記入する項目や記入方法は、さきほどご説明したことと同じです。ですが、湯島天神には車とバイクの形代があります。これはどのように書けば良いかというと、形代に「車両番号」を書けば良いといわれています。普段自分自身が乗っている車やバイクですから、こちらも撫でて息を吹きかける必要があります。
湯島天神とは
湯島天神とは通称で、正式には「湯島天満宮」と言います。所在地は「東京都文京区湯島3‐30‐1」です。祀られている神様は、開運・勝運を司る「天之手力雄命(アメノタヂカラヲノミコト)」と、学問の神である「菅原道真公」です。そのため、合格祈願の絵馬が多く存在します。
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形代の注意点
これまでにも、形代は自分の身代わりであることをお話してきました。身代わりである以上、扱いも十分に気をつけなければならない代物です。ここでは、形代を扱う上での注意点をお話していきます。
穢れを移したら絶対に触れない
自分の穢れを移したヒトガタは、自分が触る分には構いませんが、いくら家族であっても他人に触れさせてはいけません。当然、他人の形代も触ってはいけません。理由は簡単で、穢れが形代を経由して、他者へと移ってしまうからです。
自分で処分する場合は燃やす
神社の大祓に参加している場合は、適切にお焚き上げをしてくれますが、もしも自分で処分しなければならなくなった場合、どうしたら良いのか疑問ですよね。その場合も、燃やして灰にしてしまった方が良いのです。その燃えカスは排水溝に流しても良いし、近くの川に流してもかまいません。家の中にいつまでも置いておくのは避けましょう。
形代は呪いに使ってはいけない
ヒトガタの形代には、「善用」と「凶用」の2種類が存在します。これまでご紹介してきたのは、「善用」のものです。それでは、「凶用」の形代とは一体どんなものを指すのでしょうか。ご紹介しますが、くれぐれも悪用しないでください。
形代は呪いの依り代になる
ヒトガタの形代に名前を書くと、その時点で、自分の分身のような存在が現れることになります。それは、ヒトガタに他人の名前を書いたとしても、効力を発揮してしまいます。誰かの名前が書かれたヒトガタを傷つけると、場合によっては相手に危害が加わるおそれがあるのです。