かかしは現在も作り続けられており、老朽化したかかしは新しいものに代替わりする集落なので、現在もグーグルマップで活き活きとしたかかし達を見る事が可能です。想像以上にかかしだらけで、人間の姿が稀なので一見の価値ありです。
- 座標:33.856530, 134.019421
怖さ評価
かかしは愛嬌のある顔で作られていますが、あまりにも生活感と躍動感があり、かつ村人の6倍という数に目を疑います。減り続ける人口に増え続けるかかしという、最終的にかかしだけの無人集落になってしまうのではと、廃村が生まれる鱗片を感じます。実際の廃村になった村に関する記事は以下のリンクからどうぞ。
- 怖さ:★★★★★
Contents
グーグルマップに写った怖い画像⑨
グーグルマップの中には、地図の編集が行き届いておらず閲覧できないブラックボックスになっている個所がまま存在します。ここで紹介するのは、ブラックボックスどころか異次元に飛ばされてしまったパターンの座標です。
ザ・スケリーズ
イギリスにあるわずか1km程の小さなスケリーズ島は、ストリートビューに切り替えた途端一面が極彩色の異次元空間に放り込まれます。移動はできず見渡すことしかできませんが、あまりの景色の変化に混乱すること必至です。
画像の座標
灯台だけが建っている小さな島なので、通常のマップ上で確認できるのは灯台だけです。グーグルマップ公式で撮影されたものではなく、個人が用意した画像のようで現在でも閲覧可能となっています。
- 座標:53.420428, -4.610688
怖さ評価
グーグルは認定フォトグラファーからのパノラマ写真を使って、世界各地の細かな地図の形成を行っていますが、スケリーズ島の極彩色の景色は当然実際の景色でもなければ、既存の画像の加工でもありません。なぜそれが公式の画像として使用されているのかという疑問が残ります。
- 怖さ:★★★★
グーグルマップに写った怖い画像⑩
普段私たちが地図を使う時は、道を調べる・場所を調べるという大半が陸地を示すために使われます。しかし世界地図という規模で見れば、陸地だけでなく海路・海も地図の範囲となります。そんな海にも不思議な光景が存在します。
難破船
イラクのバスラは湾岸都市で、多くの船が行き来する場所です。グーグルアースで湾を見ると多量の貨物船が停泊している様子が見られますが、よく見るとところどころに違和感が。異様に船が密集している個所の船は沈没しており、港の目の前には巨大なタンカーが横倒しになったままという異様な光景です。
画像の座標
湾内の難破船は2019年現在でもグーグルマップで確認可能です。この湾岸都市の難破船の数は30隻以上と言われており、今も難破船の数は増え続けているようです。実際に座標近くにもう一隻大きな旅客船のようなものが座礁している事が確認できます。
- 座標:30.542518, 47.825942
怖さ評価
船の往来が盛んな湾なのかと思ったらその殆どが難破船であり、しかも大型船も放置されたままになっている事に薄ら寒いものがあります。何故こんなにも船の座礁が多いのか、など気になる点が多すぎるのも不気味さの要因になっています。
- 怖さ:★★★★★
グーグルマップに写った怖い画像⑪
何かしらのメッセージを込めたモニュメントやオブジェを、ユーモアと驚きを込めてアーティストが作成する事はよくありますが、あまりにインパクトが強いものはメッセージ性よりも恐怖が先行してしまうのも付きものです。
服を着せられた案山子たち?
緑豊かなフィンランドの農地帯で、たくさんの人が集まって収穫作業をしているかのような風景が写っています。しかしそこにいる人のようなものは全てかかしで、その数は700体以上という不気味な光景です。かかし群は地元アーティストによる「静寂の人々」という作品ですが、実際の静寂さとかかしの風貌もあってぞくりとするものがあります。
画像の座標
元々は首都のラッシーラの野原に1200体設置されていたものを、永続的に展示する為に700体ほどに減らして移設したものが現在位置になります。メッセージ性のあるオブジェとして現在でも変わらずその不思議な光景を見ることが出来ます。
- 座標:65.093755, 28.904096
怖さ評価
作者から作品の意図は語られず、地元の人々によって「ソ連との冬戦争犠牲者の慰霊モニュメントであろう」として扱われているようです。作品とはいえ意図不明でこの風貌はあまりに不可解で、特に夜の光景は直視に耐えない恐ろしさがあります。
- 怖さ:★★★★★
グーグルマップに写った怖い画像⑫
心霊スポットとして有名になった、日本のガリバーが展示されていた富士ガリバー王国は知っている人もいるのではないでしょうか。テーマパークの巨大なキャラクターオブジェは純粋に面白おかしく見る事が出来ますが、いたって普通の平地に突如こういったオブジェが現れたら面白いどころではありません。
ならず者の作品
スコットランドの住宅地と広大な緑地公園との境目にゴロリと横たわる巨大な人型、体長約30mほどの巨大な人型オブジェはガリバー旅行記のガリバーを彷彿とさせます。しかし全身灰色で苦し気な表情の巨人は、愉快さよりも不気味さの方が際立ちます。殺人罪で14年服役した人物によって制作された、という経緯も興味深いオブジェです。
画像の座標
異様な巨人のオブジェですが、実は地元民には愛されており30年ほど公園の顔として飾られていました。しかし土地開発の整地の為撤去されてしまい、現在では跡形もなくその痕跡をたどる事もできなくなっています。
- 座標:55.930512, -3.118335
怖さ評価
製作者が殺人犯であり、オブジェの見た目も遺跡のような古めかしさと不気味さがありますが、地元では大変愛されていたようです。彫刻家に転身した男性が作り上げ、30年間愛されてきたことを考えると、怖さよりも撤去されてしまった寂しさの方が感じられます。
- 怖さ:★★
グーグルマップに写った怖い画像⑬
役目を終えた無機物にも墓場というものが存在するとしたら、どういった光景を思い浮かべるでしょうか。人間のように供養され埋葬されるのでしょうか、通常ではお目にかかる事の出来ない光景をグーグルマップでなら見る事が可能です。
飛行機の墓場
今まさに戦闘離陸体制かと思われるような、物々しい光景が広がるアメリカのアリゾナ州の郊外にあるモンサン空軍基地の画像です。使われなくなった大量の飛行機が、そのままの姿で整然と並べられている様は思わず唾を飲んでしまいます。部品の流用の為にバラされ残骸になった戦闘機もあり、まさに飛行機の墓場さながらです。
画像の座標
広大な乾燥地帯を有意義に活用した飛行機の墓場は、モンサン基地の一角という事もあり現在でもグーグルマップで確認可能です。アメリカのスケールの大きさを感じられる風景は、実はチャーター機で上空から直接見る事も出来るそうです。
- 座標:32.152244, -110.829205
怖さ評価
あれほどの数の戦闘機を、再利用可能な保存状態で維持しているという事に一抹の恐怖を覚える光景です。心理的というよりも、アメリカの物量をまじまじと見せつけられるそんな光景ではないでしょうか。
- 怖さ:★★★
グーグルマップになぜ怖い画像が映るのか?
