モスマン(蛾人間)とは?「呪い」とも言われる2つの事件とその正体を検証

1966年から1967年は、イギリス出身のロックバンドであるビートルズとローリング・ストーンズが世界的にとても流行っていた時期です。日本でも流行し、1966年6月にはビートルズが初来日を果たしています。

また音楽シーンだけではなくファッションの変化も有名で、女性の間ではミニスカートが流行りました。67年にはミニスカートがシンボルのファッションモデル、ツイッギーが来日し多くの女性の憧れとなります。

東京オリンピック・ケネディ暗殺と様々なことが起こった時代

60年代にはその他にも色々なことが起こりました。1964年には東京で日本初のオリンピックが開催され世界から多くの人が訪れます。また開催するにあたり建てられた建造物の多くが今でも残っており、日本武道館もその一つです。

1963年にはアメリカのテキサス州で当時の合衆国大統領ジョン・F・ケネディが暗殺されるという事件が起きます。全世界に影響や衝撃を与えた大きな事件ですが、犯人とされる人間が逮捕後に射殺されてしまい証言を得ることができず、多くの謎を残し今もなお事件についての議論が続いているという状況です。

モスマンとの遭遇事件が後を絶たない!

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そんな激動の時代の最中、ある日モスマンは現れます。Wvにある墓地で初めてその姿を目撃されてからの約1年間、その姿を見たという目撃情報や事件が度々続き、その奇妙な体験に人々は恐怖します。

ウェストバージニア州にある墓地が皮切り

19661112日、同州に位置するクレンデニンにある墓地で初めてモスマンが目撃されます。目撃したのは棺を納めるために地面を掘っていた5人の男性とされており、大型の鳥類のような風体の生き物が飛ぶのを見たと証言しています。

目撃情報が後を絶たないモスマン!

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墓地での事件から2日後、同州ポイント・プレザントのトリニトロトルエン(爆薬)製造所があったエリアでドライブをしていた若者たちがモスマンに追われます。その恐ろしさに運転していた人が車の速度を160kmまで上げるも、ものともせず追ってきたといいます。同日夜に別の目撃者も現れています。

ウェストバージニア州シルバー・ブリッジでの目撃が最後?

最初の目撃から13ヶ月もの間モスマンの目撃は集中しますが、19671215Wvのポイント・プレザント、オハイオ州のカノーガ間に架かっていたこの橋付近でモスマンが目撃されて以降、モスマンについての報告は途絶えています。

シルバー・ブリッジ崩落事件はモスマンの仕業?

そしてその橋で悲劇は起きます。モスマンの姿が確認された19671215日、シルバー・ブリッジが崩落してしまいます。今でも多くの人々にモスマンが関係しているのではと言われているこの出来事がどんなものなのか、その強度についてやその時の状況などを中心に皆さんにも知って頂きたいと思います。

犠牲者46人、負傷者多数の崩落事故

事故が起きた12月15日はクリスマスシーズンで、食材などの買い出しやプレゼントを購入する人が多い時期です。そんな人々の車で橋の上が埋まっている時に崩壊が起き、巻き込まれた46人もの人々が亡くなってしまいます。また負傷者も多数出し、2名は行方不明のままとなっています。

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