌を捕ろうとしたのか触手を開いています。手前の2匹は取り合いをしている様にも見えますね。よく見ると獲物に触手をしっかり絡ませて、逃がさないようにしているのがわかります。

クリオネの捕食画像⑤バッカルコーンをコマ撮り

こちらはなんと触手を出そうとしている瞬間から元に戻るまでを4枚にわたってコマ撮りでの鮮明な撮影に成功しています。猫耳のような触角の間から頭がぱっくりと割れ、触手が出ている様子がよくわかります。その真ん中にある口もはっきりと見る事ができます。あらためて見ると本当に悪魔のようです。

クリオネの体の不思議

クリオネの体にはバッカルコーン以外にも不思議な部分があります。ここではその不思議をいくつかご紹介していきたいと思います。頭に入れておくと水族館などでまた違ったクリオネの見方ができるかもしれませんよ。

なぜ体が透明なの?

出典:PhotoAC

クリオネは体のほとんどがタンパク質でできています。良質で高純度なタンパク質は透明なため、それが一生に1回ほど食事をすればいいほどのエネルギー効率の良さを生み出していると考えられています。また、透明な体のおかげで敵に見つかりにくいというメリットもあります。

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