ダンゴムシの餌は何がおすすめ?コンクリートも食べるって本当?

ダンゴムシは日本中どこでも見ることのできる生き物ですが、実は雑食性で様々なものを餌にしています。なんとあのコンクリートも食べてしまうんだとか。この記事では、意外と知らないダンゴムシの餌を中心に、その生態や飼育方法、おすすめの餌についてまとめました。

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ダンゴムシの餌って何?

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こどもの頃に石や落ち葉の下を探すとよく出会ったダンゴムシたちは、とても身近にいた存在なのに、何を食べ暮らしているのかイマイチわからないといった方も多いと思います。そこで今回はそんな彼らが普段何を餌としているのかを紹介したいと思います。

ダンゴムシの生態

ダンゴムシが何を食べるかを知るために、まずはダンゴムシとは一体どんな生き物なのかを見ていきます。暮らしている場所やどんな生物の仲間なのかということを知れば、その餌についても見えてきます。

日本全国にいる

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身近に見られるダンゴムシはオカダンゴムシともいい、陸地で生活しています。日本全国に分布しており、湿った地面のある場所を好み棲み家としています。彼らは森や林だけではなく私たちの家の庭や道端に落ちているコンクリートブロックの下など、あらゆるところに生息している生き物です。

ダンゴムシの見た目・特徴

ダンゴムシは等脚目オカダンゴムシ科に分類される生き物で、7対の脚を持ちます。他の虫とぶつかったり、人間が触るなどして刺激を受けると体の節を丸くして防御の体勢になります。この丸くなった姿が団子のようだとし、それが名前の由来になったとする説が一般です。

海外でもダンゴムシはそのころんと丸くなる姿から連想される名前で呼ばれており英語ではPill bugなどと呼ばれたりします。Pillというのは薬のことで、その中でも丸薬や錠剤などの丸い形状のものを指す言葉です。

ダンゴムシは甲殻類

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ダンゴムシは名前にムシとついていますが、広い範囲で見ると甲殻類の仲間です。甲殻類と聞くとエビやカニなどを連想し、陸地に住むこの生き物からはあまりイメージできないという方も多いと思いますが、ダンゴムシの仲間にはオカダンゴムシの他にハマダンゴムシという種類の砂浜などで暮らすものもいます。

ダンゴムシの餌はなにがいい?

ダンゴムシの餌の定番と言えばやはりその棲み家にも豊富な落ち葉ですが、彼らは雑食なので落ち葉などの植物だけでなく動物性の餌や、人間の食べるようなものも食べます。どんなものを与えたら良いのか紹介したいと思います。

朽ちている葉

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まずは定番の落ち葉や、朽ちてしまった葉です。彼らは地面に積もり朽ちていく葉や草などを食べることが多く、自然界ではそれが分解者としての役割を果たしています。色々な葉を食べますが、桜の葉は枯れてからもそのいい香りがするためか、与えるとよく食べます。食べない葉もあり、松などの針葉樹の葉は好まないようです。

また、枯葉は食べるだけでなく隠れたり寝床にしたりするのに適しているようです。個体によって好みの違いもあるので色々な葉を与えてみてどれを気に入って食べるか観察するのもいいと思います。



家庭にある野菜

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家庭にある野菜もダンゴムシの餌になります。レタスやキャベツなどの葉物野菜はその形状が彼らにとって食べやすく、また水分もあるためよく食べます。人参なども好きなようですが、硬い皮の部分はあまり食べることができないようです。

他にも色々な野菜を食べますが、表面のツルツルとしたナスやパプリカ、豆類のサヤなどは上手くかじることができないため、そのままでは食べることができない食べ物です。しかし、皮を剥いたり小さく切るなどしてから与えれば食べてくれます。

その他

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またその他にも、スナック菓子やパンなどの柔らかくかじりやすい食べ物もよく食べます。ダンゴムシは辛さを感じないので辛いお菓子も食べるようですし、スナック菓子やパンも野菜と同じように普段から家にあることが多く与えやすい食べ物のひとつです。

ダンゴムシの餌に特におすすめなもの

このようにあるゆるものを食べるダンゴムシですが、より与えてみてほしい餌というのがあります。こんな食べ物も食べるのかという驚きもあるかもしれませんが、雑食の彼らにバランスよく色々なものを与えるためにも、これから紹介する食材について知っていただきたいと思います。

簡単に与えられるゴマ

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ゴマは人間にとって非常に良い食べ物ですが、ダンゴムシに与えるのにもオススメの食べ物です。ゴマにはビタミン類だけではなくカルシウムも豊富に含まれており、甲殻類の彼らの体のためにとても役立ちます。

また1粒1粒が小さいため少量ずつ食べ切れる分だけを与えることが可能で、ゴマ自体が傷みにくく飼育ケースに入れておいても嫌な匂いを発したりすることがないので、世話をする人間にとっても扱いやすい餌です。

ちぎったチーズ

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乳製品のチーズもカルシウムが豊富で、それだけではなくたんぱく源としても活躍します。特別なものではなく、冷蔵庫に余っているスライスチーズや切れているものなどのプロセスチーズで充分です。

プロセスチーズはそれなりに日持ちし栄養価も高い食品ですが、匂いが強い食品であること、カビや他の虫が寄ってくる可能性などを考えると大きなものをそのままポンと与えるのではなく、小さく千切って与えるのを推奨します。

ジャコや小さなエビ

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甲殻類の仲間であるエビなどは魚や自分よりも小さなエビを食べています。それらの生き物はカルシウムもタンパク質も豊富で、同じように体に殻を持つダンゴムシにもやはり良いと考えられる食べ物です。

イワシの稚魚であるジャコ(ちりめんじゃこ)やオキアミ、乾燥さくらえびなどは小さく、乾燥しているため少量与える分にはあまり匂いも気になりません。またジャコは同じくイワシを加工した煮干しよりも柔らかく、ダンゴムシが食べやすい食べ物と言えます。

コンクリートもダンゴムシの餌になる?

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本当に様々な物を食べるダンゴムシですが、コンクリートを食べるという話があります。あんなに硬いものを食べられるのか、そもそも本当に食べるのかという疑問を持つと思いますが、その真相についてお話したいと思います。

コンクリートや石も食べる

私たちの身の回りの色々な場所にいるダンゴムシは、コンクリートの欠片や石などの落ちている場所に隠れていることが多いです。彼らはそれを隠れるために使うだけではなく食べることもあります。



カルシウムを摂取するため

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特におすすめの食品を紹介した時にも触れましたが、ダンゴムシにはカルシウムが必要です。そのため石やコンクリートを食べることによってそれに含まれているカルシウムを摂取しています。石やコンクリートの欠片を拾ってきて与えれば必要な栄養を取れるだけではなく、隠れ家や景観としても使えます。

また、それ以外にもペットの栄養補給用などで売られているカルシウムパウダーでも代用は可能です。家にあるものであれば、洗って乾燥させた卵の殻なども日常的に手に入りやすくおすすめです。割ったり、粉にすれば食べやすくなります。

ダンゴムシはほかの生き物の餌になるのか

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