シーバスってどんな魚?
今回紹介していくロッドで釣るターゲットになりますが、これから釣りを始める人には「そもそもシーバスって何?」と疑問を持っている人もいるでしょう。
実はシーバスとはスズキのことを指しているのですが、この見出しではターゲットであるスズキについて知るため、特徴や生息域などについて簡単ですが確認していきます。
シーバスの特徴や生態
大きい個体だと1mほどにもなり、小魚や甲殻類を捕食する大きな肉食の魚です。見た目は背中の部分は緑と黒が混じったような色をしており、お腹の方は銀色や白色をしていて上顎よりも下顎の方が出ています。
シーバスの生息地域
北海道の南から九州地方までと日本では幅広い地域に生息し、ストラクチャーといってテトラポッドや岩礁帯、桟橋といった障害物のある場所を好んでいます。
シーバスゲームにおけるベイトロッドのメリットとは?
続いては今回のメインとして取り上げているベイトロッドでシーバスを釣るときのメリットについて見ていきましょう。メリットをしっかり理解することで釣果にも繋げられます。
メリット①手返しがいい
仕掛けを投げ込んでリールで回収し、再び仕掛けを投げ込む一連の動きのことを言い、「手返しがいい」というのはその動きを早くできるという意味になります。
一般に使われているスピニングロッドよりも手返しがいいため、仕掛けを投げ込む回数が増えるのです。それによって広い範囲を探れます。またチャンスも増えるでしょう。
メリット②糸ふけが出にくい
「糸ふけ」というのはラインがたるんでいる状態のことをいいます。糸ふけが発生すると仕掛けが潮の流れによって流されてしまったり、小さなあたりを見逃しやすくなるのです。
ベイトロッドは強い風が吹いているといった状況でも糸ふけが出にくいので、ラインをピンと張った状態にしやすく、小さなあたりを逃しにくくなります。
メリット③フォールやドリフトなどの操作がしやすい
「フォール」や「ドリフト」というのはルアーを本物の魚のように見せてシーバスにアピールするための動きのことを言うのですが、この動きが不自然になると魚が食いついてくれません。
ベイトロッドにはベイトリールを使用するのですが、そのリールにはクラッチというものがあって、クラッチを使えば糸が巻かれているスプールを放出方向に回転させることができます。
つまり水の流れに沿ってルアーを動かせるということになるのです。それによってルアーをより水の流れに乗せられるので、自然なアピールをシーバスに行えて操作がしやすくなります。
シーバスゲームにおけるベイトロッドのデメリットとは?
ベイトロッドを使用することはメリットだけがあるわけではなく、当然デメリットも存在します。タックルを選ぶ上でも重要な部分になるのでしっかりと覚えておきましょう。
デメリット①慣れるまで扱いにくい
このロッドに使用するベイトリールは仕掛けを投げ込むときに少し操作が必要になります。その操作を行えるようにならないといけません。スピニングリールと比べると少し慣れるための期間が必要になります。
例えば、仕掛けを投げ込むときにラインの放出スピードよりもスプールの回転スピードが早い場合は、ラインの放出が間に合わずスプールに糸が絡まってしまうトラブルが発生するのです。
デメリット②スピニングと比べると飛距離が劣る
先ほどスプールに糸が絡まるトラブルを挙げましたが、これを「バックラッシュ」と呼びます。このバックラッシュを防ぐためにリールにはブレーキ機能があったり、指で回転を抑えるサミングを行います。
強くブレーキがかかるわけではないのですが、回転しているものにブレーキをかけて回転を抑えるので、どうしても飛距離が落ちてしまうというデメリットがあるのです。
デメリット③ルアーサイズに合わせて数本必要
ロッドには適合ルアーウェイトといって、どの程度のルアーの重さを扱えるかという範囲が決まっているのです。当然大きく外れていればロッドが折れたり、性能を活かしきれなかったりします。
またルアーには重いものもあれば軽いものもあります。それらを使いこなすためにはルアー重量に適しているロッドを何本か揃えなければいけないため、お金も手間もかかります。
おすすめのシーバス用ベイトロッドをご紹介!
