「パンをふんだ娘」がトラウマになる恐怖!あらすじやメッセージを考察!

「パンをふんだ娘」は貧しい人は死ぬことでしか幸せになれないとのメッセージを含み、その事実を放置して見て見ぬ振りの世の中へ訴えた作品の一つです。アンデルセンは幼い頃、家が貧しかったので、心の貧困や救いようのない生活気になり女性に積極的になれず独身のままでした。

キリスト教の7つの大罪がベース

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大学受験でアンデルセンの勉強を見た神学生から受けた影響でキリスト教の価値観を作品のテーマに据えています。キリストの教え「7つの大罪」で一番重い罪とされる「高慢」を犯したエンゲルが心を入れ替えて神様に許されるまでを描いた物語です。パンをふんだのも大きな罪です。

パンはキリストの身体の象徴

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インゲルがふんだパンは人の手と汗と労働によって作られ、それを食べずに踏むとは倫理に反します。またパンはキリストの肉の象徴と言われ、インゲルの行動は神様キリストをふみつけた事と同じということになるのです。救いようのない罰が続いた理由です。

贖罪のプロセスを描いた

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キリスト教では罪を犯すと許されるのではなく、悔い改めてゆるしを得るという考えがあり、ほどこしはゆるしを得るための王道です。罪を犯してしまったインゲルが鳥になれたのは女の子の願いのおかげなので、まだ罪を償っていないインゲルはさえずる声と美しさを取られています。さえずることもできず他の鳥に何も伝えず餌を与え続けるのです。

アンデルセンの悩み

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靴職人のお父さんが早く亡なり人生を決断するのが15歳、学校をやめてコペンハーゲンへ行きオペラ歌手を目指します。が、挫折し劇作家や歌も認められなかったので、王立バレエ団へ入りダンサーとして転身しましたがこれも上手くはいきませんが、バレエ団の関係で王様や政治家の手助けを受けて大学に行くことになりました。

アンデルセンから恋されると婚約者ができる

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やっと大学へ入学したアンデルセンの初恋は25歳の時、ラテン語の級友の姉で沢山の愛の詩を作りましたが彼女には婚約者がいます。二人目、三人目も・身分・財産・容姿に自身がなく出遅れて他の男に取られます。四人目の令嬢マチルダが送った手紙はすれ違い、届かず、二人の恋が終わります。がすぐに歌姫に恋をしましたが婚約者がいました。

心配性だった

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出かけるときは非常時にすぐ逃げ出せるようロープを持参し、「眠っている間に死んだと思われ埋葬された男」の話を聞いて、ベッドの隣に「ただ眠っているだけで死んでいません。埋葬はしないでください」との内容のメモを必ず置くかポケットの中へ入れていました。

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