時々ニュースでも廃校の知らせが届きますが、学び舎として愛された場所ですので、なるべくそのままの姿で保存しようという働きがあります。
資料館、介護施設、宿泊施設などその用途は様々ですが、公共管理であることが多いため気になる方は問い合わせてみましょう。
廃病院
病院を捨てる事情は各々ながら、中には医療器具や薬品がそのまま打ち捨てられている場所もあります。
肝試しにうってつけに見えますが、居住区から近いことも多いため、不法侵入者に荒らされていることも多く危険な場所です。
廃遊園地
レジャーランドは閉鎖された後も、撤去に費用がかかるため解体されずに残されていることも多いです。
その退廃と虚無の美にとりつかれた人も多く、どこもフォトスポットとして高い人気を誇っています。
廃水族館
これはかなり希少な部類で、国内では1件のみ確認されています。長崎県の西海水族館です。
水槽内は空になっていますが施設周辺はいまだ海洋生物が豊かに暮らしています。水場ということもあってかなり老朽化が進行しているので危険な場所です。
廃村をテーマにした作品
次からは廃村が登場するフィクション作品たちを紹介していきましょう。
廃村を舞台にしたもの、廃村そのものにが主役であるものと多様ですが、日本の土着文化に密着した名作ばかりです。実際行くことができない人もこういった形で楽しむことができます。
SIREN
名作ホラーゲームとして認知度の高い本作ですが、ゲームステージのモデルが埼玉県秩父市のダム湖沿いにある、岳集落・嶽集落跡とされています。
作中に出てきた風景が見たいと多くのファンが訪れることで有名です。
のぞきめ
発売後1週間で重版決定したという人気ホラー小説です。その中の「覗き屋敷の怪」から廃村が登場します。
じっとりと背筋に汗がつたう、湿度の高い和製ホラーがお好きな方向けです。2016年には映画化もされたので、媒体の比較を楽しむのも良いでしょう。
廃村 昭和の残響
恐怖ぬきで退廃と造形美を堪能したいならこちらです。世にも貴重な廃村を被写体とした写真集です。
紙媒体も素晴らしい出来栄えですが、一部電子書籍版では増量版が発売されているので、掘り下げたい方はそちらもどうぞ。
廃村を訪れる時は注意点を考慮してください
まるで自分もかつての時代を過ごしているような、それでいて一人取り残されてしまったかのような、不思議な魅力を持つ廃村。
ですが事故、災害や怪談話など危険な報告が多いのも事実です。安易な判断で足を踏み入れてはいけません。危険への備えを忘れず、注意点を踏まえて行動するようにしましょう。
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