グーグルマップの画像は、専用カメラが搭載された車両または人が背負って歩く機材で撮影されています。移動しながら撮影されている為、撮影のタイミングでまさかのものが写ってしまう事は、マップの規模を考えると当然のことです。
心霊写真に似た現象
マップに使用されている画像は、パノラマ撮影された景色を優先して繋いでいく事で作成されています。景色優先なので、そこに写り込んでしまった通行人の体は不自然な位置でカットされてしまい、結果ゾッとするような画像が出来あがってしまうのです。
普段いけない場所にあるものだからこそ
カーナビや手元の地図だと、身近な場所を探す目的にしか使いませんし写っているのは記号のみです。その点グーグルマップは360度実際の景色で見回せるので、まるで自身がその場に行っているかのような臨場感を味わえます。目の前の景色が絶景か恐怖の現場なのか、そこでなければ見られないものに出会えるのは必至です。
本でも見れる不思議な世界
グーグルマップで不思議な景色が見られることに注目が集まっていますが、こうしたものをまとめている本も出版されています。普段の生活では見ることの無いユニークな景色や建物など、つい時間を忘れて見入ってしまう書籍をご紹介します。美しいや珍しいに趣を置かれた内容ばかりなので、怖い景色が苦手な方にはこれらをおススメします。
日本の建築技術に圧巻
既に表紙の段階で「これどうなってるの?!」という建物が掲載されている本誌ですが、内容は「ふわふわ」「ガタガタ」などの擬音ごとにカテゴリー分けされており、見た目の面白さだけでなく建築物としての構造の妙や技巧についても詳細に紹介されていて、住んでみたい・行ってみたいそんな気持ちになる一冊です。
見た目重視の世界の珍建築
日本の建築家が技巧で攻めるなら、こちらは海外の建築家が住み易さや建て易さを度外視した、タイトル通り「一度見たら忘れない」をモットーにした内容です。ウネウネとした曲線や謎の突起物など、SF世界さながらのユニークな建築物がめじろ押しです。
絶妙が生み出すレア景色
大自然が生み出した奇跡の絶景から、土地環境柄そうせざるをえず生まれたトンデモな光景など、「合成?」と思ってしまうような絶景が盛りだくさんの一冊です。グーグルマップで見られるものもありますが、解説付きで紹介されているので詳細を知るならこちらもおすすめです。
GoogleMapで美術鑑賞
世界各地色々な場所をリアルに見ることが出来るグーグルマップ、一部建物や店舗内に入れるようになった事で商業広告としての役割も広がっています。そんなグーグルが2011年から美術館に入って展示物も鑑賞できる「グーグルアートプロジェクト」というサービスも展開しています。
作品は現在も追加中
現在日本を含む46の美術館がこのサービスに参加しており、32,000点以上の作品を閲覧する事が出来ます。登録作品は現在でも追加され続けており、ただ見るだけではなく作者別の作品検索や、グーグル翻訳も連動していて作品ページで直接詳細を翻訳して読むことも出来ます。
アプリも対応
「GoogleArtProject&Culture」という携帯アプリで、通常のグーグルマップと同じように美術館内を360度見渡しながら美術品鑑賞が可能です。アプリに対応している作品であれば、端末のカメラを向けると作品詳細を表示してくれる機能もあり、オフラインでも使用可能になっています。
新たな場所を見つけるのはあなたかもしれない
グーグルマップの画像は人通りの多い場所であれば1年で更新されるので、次見た時は景色が変わっているなんてこともよくあります。問題のある画像などは第三者の申告で修正されることもあります。何気なく見ていた画像に「え?!」と思うようなものが写っていても、次見に行った時に画像は修正・削除されているなんて事も当然あります。
本当に危険な画像から、撮影時の機械トラブルや偶然で出来上がったおもしろ画像まで、いろんなものが眠っているグーグルマップ。日々更新され消えていく珍しい光景を、あなたが次の発見者になるチャンスかもしれません。
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