次の見出しからはこの記事の本題であるベイトロッドの紹介をしていきます。ですがただ単にロッドの紹介を羅列しても選びにくいので、釣りの場面別にまとめていきましょう。
おすすめのシーバス用ベイトロッドその①港湾シーバス編
アブガルシア クロスフィールド XRFC-702M
昔は1本のロッドで淡水釣り、海釣りと広い範囲を楽しめるロッドが多かったのですが、時代が進むにつれて特定の分野に特化した性能が備わっているロッドが増えています。
そんな中もう一度昔に戻り幅広い釣りに焦点を当てて開発されているのがこちらのロッドです。単に幅広いだけではなく専門性も持たせているのが特徴になります。
PEラインにも対応可能
ラインにはナイロンやフロロといった種類がありますが、こちらはPEラインにも対応しているガイドを使用しています。そのためラインを使い分ける人でも安心して使用できます。
軽量、感度を優先
ロッドに必要である軽量と感度を優先して開発されているため、外装には塗装や装飾品といったものは一切ありません。余計なものを排除しています。腕が疲れず、小さなあたりも釣り人に伝えてくれます。
詳細
- 全長:2.13m(7.0feet)
- 継数:2本
- 仕舞寸法:109cm
- 自重:122g
- 適合ルアーウェイト:3.5g-24g
- 適合PEライン:0.8号-1.5号
- カーボン含有率:98%
- パワー:ミディアム
- 価格:2019/5/4現在で¥8,482
ヤマガブランクス バリスティック ベイト 710XH
このバリテックスシリーズは投げ込みをするときの精度と感度を追求して開発されているロッドになります。ベイトロッドに必要不可欠な性能を備えているのです。
その他にも、魚とのやりとりに持ち込んだときにロッドが綺麗に曲がるようにこだわった設計がされているので、釣り人の力を無駄にすることなく、そのままの力を魚に伝えてくれます。
大きな仕掛けを想定
そもそも大きなルアーを使用することを想定して作られているので、扱えるルアーウェイトが大きいです。大きなルアーに食いついてくる魚はこのロッドで仕留めることができるでしょう。
操作性が高い
大きなルアーを使用できるだけではありません。大きなルアーでも自然な動きで魚にアピールできるように操作性が非常に高いロッドになっています。釣り人の動きを無駄なくルアーに伝えられるのです。
詳細
- 全長:2385mm
- 継数:2本
- 仕舞寸法:1950mm
- 自重:210g
- 適合ルアーウェイト:MAX120g
- 適合PEライン:MAX3号
- カーボン含有率:96.1%
- 価格:2019/5/4現在で¥48,676
ノリーズ RPO76XXHC2
感度と軽量をロッドに備えるためにリールを取り付けるリールシート、ラインを通すガイドまで隅々までこだわってメーカーが設計しているロッドです。
それによってレベルが非常に高い場面に遭遇したとしても、決してロッド足を引っ張ることがないようになっています。ボートでもショアでもこのロッドの性能を活かした釣りができるでしょう。
遠投力が高い
重量のあるルアーであっても対応できるように設計されているロッドです。ロッド自体も固くできているのでルアーの重量を使った無駄のない投げ込みができるでしょう。
長距離でもあたりがわかる
最新であるチタンフレームのガイドを採用しています。このガイドはわずかなあたりも釣り人に伝えてくれるので、長い距離の投げ込みをしても距離に関係なくあたりを感じ取れます。
詳細
- 全長:2.30m(7.6feet)
- 継数:2本
- 仕舞寸法:118cm
- 自重:172g
- 適合ルアーウェイト:14g-50g
- 適合PEライン:1号-3号
- 適合リーダー:14lb-30lb
- テーパー:ファースト
- パワー:EXX-Heavy
- 価格:2019/5/4現在で¥47,044
おすすめのシーバス用ベイトロッドその②沖堤防シーバス編
シマノ エクスプライド 173XH
メーカーの技術をふんだんに使用したレベルの高いロッドになります。もっと簡単に言うとメーカーの「本気」を十分に活用して釣りができるのです。
エクスプライドには様々な種類があるのですが、全てのロッドに新設計を施して新しくなっています。ロッドの強度を変えずに軽量化に成功し、釣り人に利点をもたらしてくれるでしょう。
強度、パワー重視
こちらはとにかく強度とパワーを重点を置いて開発されています。そのためモンスター級と呼ばれている魚の大きさにも十分に対応できる強度を持っているのです。
