トタテグモは蓋の付いた巣を作る!?特徴や日本での販売状況、寿命も

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では気になる巣の特徴についてこちらのコラムでご説明していきます。まず巣というのは蜘蛛の巣のような、規則的に並んだ糸ではなく、ほかの昆虫などの巣のように、地中に穴をあけるタイプの巣だということを理解してください。

巣穴は補強され扉もついている

その土や泥を掘って空けて作った巣には、我々人の家同様にドビラがついているのです。そのトビラとはまず入り口部分には自身の蜘蛛の糸で覆っており、そしてその覆ってある糸と繋がっている、同じく自身の蜘蛛の糸で作り出した蓋も穴をふさぐのです。これがトビラということのになります。

巣穴は避難場所や子育てをする場所でもある

そんな巣の扉の近くに、いつも潜んでいて大きな生物や捕食者が近づくと危険を察知して、その意図で作った蓋で閉じ緊急脱出するかのように避難するのです。またその巣で食事をしたり、子供を産んだり安全に育てたりするのです。

また通常の蜘蛛の子供は巣立ちの時には自身の蜘蛛の糸で、空を舞うようにして巣を作り探し出しますが(バルーニング)、この蜘蛛の子はバルーニングを行わず、自分の足をつかって棲家を探し出すのです。

トタテグモの狩りの様子

これはバッタを捕食する動画になります。この動画を見ていただけるとわかる通り、一瞬の隙もなく、近づいてきたバッタを、巣に引きずり狩りを行っています。あまりにも早い動作で、獲物を狩るその瞬間まで身を隠しているその様子はまさに「忍者」です。実は忍者の様な蜘蛛は数多く存在します。

トタテグモのように忍者のようなクモ

先ほどの動画の狩りの様子のように、忍者のように獲物をしとめる蜘蛛がこの地球上には複数存在します。そんな忍者のような蜘蛛を数匹、皆さんにご紹介していきます。昆虫の特徴的な狩りや捕食法に興味がある方は是非ご覧ください。

ウィップスパイダー

実はこの掲載している写真にはコオロギのほかに、ちゃんと他の昆虫も映り込んでいるのです。実は枝のように擬態している蜘蛛がいます。それがウィップスパイダーなのです。体長は1センチから2センチ程度しかなく小さい蜘蛛になりますが、まさにその隠れ蓑は忍者さながらなのです。

ミズグモ

その名前の通り水の中で生活できる、世界で唯一無二の蜘蛛なのです。つまり忍者がすいとんの術を使うように水中に身を潜めているわけであります。水中で空気でできている家を作り生活します。ただしずっと水中に潜んでいるわけではありません。

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