ヒイラギとは
ヒイラギ(鮗)は東アジアの温たたかい地域の内のほうの湾岸や汽水域に、多く出現する大きさ100mmくらいのプラチナ色の小魚です。口先が伸びて、背ビレと尻尾のトゲは強くて丈夫なところが特徴です。また釣り上げた際はギィーギィ-と鳴くのが特徴です。
ヒイラギはスズキの仲間
鮗は実は世界的にも数多くの種類くの種類が存在するスズキ(鱸)の仲間のなのです。見た目は全然似ていなく鮗は平べったい魚です。後頭部あたりに濁った黒色の斑点があるので詳しくない方もこの違いが分かります。鱸料理にはこちらの記事でレシピが載っていますので、是非ご覧ください。
ヒイラギは光る?!
なんとヒイラギ(鮗)は魚という生き物ですが光るのです。食道付近に自身で発光するバクテリアが住んでいてその力で真夜中の海、海底での暗やみでもうっすらとまばゆく発光するお魚です。腹あたりが光っており、群れで泳いでいることも多いのでとても綺麗です。
ヒイラギの生態
そんな鮗は汽水域や内湾の砂や泥などの底にひそんでいて、群れで行動しています。ピラニアに似た肉食のお魚なので底生生物を食べています。食べる際は口先を伸ばし吸い込むように食べます。産卵期は5月から夏にかけて0.7ミリほどの小さな卵を産みます。
ヒイラギは主に西日本に生息している
そんな鮗は日本国内では、主に西日本地区の海域で分布して生息しています。西日本地区の海域から九州や沖縄のほうまでに生息しています。また世界的には、韓国や台湾、朝鮮半島の海域など太平洋の西方に生息しています。ユーラシア大陸のなかでは広く分布していると言えます。
沖縄ではヒイラギの仲間がたくさんいる
沖縄つまりは琉球の大陸に住むヒイラギは糸引鮗(イトヒキヒイラギ)や沖鮗(オキヒイラギ)をがメインになりますが、他にもたくさんの鮗の仲間が生息しています。熱帯(ネッタイ)、小判(コバン)、背高(セイタカ)など他にもいろいろな鮗が生息しています。
ヒイラギの呼称
人によってはヒイラギと聞くと植物や草花の柊(ヒイラギ)をイメージなさったのではないでしょうか?実は体の形や触ると痛いトゲのような鰭が、その草の柊によく似ていることから、同じ呼び名で「ヒイラギ」と言われるのです。
そんなヒイラギですが、生物の属名では「柊」とも「鮗」ともどっちでも大丈夫なのですが、日本の地方各地ではそんな呼び方をしても、魚の鮗としてきちんと伝わらないことがあります。それはいったいなぜなのでしょうか?