蛇の種類を日本・沖縄・世界でご紹介!ペットにおすすめの蛇や毒蛇の対策も!

日本に生息する蛇の種類は36種類といわれています。この記事は日本本州や沖縄などの代表的な蛇の種類や毒蛇の対処法・世界の特徴的な蛇をまとめました。またペットに最適な種類や飼う時の注意点もご紹介します。

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音楽と執筆をしています。幼稚園の時にジュラシックパークを映画館で観てからというもの古生物好き。英語をよく使う環境にいます。
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日本に生息する蛇の種類は36種類!

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あなたが見かけたことのある蛇はどんな蛇だったでしょうか?どんな色で、どんな模様をしていたでしょう。お住いの場所によって蛇という存在が身近かどうかは人それぞれかもしれませんが、世界にはおよそ3000種類の蛇が、そして日本にはそのうち36種類の蛇が暮らしています。

本州には8種類のみ!

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意外と少ないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、36種類のうち本州に生息しているのは8種類で、そのうち毒を持つのは2種類のみ。残る28種類の蛇たちは沖縄や奄美地方など南の方に住んでいて、その中にはハブなど有名な毒蛇も含まれています。今回は日本本州の蛇、沖縄地方の蛇、世界の特徴的な蛇などたっぷりご紹介していきます。

日本の本州にいる主な蛇は8種類!

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はじめに8種類の本州に住む蛇たちをご紹介していきます。あなたが次に蛇に出会った時に、そっと後ずさり逃げるべき種類なのか、刺激しない程度に落ち着いていても良い種類なのか見分けられる手助けになりましたら幸いです。

本州の蛇の種類①アオダイショウ

私たちにとって最も身近な種と言えるのがこちらのアオダイショウです。体長は1〜2m、体の直径は約5cmと比較的大きめの蛇ですので見かけるとびっくりしてしまうかもしれませんが、毒を持たない種類の蛇です。昼間に活動し、木登りが得意、ネズミや鳥の卵などを食べて生活しています。

身近な存在である人間にいじめられたことなどがあって人間を危険とみなしている個体だと、近づいた時に攻撃的になってしまうこともあるようです。他の蛇に対しても言えることですが、見つけても不用意に近づいたり退治しようとせずに優しく見守るようにしてあげましょう。

本州の蛇の種類②シマヘビ

こちらも日本で多く見られる蛇でシマヘビといいます。アオダイショウよりも小柄ですが、アオダイショウの食べる物に加え、さらにトカゲやカエル、時には共食いまでもするという何とも幅広い食生活を送っています。こちらも昼間に活動し、主に地面を這って生活しています。身近なところだと田んぼや畑の近くや河川敷などに姿を現します。

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シマヘビといえば特徴的なのが背中の4本縞。なんとAmazonではそのシマヘビの縞もくっきりした抜け殻が縁起物として売られています。財布などに入れて使うと良いようです。後ほど縁起が良いとされる蛇と人との関わりについてはさらに詳しくお伝えしていきます。

本州の蛇の種類③ヤマカガシ(毒蛇)

ヤマカガシは身近な蛇のひとつですが強い毒を持つ危険な蛇です。その毒が体に回ると鼻や歯茎を初め全身の皮下出血が起き、重症の場合には肺水腫、脳出血や急性腎不全などになる恐れがあり最悪死亡することもあります。幸い彼らはおとなしく毒牙は奥歯にありとても小さいものなので、噛まれても毒が届かなかったり、重症化件数自体は少なめです。

関東地方では赤と黒のまだら模様、関西でも同様ながらそれがあまりくっきりしていない、近畿地方や中国地方では赤でなく青と黒のまだらのものも見られる、さらにまれに白黒のタイプや、黒化型と呼ばれるほぼ真っ黒のものも存在するなど色模様が豊富ですので、特定が少々難しいかもしれません。体長は60〜120cmほどです。

本州の蛇の種類④ヒバカリ

お次にご紹介するのはヒバカリ。体長40~65cmほどとそれほど大きくありません。主に低い土地の森林に暮らし、雨が降る日以外は主に明け方や夕暮れ時の涼しい時に活動します。水辺が好きで泳ぎも得意、魚やカエルやおたまじゃくしなどを食べて生活しています。

ヒバカリは毒を持たない蛇です。しかしその昔は、毒のある蛇と勘違いされていたことがありました。噛まれてしまった人はもはやその「日ばかり」の命であると言われたことからこの名が生まれました。ヒバカリについてはこちらにさらに詳しくまとめてありますのでぜひご覧ください。