一発で針を引っ掛ける
このロッドは硬めにできているため、ここと決めたときに硬さを利用して魚の口に針を引っかけることができるでしょう。前述した強度やパワーも備えているので、やりとりに持ち込んでも対応可能です。
詳細
- 全長:2.21m
- 継数:2本
- 仕舞寸法:188.3cm
- 自重:132g
- 適合ルアーウェイト:14g-56g
- 適合ライン(ナイロン・フロロ):14lb-30lb
- テーパー:レギュラーファースト
- カーボン含有率:99.1%
- 価格:2019/5/4現在で¥14,800(出品者から)
バレーヒル サイファリスト HRX CPHC-77H
高い評価を得ていた最初のHRXに、現代の釣りに対応できるように進化させたモデルになっています。また以前から使用されているロッドにプラスして新しいモデルも追加されているのです。
スレた魚といって、一度針から逃げ出して警戒心の高くなっている魚も仕留められるようにという問題にも対応できるような設計がされたロッドを始め、充実したシリーズとなっています。
初心者におすすめ
少し慣れが必要になるベイトタックルですが、こちらは初心者にも扱いやすく設計されているロッドです。もちろん初心者だけではなく、経験を十分に積んでいる上級者にも使えます。
幅広く対応できるパワー
オールラウンドモデルということで使う場面が様々ということは、当然釣れる魚も様々ということです。小型の魚もいれば大型の魚もいます。それらに対応できるパワーも備えているのです。
詳細
- 全長:2.31m(7.7feet)
- 継数:2本
- 仕舞寸法:120cm
- 自重:175g
- 適合ルアーウェイト:14g-56g
- 適合ライン:12lb-30lb
- 適合PEライン:0.8号-2.0号
- パワー:ハード
- テーパー:レギュラーファースト
- カーボン含有率:98%
- 価格:2019/5/4現在で¥19,325
ダイワ モアザン モバイル 87MLB-5
レベルの高いクラスに匹敵する性能と携帯性を両立させることを目標にして開発されているロッドになります。そのためより身近に、より手軽に釣りを楽しめるようになりました。
たとえ本格的に釣りを行う時間がない日常だとしても、携帯性の優れているこちらのロッドを持っていくことによって、本格的な性能を備えたロッドを使った釣りができます。
持ち運び便利
通常は継数が2本のロッドが多いのですが、こちらは5本と他のロッドよりも本数が多いのです。それによって他のロッドと比べてもコンパクトにできるので携帯性が上がっています。
中間からグリップを強化
継数が多くなることのデメリットとして継ぎ目によってロッドの性能が落ちてしまうことでしょう。しかしこちらは中間からグリップまでを強化し、穂先はしなやかな作りになっているので他のロッドにも引けを取りません。
詳細
- 全長:2.61m(8.7feet)
- 継数:5本
- 仕舞寸法:58cm
- 自重:152g
- 適合ルアーウェイト:7g-35g
- 適合ナイロンライン:6lb-16lb
- 適合PEライン:0.6号-1.5号
- カーボン含有率:99%
- 価格:2019/5/4現在で¥53,679
おすすめのシーバス用ベイトロッドその③ボートシーバス編
ダイワ ラブラックス AGS BS 65LMB
ランカーと呼ばれる80cm以上の大型のシーバスは当然引きが強いです。そんなシーバスを障害物から引きずり出せるようなパワーを持っているロッドになります。
さらにボートで使用することを前提として作られているので、ボートシーバスに必要な性能が備わっており、釣果にも非常に大きなメリットを与えてくれるでしょう。
反発力を使った投げ込み
このロッドは反発力が強く設計されています。しかも仕掛けを投げ込む前はルアーの重量がかかったときにロッドが綺麗に曲がってくれるのです。投げる直前でその反発力を活かした投げ込みが可能です。
やりとりの操作が軽快
ルアーの操作が行いやすいのはもちろんですが大きなシーバスの口に針を引っ掛けた後も、暴れてあちこちに動き回るシーバスをコントロールできて有利にやりとりを進められます。
詳細
- 全長:1.96m(6.5feet)
- 継数:2本
- 仕舞寸法:102cm
- 自重:120g
- 適合ルアーウェイト:7g-30g
- 適合ライン(ナイロン・フロロ):6lb-16lb
- 適合PEライン:1.0号-1.5号
- カーボン含有率:97%
- 価格:2019/5/4現在で¥29,376