人類を創造した宇宙人?アヌンナキとは 日本人とも関係があるって本当?

それにしても、なぜアヌンナキは私たち人類を創造する必要があったのでしょう。理由の一つとして、人類を新しい労働力として、つまりは奴隷として利用したかったのではないかとする説があります。では、その労働力によって何を得ようとしていたのでしょう。

金の採掘に来たアヌンナキ

人類創造より遥か昔、アヌンナキの母星「ニビル」は絶滅の危機に瀕していました。地熱と大気が宇宙に流出することで、生存環境が崩壊しかけていたのです。流出を食い止める手段は、粒子状の黄金で星を覆う以外ありません。そう、彼らは黄金を求めて地球へやって来たのです。

星を護るシールドを作るために黄金を用いるなんて、いかにも魔術めいていると考える方もいるでしょう。しかし、考えてみると人工衛星は金色に輝く断熱材「サーマルブランケット」で覆われています。あくまで金色に“見える”だけですが、興味深い一致点です。

遺伝子操作によって誕生した人類

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紀元前44万5000年、アヌンナキは地球に辿り着きました。彼らはまずペルシア湾で採掘を始め、金の量が減るのに合わせてアフリカへと渡りました。そして、紀元前40万年、メソポタミア南部に7つの国が建国されます。

しかし、ここで次なる問題が彼らに立ちはだかりました。母星ニビルから働き手として連れて来た同族の反乱です。崩壊が迫る母星へもっと効率よく黄金を送る手立てはないものか。そうして、彼らに代わる労働力として創られたのが人類だったのです。

アヌンナキの故郷「ニビル」とは?

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ニビルとは、アヌンナキの故郷であり、火星と木星の間を通るとされる惑星の名前です。ニビルとはシュメール語で「交差する」という意味を指します。絶滅寸前に陥った理由ですが、「戦争による大気汚染」と考えられています。内紛だったのか、あるいは他の宇宙人との抗争があったのか、定かではありません。

ニビルが周期的に地球へ接近した際、アヌンナキはこの星に降り立ち、その度に自分たちが持つ文明の痕跡を残していったと考えられています。これらはセガリア・シッチン氏が粘土板に刻印された楔形文字を解読して入手した情報です。

太陽系に存在するとされる未知の惑星

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「惑星X」と呼ばれる天体をご存知でしょうか。太陽系の彼方に位置するとされる惑星の通称です。一部研究者たちの間で、これは「惑星ナイン」と呼ばれています。それが惑星ニビルだという科学的な裏付けはありませんが、太陽系に未解明の部分があることは、紛れもない事実です。

二ビルの特徴

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ニビルは3600年周期で地球に接近しています。私たち人類にとっての3600年がアヌンナキの一年に相当するとされています。彼らは非常に長命で、数十万年は生きるとされています。二ビルは「母星」と呼ばれていますが、その実体は他の宇宙人が太陽系調査の目的で建造した人工衛星であるとする説もあります。

シュメール神話によると、その大きさは木星の二倍で太陽系に突如出現したとあります。その後、天王星と衝突、冥王星の引力を乱し、第五番惑星ティアマトを破壊しています。その出来事はシュメール文明の中で、「天界の戦闘」として語り継がれています。

ニビルとシュメール文明の関係は?

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シュメール文明は、紀元前4500年頃、メソポタミアで繁栄しました。これは現在のイラクに当たる場所です。シュメール人は独自の言語を操るばかりか、文学、数学、芸術、天文学、建築などあらゆる分野に秀でていました。特に医療の分野では外科手術の技能さえ持っていたとされ、白内障の治療方法まで知っていたと言われています。

現代とそう変わらない高度な文明が唐突に現れたとなると、確かに進化の過程で何か超常的な力の介入があったのではないかと疑念を抱いてしまいます。古代の文書によると、シュメール人の各都市はそれぞれの神によって守護されていたと言います。その“神”こそ、アヌンナキではないのでしょうか。

シュメール文明を創造したのはアヌンナキだったのか?

アヌンナキは金の採掘の奴隷として、人類を創り出しました。仮にそれが真の目的だったとして、どうして知恵を授けたのでしょう。人類に高度な知識と技術、文明を与えれば反発される可能性があると考えなかったのでしょうか。その答えもまた金の採掘が鍵になっていると考えられます。

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