カスパーハウザーとは何者?謎の出生から特殊な能力、暗殺の謎に迫る

彼は手紙で希望した騎馬隊への入隊は認められませんでした。孤児として市の管理下で保護されることになります。そこで彼は教育を受け、自分の過去を少しずつ白日の下にさらしていくことになります。

警察の所有する塔で生活をすることになる

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警察が所有する塔でカスパーハウザーは新しい背活を始めます。ここでの生活で彼は驚くべき成長を遂げ、流暢に言葉を操り顔つきも穏やかになったといいます。目が落ちくぼみうつむいておびえていた少年は教育によって生まれ変わったかのようだったといいます。

パンと水しか口にできなかった

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カスパーハウザーが口にした食べ物はパンと水だけでした。それ以外の食べ物は体が受け付けずに吐き出してしまいました。保護されるまではパンと水以外を口にしたことが無かったのでは?と考えられています。

カスパーハウザーは初めは人間らしさを持っていなかった

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誰もが持っている基本的な「人間らしさ」を彼は持っていませんでした。野生児とも違い、幽閉されていた彼は圧倒的に全ての経験が乏しかったようです。どのような状態だったのかを下記にまとめてみます。

生命を認識することができなかった

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彼は飽きることなく人形で遊び、人形にも必ず餌を与えたといいます。その姿からは「人間と人形」の区別がついていないようだったといいます。つまり生命の有無や生命の価値を認識できなかったのです。

徐々に喋れるようになり、読み書きもできるようになった

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ほとんど喋ることやコミュニュケーションが不可能でした。彼が保護されて教育されていく間に驚くほど発達します。これは人間は教育でいつでも変わることが出来るという事と、能力があっても教育を受けないとかくも悲惨な状況になるのだという事を明示しています。

経験が乏しい彼には行動の結果が理解できない

ロウソクの日を見てそれを掴もうとしたり、鏡の中の自分の姿におびえたり怒り出したりしました。また刃物を近づけてもおびえることがありませんでした。まるでそれらが何なのかが全く理解していません。火に触ると熱いという事や尖ったものが危険という事が分からないようでした。

覚えるのではなく思い出すように

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彼の教育に当たった担当官はこんな風に表現しています。「新しい事を覚えていくのではなく、思い出すように色々なことが出来るようになっていった」彼は恐らく虐待され地下牢に閉じ込められ人間性を漂白されていたのでしょう。

少しずつ明かされるカスパーハウザー発見前の生活

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保護を受けた生活を始めた彼は言葉を話すことが出来るようになり、生まれてから現在に至るまでの様子をおぼろげに語っています。それらは断片的な情報で空白が大きすぎます。彼の素性を語るには空白を埋める想像力がどうしても必要になります。

非常に暗くて狭い空間で生活

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彼が暮らしていた場所は非常に狭く暗い所でした。奥行きが2m、横幅が1mのスペースで窓はなく、天井が低くて立ち上がることが出来ませんでした。建物の中の地下牢のような所に幽閉されていたと考えられます。昼夜を問わず暗闇の中にいた様です。

監禁され、食事はパンと水だけ

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彼は幽閉された空間の中で与えられていた食事はパンと水だけでした。長期的にそれだけしか食べることがなかったので、それ以外の物を受け入れることが出来ない体にかなっていました。パンと水以外は全て吐き出してしまいました。

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