韓国人のルーツは山葡萄原人?発見の経緯やDNAの特徴までまとめ

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「悪魔の門」(Devil’s Gate)は豆満江の北、ロシアのアムール川流域に位置しています。深い森林に囲まれた山肌に数々の洞窟が存在し、単独部族が他の部族に見つからずに生活を送るには格好の場所だと言えます。

また、山葡萄原人の力強さはこういった洞窟での生活から鍛え上げられたものであり、そういった特徴により、洞窟を拠点とした単独部族での生活が可能であったといっても過言ではありません。

人間が捕食される

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「悪魔の門」命名の由来ともなっていますが、その洞窟に近づく人は神隠しのようにいなくなっていまい、悪魔の住む洞窟と言われだしたことが始まりでした。洞窟の中には何者かが住み着いており、人間を捕食しているという言い伝えが今でもなお残っています。

実際にも山葡萄原人は人も捕食対象としていたとされる説もあり、古くからの言い伝えや、「悪魔の門」(Devil’s Gate)のような不気味な名前が付けられました。現代でも犬を食べる文化がある中国の一部も、このカニバリズムの考えがもとだとされる一面もあります。

他の人類の起源は?

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では朝鮮民族以外の他の人類の起源はどうなっているのでしょう。科学的にも数多くの旧人や原人が発表されていますが、ここでは教科書レベルに有名なものをとりあげてご紹介させていただきます。

ホモ・サピエンス

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日本の理科の教科書にも記載され、多くの人の記憶に残っているのではないでしょうか。現代の人類の祖先は数々の進化を経て25万年前進化によって、ホモ・サピエンスとなった原人であるとされています。

他の原人は淘汰

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原人の種類は数多くここではご紹介できないほどの種類があります。ネアンデルタール人やジャワ原人のように教科書にも載っている原人や、ペキン原人、アウストラロピテクス・アフリカヌスは、全て絶滅しているとされています。

エベンキ族

現在においても存在している部族であるしているエベンキ族ですが、その祖先が山葡萄原人であるとされる説があります。そこで今もなお生活しているエベンキ族についてご紹介させていただきます。

エベンキ族の特徴

エベンキ族はトナカイの遊牧や狩猟を主に行い、生活をしています。トナカイと深いかかわりを持ち、女性がトナカイのお世話、男性はシカやテンの狩猟とエベンキ族の中でも役割が分担されています。

しかし、現代では居住している国々に対応した生活を送るエベンキ族も多く、古くから続いてる風習が変化していっているのも事実です。自然が少なくなり文明の発達により、遊牧だけでは生活が出来なくなっていってしまう事は仕方のない事です。

エベンキ族の住居

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エベンキ族は古くから移動を行いつつ、トナカイの遊牧を行っていましたが、現在では定住が主流です。しかし、狩猟や物資の関係で移動を行う場合はテントや古くから使われている天幕式住居を使用しています。

その他エベンキ族の詳しい情報や、韓国人のルーツと言われている詳しい実態、朝鮮半島に移り住んだ人類に関する真相、韓国のエベンキ族への反応などに関してご興味がある方は、是非こちらの記事も参考にしてみてください。

山葡萄原人のイメージは朝鮮人への偏見を生みかねない

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「悪魔の門」で人を捕食し、力強く粗暴であるといった山葡萄原人が朝鮮人の祖先であるという説は、現代社会において、朝鮮民族への偏見を生みかねません。どうしてそういったイメージになってしまうのかもご紹介いたします。

獰猛で野蛮なイメージ

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記事でご説明させていただいている通り、山葡萄原人の特徴からも「獰猛で野蛮」といったイメージが連想されます。朝鮮人の祖先と言われている山葡萄原人のイメージからも、子孫である朝鮮人のイメージが悪くなってしまいます。

「朝鮮人は原人」という差別

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さらに「獰猛で野蛮」といったイメージの他にも、山葡萄原人やエベンキ族の洞窟から出てきた歴史や、遊牧を行って今もなお生活を行っているという事からも、朝鮮人が他の民族よりも劣っているとする考え方も助長されています。

実際に、韓国は「白丁」と呼ばれる差別が存在していました。白丁は戸籍や職業の自由も無く、そもそも人間としても認められていませんでしたが、現状の韓国における差別の実態を詳しく知りたい方はぜひこちらの記事も参考にしてみてください。

日本にも在日朝鮮人は多い

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現代では様々な国で多種多様な人が生活できる時代となり、日本にも在日朝鮮人が多く生活を行っています。国や文化により、考え方や風習が違う民族同士が同じ場所に住み、生活を行う新たな難しさに直面している社会です。

別の人種なら考え方が違うのも当然

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日本人の中でも育つ環境により、「価値観」や「考え方」が違う事が当たり前となっており、人は同じ国の出身であればある程度の許容ができ、共に妥協の中で生活や社会を形成して過ごすことが可能です。では、果たして国が違う事が問題なのでしょうか。

もし仮に朝鮮人の祖先が山葡萄原人であるという説が正しかったとすると、他の民族と生活様式や、思考が異なる場面があっても当然の事であり、民族の違いを認める方が建設できではないでしょうか。

共存できる社会に

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現在における暮らしの中では、国際交流が必要不可欠となっており、違う文化を持つ人同士が助け合い、共存していかなくてはいけません。便利な世の中だからこそ、その文化の違いという根本として理解しがたい問題をどう解決していくかが重要なのです。

今生きている現代人の祖先が何であったとしても、今という同じ時代を生きている者同士、争う事なくすべての民族が幸せに共存していける、民族の違いを建設的に受け止められる社会が理想ではないでしょうか。

山葡萄原人は朝鮮人の祖先なのか?

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様々な根拠を基に、現時点では朝鮮人の祖先は山葡萄原人である説が有力とされていますが、現代では人種間での交雑もすすみ、純血はほとんど残っていないと考えられます。祖先が何であれ、民族が違うことによる「思考の違い」を認めて、平和に共存できる社会が理想なのです。

エベンキ族の詳細に関してはこちら

韓国での差別の実態に関しての記事はこちら