恐怖のあまり答えられなかった女の子は翌朝片手が無い状態で自宅のベットで死んでいるのを発見されました。
真夜中のノック
いじめを苦に自殺したカシマくんという男の子は、今でも友達がほしくて現世をさまよっています。この話を人と話すとカシマくんは自分が呼ばれているのだと思い深夜にその子の夢に現れます。
噂を友達に聞かされた男の子も部屋をノックされる夢を見ました。ドアの向こうから聞いたことの無いようなしわがれた声で「今、ひまですか?」と問いかけられ、男の子は思わず「誰だ」と答えてしまいました。
次の瞬間ドアが開き、左半身が潰れた姿のカシマくんが現れました。男の子はその日の朝、男の子は寝床にはおらず、今も見つからないままです。
鉄道事故
ある日事故で若い女性が下半身を電車にちぎられてしまいました。運転士が慌てて電車を止めて外に出ると、上半身だけになってもまだ息の合った女性が体を手で引きずりながら「助けて」と運転士の方へ這ってきました。
その姿に恐怖した運転士が思わず電車の中に逃げ帰り、女性は救急車が来る前に死亡してしまいました。その数ヶ月後、運転士の夢に上半身だけの女性が現れ「足を返せ」と言ってきました。
「ゆるしてくれ」と謝りましたが女性は運転士の下半身を引きちぎり、運転士は死んでしまいました。その事件から、この話を聞いた人の元には同じ女性が夢に現れ足をよこせと要求してくるのだそうです。
カシマレイコにはいくつもの姿がある
名前から女性を想像しがちですが、この存在は呼ばれ方が多様であり名字にあたる部分のみで呼ばれる場合も多く、男性の姿で登場するお話も多く伝えられています。
戦時中に両手足を撃たれた郵便配達員
これは男性版のお話です。四肢のすべてを傷つけられ、痛みにもがき苦しみながら死んでいった彼は、そのまま死亡し悪霊となったという説です。
終戦間際に米兵に強姦された女性
これはメジャーな説です。混沌の中にあった時勢の中で理不尽な目にあった女性は絶望し、列車に身を投げました。手足は列車の車輪で轢かれて欠けた状態で絶命し、その深い怨念から今でも憎しみのままに誰かの命を奪ってしまう存在になってしまっているのだといいます。