テンレックの護身術がかわいすぎる!その生態や特徴、飼育方法まとめ

マダガスカル島に生息する「テンレック」は、ハリネズミのような独特のフォルムが特徴的な生物です。恐竜時代から変わっていないという珍しい生物で、見た目以外にも独特の生態が多くの人の興味を集めています。ここでは、テンレックの生態から飼育方法まで詳しく紹介していきます。

この記事をかいた人

音楽と執筆をしています。幼稚園の時にジュラシックパークを映画館で観てからというもの古生物好き。英語をよく使う環境にいます。

テンレックとは?

テンレックって何?聞いたことない…という方や、なんだかテレビでやってた気がするけど詳しくは知らないという方のために、この記事では興味深いテンレックの魅力をたっぷりお伝えしていきます。

針をまとった独特のフォルムの動物

トゲトゲの小さな丸い体に、黒くキラキラした小さな目。素朴で優しそうな表情。見る人を一目で惹きつけるこの子はテンレック。アフリカの隣のマダガスカル島からやってきました。一体この子はどんな動物なのでしょう。

ハリネズミではない

テンレックは単にマダガスカル版ハリネズミということではなく、実は生物学的には全く別の種類の生物です。逆にそれなのにこんなにそっくりだなんて驚きですね。これについては後ほど詳しくお話ししていきます。

テンレックの仲間たち

テンレックは一種類ではなく、30種ほどの数多くの仲間たちが確認されています。ここからは代表的な3種をご紹介していきます。それぞれ見た目は個性的ですが、みんな同じテンレックの仲間です。

ハリネズミそっくりのヒメハリテンレック

まずご紹介するのはヒメハリテンレックです。英語名はlesser hedgehog tenrec。hedgehog(ハリネズミ)と名前にしっかりと入っているように、ハリネズミそっくりの姿がかわいらしく人気の種類となっています。またこちらの種類の寿命は10〜13年で、これは他の種に比べてかなり長生きです。

コモンテンレック

次にご紹介するのはテンレックとして一番大きなコモンテンレックです。体重は500g〜1.5kgほどで、体長は25cm〜39cmほど。大まかにウサギぐらいの大きさであると言えるでしょう。ヒメハリテンレックと比べると鼻がすっとしていてまた別の魅力がありますね。

tailless(尾無し) tennecという名でも知られている通りに尻尾はなく、まん丸のお尻がチャームポイントになっています。寿命は5年ほどだそうですのでなんだか少々寂しい気もしてしまいますね。

こんな奇抜な姿の仲間も!

シマテンレックという種類は黒と黄色の毛色に、頭に長い針を持っているのが特徴です。また彼らは背中の一部分に特別な針を持っており、コミュニケーションの道具としてそれらを擦り合わせて音を出し、危険を知らせる時などに使います。このテンレック以外にこのような伝達方法をとる哺乳類はおらず、とても珍しいということです。

テンレックの生態や特徴

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