アンドレイ・チカチーロはロシア史上最恐の連続殺人鬼|狂気の犯行と殺人の裏側に迫る

しかし、彼にとって性行為は重荷でしかありませんでした。性行為の仕方も妻の中に射精するのは自分の指でしごいてするといった具合でした。最終的には妻との性交をしなくなっていました。

実は息子も殺人鬼となった

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父親が凶悪な殺人鬼だったというのが影響しているのか、息子のユーリーも問題行動を多く起こしました。暴力事件に始まり、窃盗などを行いました。

そして、最終的には父親と同じように被害者をめった刺しにしてしまうという殺人事件で逮捕されるに至りました。残念なことに、父親と同じような道を歩んでしまうことになりました。

アンドレイ・チカチーロの犯行の軌跡

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実際に、どのような犯行を先駆けに次々と殺人を犯していったのかに迫っていきます。基本的には、女性をターゲットにて犯行を重ねていきましたが、実際に被害者にはどのような人が多かったのでしょうか。

また、最後の被害者はどのような人だったのかについても述べていきます。そして、最終的にどのような状況で逮捕されたのでしょうか。

最初の被害者レーナ・ザコトノワ(9)

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わずか9歳の少女を皮切りに殺人が行われました。レーナを連れ出して、強姦を試みたが、勃起することができませんでした。

抵抗する彼女を無力化しましたが、再び息を吹き返したことに驚き、彼女の性器をめった刺しにして殺してしまい、その最中に射精をしたそうです。最終的に、袋に詰めて川に遺棄しました。

冤罪で殺されしまった人も

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この事件は、当事者同士以外にも不幸な目にあってしまった人物もいます。「アレクサンドル・クラフチェンコ」という人物が冤罪で逮捕され、民警によって自白を教養され処刑されてしまいました。

当時の捜査の在り方の恐ろしさを物語っています。近代の過渡期には冤罪が多発していましたが、さまざまな犠牲者が生まれていたと言えます。

売春婦やホームレスを次々に殺害

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酒やお金を与えることと引き換えに次々と、売春婦やホームレスをだいたいが森の近くに誘い出して殺していきました。しかも、子供に関しては男女関係なく、おもちゃやお菓子をあげるといって誘い出し次々と殺害していきました。

やはり、一定数そのような誘いのってしまう人物は存在してしまうので、味を占めてしまったのかもしれません。

52人目の被害者スヴェータ・コロスティック(22)

最期の犠牲者となったのは、若干22歳のスヴェータ・コロスティックという女性です。彼女の場合は、殺害後、身体をずたずたに切断されました。

この犯行の際に、返り血がついたまま歩行しているところをパトロール中の警官に目撃されました。52人目にしてやっと、目撃されるというのも彼の悪運の強さを物語っています。

返り血を浴びて歩いている所を発見され監視下へ、そして逮捕

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警察に捕まることになり、職場での勤務の記録が調べられることになりました。犯行が行われた日時と出張の記録が完全に一致したため、特捜班の監視下に置かれることになりました。

証拠が不十分であったため、すぐに逮捕には至りませんでした。しかし、さらなる犠牲者がでることをことが懸念され、最終的に約2週間後に完全に逮捕されました。

アンドレイ・チカチーロの残虐極まる凶行

なぜ、こんなにも罪を重ねていったのでしょうか。根底にはどのようなものが原動力になっていったかについて掘り下げていきます。

また、どのようにして人を殺害していったかについても述べていきます。とても過激な内容なので、ご不安な方はご注意ください。とても理解しがたい行動で、同じ人間とは思えないぐらいです。

性的興奮を満たすために殺害を繰り返した

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ネクロサディストにあたる言われています。それは人の死や死体を傷つけることで、性的な快感を得るという恐ろしいものです。インポテンツではありましたが、死体を損壊することで射精ができたという話もあります。

逮捕後などは、家族のためにもちゃんと自分の機能不全と向き合うべきだったとも語っていました。

ナイフでめった刺しや体の一部を食い千切る

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被害者をめった刺しにするのですが、その刺し方も執拗に性器を刺すという残虐ぶりです。そして、その後体を食いちぎったりして、バラバラにしたりします。また、毎度被害者の目をえぐっていたそうです。ロシアの諺には、殺された人間は、殺した人間のことをその瞳に焼き付けるというものがあり、彼はそのためにそのような行為を行っていました。

死体の一部を食べる異常行動も

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母親の洗脳の影響なのか、殺害し死体を傷つけるだけでなく、なんと死体の一部分を食べてたり、持ち帰ったりもしていました。

人を人と思わないような、サイコパスにも似た感覚の持ち主だったとも言えます。人を食べる行為をカニバリズムといいます。詳しく書いてある記事がありますので、深く知りたい方はご覧ください。

チカチーロはサイコパス?

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前述であがった、殺人なのに関連してよく聞く言葉の一つにサイコパスという言葉がありますが、いったいどのようなことを表すことなのでしょうか。メディアなどでのその言葉の起用のされ方から誤解も生みやすい言葉でもあります。

ここでは、サイコパス、サイコキラーについて少々解説していきます。

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