イモムシノットをマスターしよう!結び方の手順やハーフヒッチの方法も

このとき、使っているリーダーがフロロカーボン製であれば、力が強く戻されてしまうこともあるため、フィッシィングプライヤーを使ってリーダーを引っ張りクセをつけることが重要になります。一度クセをつけておくことで輪が広がりにくくなり、次の工程がしやすくなります。

イモムシノットの結び方③

ここからはいよいよイモムシノットのキモとなるハーフヒッチに移ります。ハーフヒッチは力加減を均一に、一回一回を丁寧に締め込む作業です。ここの仕上がりが結束強度を左右するため、イラストでの理解が難しければ下記の動画も参照にしつつ、ゆっくり行いましょう。

ハーフヒッチで編みこんでいく

リーダーの先端を本線の上から下に潜らせます。本線をしっかり張った状態をキープして締め込みます。次いで先ほどとは逆に下から上へと潜らせ、締め込みます。一回ごとにしっかり締め込んでおきましょう。そこから上下交互に6~8回ハーフヒッチで編み込みを繰り返します。

引っ張りながら編むと簡単

このときメインとなるリーダーは手に巻き付けて、張った状態を保っておきましょう。張りが弱いとハーフヒッチの部分が弱くなってしまいます。特に出だしが肝心です。最初でつまづいてしまうと、必然後の編み込みに響いてしまいます。

手にラインを巻き付ける場合の注意点

手に巻き付けて張った状態をキープする場合、ラインの素材によっては糸が硬く、手に食い込んでいく過程で怪我をする恐れがあります。ラインがスプールに巻いてある場合は、リールが動かないように固定した状態でテンションをかけるなどの工夫が必要になってきます。

イモムシノットの結び方④

ハーフヒッチを終えれば、イモムシノットは完成したも同然です。あとは最後の仕上げを怠らないようにしましょう。ちなみに編み込みの長さは約1~2㎝が最適です。長過ぎると編み込み部分の重量が、ルアーの動きに悪影響を与えます。

先端の処理をする

ハーフヒッチが緩むのを事前に防ぐため、付け根部分をフィッシィングプライヤーなどを使って潰しておきます。挟んだときに誤って切断することがないように、潰す回数は2~3回で止めておきます。

余った糸はカットしよう

aiacPL / Pixabay

最後に余分なリーダーを1~2㎜残してカットすれば完成です。1~2㎜残した先端をライターなどの火で焙ることで、水の抵抗になるほか、アシストフックと絡むというトラブルも抑えてくれるため、丁寧に処理しましょう。この部分に関しては下記の動画①で実際に行われているため、ぜひご覧になってください。

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