モスマン(蛾人間)とは?「呪い」とも言われる2つの事件とその正体を検証

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プロフェシーは実際にアメリカで起きたモスマンに関する一連の事件や目撃情報から作られた、リチャード・ギアが主演を務めるミステリー映画です。新聞記者である主人公の男性が身の回りで次々と起こる怪奇現象に、隠された真実を見つけ突き止めていくという内容のものです。

映画内では犠牲者の数字は変更されているものの、先程紹介したシルバー・ブリッジの崩壊事故についても取り扱われており、その他にもモスマンから脅迫電話を受ける目撃者というシーンもあります。

制作関係者の死が相次ぐ

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この映画で、またしてもモスマンがもたらしたとされる不幸が起こります。制作に関わった出演者や音楽監督、スタッフなどが計8名も亡くなったのです。原因は病気や飛行機の事故など様々ですが、数年という短い期間のうちに相次ぎ亡くなったことから、「モスマンの呪い」なのではと人々に噂されています。

モスマンの出演作

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恐ろしい逸話の数々があるモスマンですがその一方で意外と親しまれているのか、プロフェシー以外にも様々作品に登場しています。2010年に放送されたアメリカのテレビ映画、蛾人間モスマンはプロフェシーとは内容は異なるものの、ポイント・プレザントでのモスマン事件を題材にした作品となっています。

モスマンの正体を検証!

アメリカの一部で目撃されてから約半世紀、今ではインターネットも普及しすっかり有名になったモスマンですが、その正体とは一体なんなのか。これまでにも少し触れましたが、実はこうではないか?と囁かれている説を3つご紹介します。

モスマンは地球外生命体?

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モスマンが出没するようになる以前からこの地ではUFOの目撃情報が多数あります。また、モスマンの目撃事例に比例してUFOの目撃事例も減少していき、このことからモスマンはUFOに乗った宇宙人が連れてきた、言わば宇宙人のペットのようなものや地球での実験に連れてきた被験体ではないか?という説が出ています。

モスマンは鳥の錯覚?

イヌワシなどの猛禽類は威嚇時に「キィキィ」といった鳴き声を発することがあります。モスマンの声についての情報と類似するためそのような生物を見間違えてしまったのではないか?という説があります。

モスマンの正体は先住民族の呪いなのか!?

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様々な意見や想定の飛び交う中、一部では遠い昔その地で虐殺された先住民族「ショウニー族」の呪いなのではという説も出てきました。これはポイント・プレザントの付近で昔から度々起こる怪現象を結びつけ地元の住人がそう考えたものです。

モスマンはフライング・ヒューマノイドという説も!?

また、モスマンの特徴と似たものをもつフライング・ヒューマノイドというUMAがいます。共通点も多く、そのことからモスマンとは何か関係があるのではないか、モスマンと同一のUMAではという指摘もあります。

モスマンとフライング・ヒューマノイドの共通点は速さ!

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モスマンは一般的に100kmから160kmほどの速さを誇り、車で逃げても即座に追いつくほどとされていますが、このフライング・ヒューマノイドも同じように車に追いつきボンネットに乗ることが可能なほど速いとされています。

フライング・ヒューマノイドの正体が気になる方はこちらもどうぞ。

不吉なことの前に現れるモスマンとフライング・ヒューマノイド

モスマンを目撃した人やその場所などには不幸が訪れると言われていますが、フライング・ヒューマノイドにはそういった話はなく、ただ目撃したという情報や乱暴に襲ってきたという話が多いです。共通点もあり同一視されることもありますが、関係性はあっても同じ存在というわけではなさそうです。

世界各地にモスマンはいる?

不幸を呼ぶとされているモスマンですが、異説ではこれから不幸が起こることを警告しているともされています。そんなモスマンが最近になってアルゼンチン、メキシコ、ロシアなど様々な国で目撃されているというのです。しかし本当にモスマンであるかは定かではないようです。

モスマンが遂にゲーム化された!

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これまでにもいくつかのゲーム作品にキャラクターとして出演した過去のあるモスマンですが、今回はよりモスマンらしい姿で出てきています。既にプレイした方も多いでしょうが、そのゲームについても紹介したいと思います。

Fallout 76(フォールアウト 76)に!

Fallout 76はオープンワールドのMMORPGで、その自由度の高さが人気のゲームです。核戦争後の地球、長らくシェルターで過ごしていた人々が2102年にそこから踏み出し、アメリカ再建に臨むという設定です。

舞台はモスマン目撃情報のあったウェストバージニア州!

基本的には別の世界線のようになっていますが、場所によっては実際の風景をモデルに作られたマップとなっています。ポイント・プレザントに実在しているモスマン博物館なども再現されています。

実際のWvとリンクしているのは景色の美しさや建造物だけではなく、モスマン事件だけではなく更に大きな範囲での歴史についても所々触れているようです。ゲームのまた、今作リリースを記念し同州は作品の発売日である1114日の「再生の日」を公式な記念日として定めています。

モスマンに関わるその他のゲーム

モスマンが活躍するゲームは他にもあります。アトラスから発売されている真・女神転生シリーズもその一つで、可愛らしくデフォルメされたモスマンが登場します。その他にも悪魔城ドラキュラシリーズや、カルドセプトシリーズにも登場しているようです。

気になるモスマン博物館とは?

Fallout 76にも登場しているモスマン博物館は、実際にウェストバージニア州ポイント・プレザントに存在する施設です。一体どんな施設なのか、どんな物を展示しているのかを見ていこうと思います。

痛ましい事故の記録

モスマン博物館の展示物の中には、遭遇者についてやシルバー・ブリッジ崩落事故についてのものも多く、現存する実際の橋の部品などや当時の新聞の記事を展示しています。単なるUMAを用いた町興しの施設ではなく、モスマンの伝説と表裏一体の痛ましい事故の記録がそこにはあります。

モスマングッズが大集合!

当時のたくさんの資料だけではなく、モスマンにまつわる映画の撮影に使われた小道具のコレクションや、実物大のモスマンのレプリカ、ファンから寄贈されたアイテムもたっぷりと展示されています。また館内のお店では幅広いラインナップのアイテムをお土産として販売しています。

モスマンの祭典!?

またモスマン博物館では、その地に昔モスマンが訪れたことを記念して毎年モスマンフェスティバルというイベントを催しているそうです。地元の人だけでなく観光客やこの日のために博物館を訪れた多くの人が集まり仮装をしたり、モスマンを模したお菓子や料理を片手にこと会話やフェスティバルの雰囲気を楽しみます。

このモスマンフェスティバルは今年2019年にも開催され、期間は9月21日から22日となっています。イベントではモスマンが出現した場所でのバスツアーも行われ、参加者はモスマンについてより詳しく知ることもできます。

次にモスマンが現れたらそのときはどうなる!

ウェストバージニア州の事件から50年以上経ち、世界中の人が知る存在となったモスマン。モスマンが本当に「不吉の前兆」なのか、モスマンの正体は何なのかなど未だに多くの謎に包まれたままです。しかし次にモスマンが現れた時こそ、当時より更に発達した技術を以ってすればその正体だけでも掴むことができるかもしれません。

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