本州の蛇の種類⑤ジムグリ

赤みが強い茶色に黒い斑点があり、大きくても1mほどのこちらの蛇はジムグリといいます。主な食事はネズミやモグラなど。地面の中や大きな石の下に潜ることから、地潜り、ジムグリと呼ばれることになりました。森林や草原、水辺などに住み、高温や蒸し暑い環境に弱い(24℃ほどが適温)少々デリケートな蛇です。毒は持っていません。

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この美しい蛇に惚れ込んだ方に向けてジムグリをはじめとした蛇のグッズが買える通販のお店、やんばるあんふゅーまさんをご紹介しておきます。アオダイショウやホンハブなどのグッズも買うことができます。興味のあるかたはぜひ覗きにいってお気に入りを探してみてください。

本州の蛇の種類⑥シロマダラ

シロマダラは30〜70cmほどの小さめの蛇です。低い土地の森林で主に地面を這い、トカゲなどを食べて暮らしています。薄めの褐色に太く黒い横縞が入る模様をしています。毒は持っていませんが、身の危険を感じると毒蛇を真似て威嚇してくるか死んだふりをすることがあります。彼らが活動するのは夜です。

本州の蛇の種類⑦ニホンマムシ(毒蛇)

こちらは有名な毒蛇ニホンマムシ。ただ単にマムシと呼ぶ場合はこの種類を指します。体長は基本的には45〜60cmとそれほど大きくはありません。ほっそりというよりは太めの、楕円形の模様が入った体を持っています。

彼らの毒は、悪くすると死亡することすらある危険なものです。毎年2千〜3千人もの人々がマムシに噛まれている報告があります。例として多いのは草刈り、きのこや山菜採りをしていた時に噛まれたというもの。森や藪などに入る時には足や腕などを噛みつかれないよう十二分に注意をしたいものです。

本州の蛇の種類⑧タカチホヘビ

タカチホヘビは一見すると大きな模様もなく黒っぽい茶色をしているので地味な印象ですが、実は虹色に光る鱗を持つとても優美な姿をしています。大きさは30〜60cmと小さめで、毒は持っていません。

日本だけでなく中国やベトナムにも生息していますが、夜行性で、昼間は森の腐葉土や倒木の下など暗く湿度の高い涼しい場所で休んでいるので人間が出会う機会はあまりありません。幻の蛇と言われることもあります。

沖縄諸島に生息する特に危険な毒蛇6種類!

沖縄諸島や奄美諸島に住む28種の蛇のうち10種類が毒を持ちます。写真で見る分には模様など姿が美しい種類が多いですが、至近距離で対峙してしまうと危険ですので、ここからは特に危険な種をご紹介していきます。もしも彼らに噛まれてしまったのがわかったら、すぐに病院へ行きましょう!

沖縄諸島の毒蛇の種類①ハブ(ホンハブ)

ハブの体長は1〜2mで、三角形の頭をしています。夜行性で、低い土地の森や草地、水辺や農地の近くなど私たちの生活域に近いところに住み、ネズミや小鳥、他の爬虫類、カエルや魚などを食べて暮らしています。ハブは蛇の仲間の中ではとても攻撃的な性格で、威嚇も抜きで襲いかかってくることもあります。

この性格のため噛まれる事例は多く、前歯に1.5cmもの長い毒牙を持ちそこから一度に多くの毒を注入するために腫れた患部が壊死してしまったり下痢や嘔吐や腹痛などを引き起こすこともあります。古来より極めて危険な蛇として恐れられてきました。過去に噛まれたことがある方は2度目はショック状態にもなり得るので特に注意が必要です。

ハブのソフトクリームが売られていたことが!

