カシマレイコとは?誤った答えをすると体の一部を奪われて死ぬ恐怖の都市伝説

「カシマレイコ」という言葉をご存知ですか?夢の中に出てきて体の一部を奪うという恐ろしい都市伝説です。様々な言い伝えやパターンが存在し、最近ではゲームの題材にもなりました。そんなカシマレイコについて、詳しく見ていきましょう。

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カシマレイコとは

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これは様々な地域に根付く都市伝説です。呼ばれ方こそ様々ですが、全国に広く分布する話なので、幼い頃に噂話として聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この都市伝説は呼ばれ方に種類があり、フルネームではなくただ「カシマさん」や「カシマさま」、「カシマくん」と呼ばれる場合もあります。では、どんな内容の怪異なのか?ここでは簡単な話の要点をご紹介します。

夢に現れると言われる都市伝説

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これは人が眠っている時に起こる、夢を舞台にした都市伝説です。「夢男」や「猿夢」、「夢のだるま」、「夢と違う」など、夢に纏わる都市伝説は多くありますが、この都市伝説はその中の代表格のような存在です。

夢に関する都市伝説「夢男(THIS MAN)」についてご興味のある方はこちらの記事もご覧ください。

問い掛けを誤ると身体の一部を奪われて死ぬ

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この怪異にあった人は、夢の中で女性に様々な体の部位をくれと要求されます。恐怖に負けて問いかけを無視してしまったり、ある一定の文言を返さなければ要求された部位をちぎられて、最終的には殺されてしまうといいます。

実際に死亡事件が起きたという噂も

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兵庫県の加古市、高砂市でこの都市伝説に纏わる事件が起きたと報道されたという説が存在します。時期ははっきりしませんが、かなり多くの人が朝変死しているのが発見されていう内容の報道でした。

真偽はわかっていませんが、この怪異自体がこちらの地域で発生したとされる言い伝えも多いため、嘘とも言い捨てられないものがあります。

カシマレイコの怖い話をご紹介

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この都市伝説纏わる話はたくさんあります。有名なだけに話の内容も多種多様です。今回はその中から「カシマさん」や「カシマくん」と呼ばれる亜種も含めて、三つほど怖い話をご紹介しましょう。

夢の鏡に映る女

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この都市伝説を噂で聞いてしまった中学生の女の子が鏡のある暗い部屋に閉じ込められる夢を見ました。扉を叩いても叫んでも誰も助けてくれない、嫌な夢でした。二日連続で同じ夢を見た女の子は今度は部屋の中を探索して出口を探しました。ふと鏡に目をやると自分の後ろにぼんやりとした影があることに気づきました。

三日四日と同じ夢を見るうちに鏡の中の陰は濃くなっていき、とうとう6日目に片手と片足の無い女がはっきりと見えました。振り向けずにいる女の子に女は「手をちょうだい」と語りかけてきました。

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恐怖のあまり答えられなかった女の子は翌朝片手が無い状態で自宅のベットで死んでいるのを発見されました。

真夜中のノック

いじめを苦に自殺したカシマくんという男の子は、今でも友達がほしくて現世をさまよっています。この話を人と話すとカシマくんは自分が呼ばれているのだと思い深夜にその子の夢に現れます。

噂を友達に聞かされた男の子も部屋をノックされる夢を見ました。ドアの向こうから聞いたことの無いようなしわがれた声で「今、ひまですか?」と問いかけられ、男の子は思わず「誰だ」と答えてしまいました。

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次の瞬間ドアが開き、左半身が潰れた姿のカシマくんが現れました。男の子はその日の朝、男の子は寝床にはおらず、今も見つからないままです。

鉄道事故

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ある日事故で若い女性が下半身を電車にちぎられてしまいました。運転士が慌てて電車を止めて外に出ると、上半身だけになってもまだ息の合った女性が体を手で引きずりながら「助けて」と運転士の方へ這ってきました。

その姿に恐怖した運転士が思わず電車の中に逃げ帰り、女性は救急車が来る前に死亡してしまいました。その数ヶ月後、運転士の夢に上半身だけの女性が現れ「足を返せ」と言ってきました。

「ゆるしてくれ」と謝りましたが女性は運転士の下半身を引きちぎり、運転士は死んでしまいました。その事件から、この話を聞いた人の元には同じ女性が夢に現れ足をよこせと要求してくるのだそうです。

カシマレイコにはいくつもの姿がある

名前から女性を想像しがちですが、この存在は呼ばれ方が多様であり名字にあたる部分のみで呼ばれる場合も多く、男性の姿で登場するお話も多く伝えられています。

戦時中に両手足を撃たれた郵便配達員

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これは男性版のお話です。四肢のすべてを傷つけられ、痛みにもがき苦しみながら死んでいった彼は、そのまま死亡し悪霊となったという説です。

終戦間際に米兵に強姦された女性

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これはメジャーな説です。混沌の中にあった時勢の中で理不尽な目にあった女性は絶望し、列車に身を投げました。手足は列車の車輪で轢かれて欠けた状態で絶命し、その深い怨念から今でも憎しみのままに誰かの命を奪ってしまう存在になってしまっているのだといいます。

兵庫県加古川市の女性

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やけに具体的ですが、これはこの地域に住んでいた人が米国の軍人に強姦され、さらに両手足を銃で撃たれ、一命を取り留めるも投身自殺した女性が悪霊となった説です。

こちらのエピソードは「鹿島さん」という字が当てられることも多く、この一件が発生した少し後に先ほどご紹介したこの地域周辺での変死事件がたくさん起きたと言われています。この説のカシマさんは四肢のすべてに加えて頭部もない姿で現れるとされていることが特徴です。

カシマレイコの話に共通するパターン

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この都市伝説は派生が多すぎてそれぞれが別物のように見えるかもしれません。しかし、多くある話の中でも共通していることが何点かあります。数ある話を整理し見つけた共通項をご紹介します。

体が欠損している

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体のどこかを失い絶望した人間が悪霊となり人々の元をへやってくるというのが共通項です。最も多いのは手足が欠損しているパターンですが、目を欠損しているなどの亜種も存在します。

謎の問い掛けを行い、命を奪う

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「腕がほしい」「足がほしい」「友達になってほしい」など内容は多種多様ですが、その問いかけの答え方を間違うと最終的に殺されることは共通しています。また、それぞれの問いかけに正答が用意されており、正しく答えれば何もしないというのも共通しています。

話を聞いた人の所に訪れる

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不幸の手紙、あるいはチェーンメールのように届いた時点で呪いが発動してしまうという所も共通しています。また、聞いてしまった場合他の人に同じ話を教えれば助かる、というパターンが多いことも不幸の手紙と類似しています。

カシマレイコから逃れる対処法とは

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出会ったら最悪の場合殺されてしまう恐ろしい都市伝説ですが、逃れる方法が用意されているのがこの話の特徴です。では、どうすればこの都市伝説に出会ってしまっても助かることができるのでしょうか。対処法についてご説明していきます。

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