生態はトタテグモそのもの
生態に関してはほとんどトタテグモと変わりありません。当然その見た目をしていても毒は体内に宿していませんし、最大の特徴である巣穴やその戸を立てる習性は変わらないのです。ただ体長がこちらの方が役1,2センチほど大きいのです。
赤色のトタテグモの生息地
もちろんここ日本国内では生息していないので、まず現物を見ることはできません。どこに生息しているかというと、日本のはるか遠くに位置するアフリカ大陸に分布して生息しているのです。日本ではまず入手できないため、飼育するのは極めて困難であります。
トタテグモの寿命や販売状況
こちらのコラムではどれだけの寿命を持っているか、そして現在この日本国内でどれだけ流通しているかなどの販売状況を皆さんにお伝えします。飼育してみたいとお考えの方は是非参考にしてみてください。
43年も生きたトタテグモがいた
オーストラリアに生息していたトタテグモは43年も生きていたといわれています。そしてその死因もあの狂暴なスズメバチに刺されたものとされていて、もしスズメバチにやられていなかったら、寿命的にはもっと生きながらえたのではないかと言われているのです。何とも長寿な蜘蛛と言えます。
トタテグモは販売されている?
海外に生息している海外産でしたら、流通され販売されていますが、日本国内に生息している種に関しては、どこの昆虫ショップも取り扱っていないことが多くほどんど流通しておりません。「熱帯倶楽部」というペットショップでは8000円ほどで販売されていますので、参考にしてみてください。
トタテグモの採集と飼育方法
ではあまり日本国内では販売されておらず流通されていないのなら、冒頭でもお話しした通り分布地雨域でしたら我々の住居間でも普通に生息しているので、自分の手で採集すればよいのです。こちらのコラムではそんな採集方法と、飼育方法について解説していきます。
トタテグモを採集可能な場所
採集可能な場所は具体的にどういった地なのかご紹介していきます。たとえば森林が近くに生えているような公園や寺院、神社などに生息していることが多く、またその日当たりの悪くじめっとした環境に良く潜んでいます。
飼育方法と環境づくり
飼育方法で一番大事なことは、まずはさきに自身の巣穴を作らさせてあげることです。すなわち我々は巣穴を作れるくらいの深さがある、床材を引き詰めて環境を整えてあげましょう。そして比較的大きなゲージの中で飼うようにして、エサも生き餌を与えて、自然に近い環境作りが大事になってきます。
トタテグモは準絶滅危惧種?
今回ご紹介しているトタテグモは現在、準絶滅危惧種のリストに載っている生き物なのです。なぜ危惧されているかをここでは分かりやすく紹介していきます。ぜひ原因や要因などについて理解して、この蜘蛛の現状を知ってください。
開発が進み巣穴を作れなくなっている
日本はここ数年の間に、都市開発やビルや家などの建物が次々と建設されて急成長を遂げました。そのせいか適応する地で、自身の棲家でもある巣穴を作れなくなってしまっているのです。巣穴を作れなければ、捕食も産卵も行えないので、その数は減少をたどる一方なのです。
クモタケの寄生
クモタケという冬虫夏草の一種であるキノコはその名前の通り、蜘蛛に寄生してその栄養分やエネルギーを奪い取ります。そのクモタケの存在を探ればトタテグモの巣穴を探し出すことができるので、大事なキーパーソンともいえる存在なのです。
トタテグモにまつわるグッズ的な商品
トタテグモはその習性や棲家から、別名「トラップドアスパイダー」と異名でも知られています。そんな蜘蛛にまつわるグッズ的な商品はあるのでしょうか?ここではすぐにでも購入できるような商品をいくつか紹介していきます。
カードゲームのトタテグモ
こちらの商品は、世界的に有名で共通して遊べるカードゲーム「マジッグギャザリング」の一枚のカードとなっているトタテグモです。この世界には存在しないような大きさの蜘蛛になっていて、イラストにはきちんとその巣穴や蓋、トラップドアが描かれております。レア度的にはアンコモンということで並であることが分かります。
詳細
- アンコモン
- Ice Age(293/383)
- クリーチャー 蜘蛛(Spider)
- イラスト:Heather Hudson
金属でできたトタテグモの看板
こちらは何の用途で使うかは定かではありませんが、トタテグモの見た目が写された金属でできている看板になります。大きさは実物のちょうど10倍くらいになりますので、迫力があり好きな方であればご自宅に飾ってみるのもいいかもしれません。
詳細
- プロ品質のメタルポスター
- 表面は防水、UVプルーフ&非常に耐久性があります
- サイズ:20*30 cm(約8*12インチ)
- 簡単かつ便利なハンギング用の四隅の角事前ドリル穴
日本のトタテグモは絶滅が心配
今回は世界的にも広く分布して生息していて、日本にもいくつかの種が生息しているトタテグモについて記事を書いていきました。10本脚があるように見えるその姿や、巣穴を作りそこ戸を立てるという生態や、そこを拠点にして狩りを行う、忍者さながらの一瞬の動作など、さまざまな特徴を紹介していきました。
そんな忍者のような蜘蛛は日本でも古くから生息して、また馴染みがある蜘蛛ともいえますが、現在日本では準絶滅危惧種として認定され、絶滅が心配されている蜘蛛なのです。我々人が作り出した多くの建造物が要因と言っても過言ではありません。もしどこかでこの蜘蛛を見かけたら、大切にその命を敬って尊重しましょう。
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