すでに閉店してしまったお店になりますが、沖縄ではハブのソフトクリームが販売されていたことがありました。お味の方はどんなものだったのでしょうか。ご利益や健康増進効果などがあったのかどうか気になるところです。

沖縄諸島の毒蛇の種類②ヒメハブ

ヒメハブは、全長30〜80cmと茶色の小柄な体で、森林や水田近くなどの水辺に住み、木登りもなく地を這って暮らしています。彼らの毒性はかなり弱めで死亡例はありません。動きもゆっくりしています。

そんな彼らは沖縄の言葉でニーブヤァーと呼ばれていて、これはのろまという意味になります。こんなヒメハブですのでそもそも人が噛まれることは少ないと言いますが、万一噛まれてしまった際は腫れますし、吐き気やめまいなども起こり得ますから、大丈夫だろうと過信せずしっかりと病院へ行くようにしましょう。

沖縄諸島の毒蛇の種類③サキシマハブ

こちらもハブの仲間でサキシマハブといいます。茶色やグレーがかった茶色に暗い焦げ茶色の鎖模様が入った、60cm〜130cmほどの長さの体をしています。人間の家の近くから山地まで広く生息し、基本的には地面にいますが木にも登ることがあります。ハブよりも多少毒性は弱めで、また稀に異種であるハブとの子を作ることもあります。

沖縄諸島の毒蛇の種類④タイワンハブ

タイワンハブはかつて人間が持ち込んだことから沖縄に住み着くようになりました。体型はハブに、体長と体の色や模様はサキシマハブに似ています。ハブより強い毒と長い牙を持ちますが、毒の量はさほど多くなくハブほど攻撃的でもありません。噛まれた場合には牙が深いため深刻な症状に陥ることもありますので即医療機関を受診しましょう。

沖縄諸島の毒蛇の種類⑤ハイ

体に沿った黒とオレンジの縦縞が美しい、人工的とも言えそうな模様をしたこの蛇はハイといいます。沖縄の方言で日照りを意味する名をもらいました。体長30〜60cm弱の小さな体に似合わずハブの4〜5倍とも言われる猛毒の持ち主です。ですが毒の量は少なく、おとなしく臆病な蛇です。綺麗だからと近づいて怖がらせないよう注意しましょう。

沖縄諸島の毒蛇の種類⑥ウミヘビ

蛇の中には海で暮らすものもいます。リュック・ベッソン監督の1991年の映画アトランティスにも登場しているウミヘビは日本にも生息しているのです。泳ぐ姿が優雅な彼らの毒は、実は陸で暮らすハブやマムシをはるかにしのぐものです。

ですが彼らは牙の短いおとなしい蛇。こちらから構いすぎたり陸に上がっているところを踏んだりなど危害を加えない限りは噛まれる心配はあまりありません。ダイビング中に見つけても、どうかそっとしておいてあげてください。

世界の特徴的な蛇の種類を紹介!

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ここからは世界に存在する3000種以上存在するとされている個性あふれる特徴的な蛇たちについていくつかご紹介していきます。片手に乗るほどの小さなものから巨大になるもの、猛毒を持つものや極彩色と呼べる美しいもの、面白い特徴を持つものまで、改めてその種類の豊富さには驚かされます。

世界最大の蛇!アミメニシキヘビ

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誰もが知っている肉食獣の豹や人間すら食べてしまった記録があるこの蛇の名前は、アミメニシキヘビ。彼らはオオアナコンダという蛇と並び、最大10m近くにもなる世界最大の大蛇です。南〜東南アジアのジャングルに生息しています。彼らの狩りは獲物を締め上げ、息の根どころか心臓を止めてしまうもの。

日本でも許可を取れば(当然かもしれませんが集合住宅の場合はまず厳しいようです)ペットとして飼育することも可能ですが、飼っていた子に飼い主が襲われてしまった事件も世界で度々起きていますから、命がけで向き合わなければならないなかなか上級者向けのペットであることは間違いないでしょう。

最大20cm威嚇も可愛い!ミヤコヒメヘビ

お次にご紹介するのはミヤコヒメヘビ。体長は15cm〜20cmほどとまるで子供のような小ささですが、これでもちゃんと大人の姿なんです。先程ご紹介したタカチホヘビのように暗い色をしていますが光に当たると輝くタイプの綺麗な鱗を持っています。

お腹側は鮮やかな黄色をしています。普段は落ち葉などの下にいることが多いようで、あまり人前には出てきません。毒はなく、捕まえると威嚇しますがあまりに小さいので可愛らしく思えてしまいます。日本にいる1番小さな蛇です。

世界最大の毒蛇!キングコブラ

これまでに捕獲された大きなものは全長5mを超えるというこちらの特徴的な頭の形の蛇はキングコブラ。世界で最大と言われる毒蛇です。インドやインドネシア、タイやフィリピンなど東南アジアの森林に生息しています。基本的にはおとなしい種類ですが、彼らが主に捕食するのは他種の蛇たち。このことから蛇の王と呼ばれることとなりました。

コブラって踊るの?

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