テンレックの護身術がかわいすぎる!その生態や特徴、飼育方法まとめ

ここからは、多彩なテンレックたちに共通した生態をご紹介していきます。マダガスカル全域に生息する彼らは、どのような場所で、いつ活動し、何を食べて暮らしているのでしょうか。詳しく見ていきましょう。

恐竜時代から変化していない姿

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テンレックたちは、胎児が生まれてくる産道と肛門が同じ管というとても原始的な生き物の特徴を持っています。他にこの特徴を持つのは爬虫類や鳥類ですが、哺乳類としてはとても珍しいことなのです。

また、テンレックたちが今の姿になったのはなんと恐竜が生きていた時代のことだそう。そんなはるか昔に進化が完成していて、恐竜たちが姿を消してからも今なお生き続けているなんてすごいことですよね。太古から同じ姿をしている生き物といえばワニやラブカなども有名です。ラブカについて気になった方はこちらをご覧ください。

一度に最高32頭の子どもを産む

お母さんテンレックを中心に、周りで小さなうり坊のようなしましまの子供達がよちよち歩いています。テンレックたちはなんと平均15〜20匹もの赤ちゃんを産みます。これまでの最多記録はなんと32匹だったそう。この多さは実に哺乳類の中でも最多クラスです。

森林やサバンナに生息

テンレックは森林やサバンナで暮らしています。基本的には夜行性で、また、地面から離れることなどなさそうなあの見た目に反して、地面だけでなく木に登って餌を探すこともある、なかなかアクティブな動物です。夜行性ですが特別夜目がきくわけではなく視力はあまりよくはないようです。彼らが頼りにするのは音。敏感な聴覚を持っています。

食性は雑食

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実はテンレックはその小さな姿からは想像できないほどの大食漢。1日に自分の体重と同じくらいの量の食事をします。好物はミミズやバッタ、コオロギ、果物や小型のトカゲやカエル、小鳥の雛などいろんなものを食べて生活しています。陸棲の貝なども食べることがあるようです。

テンレックの護身術が可愛すぎる!

テンレックの護身術、それは一体どのようなものなのでしょうか。スカンクのように嫌な臭いを出したり、いざという時には特殊な声をあげて威嚇したりするのでしょうか。こちらでは彼ら渾身の、でもとってもかわいい護身術をご紹介します。

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