【閲覧注意】ひよこミキサーの動画とは!残虐的?畜産的許容?哲学的?

その他にも、生まれた殻と一緒に生きたままコンテナへゴミとして廃棄し、重量により下に埋まっているひよこから圧迫死、窒息死させるという殺処分方法も実施されているのが現実です。畜産業としてコストはかからない方法かもしれませんが、アニマルウェルフェアとしては批判されてしまうような殺処分方法の1つです。

ひよこミキサー動画を見た人たちの反応…

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では、実際にひよこミキサーを見てしまった人たちはどういった反応を見せているのでしょうか。閲覧した方たちの中でも、それぞれの持つ価値観によっても多種多様な声があげられていますが、こちらでは両極についてまとめさせていただきます。

「ひどい」

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ひよこミキサーどちらの動画に対しても、多かった声は「ひどい」や「どうしてあんなことが出来るのか」といった否定的な意見です。日頃より動物を可愛がっている人が多い現代社会では未だにこのような事が行われているという事実に驚く方も少なくはありません。

「畜産業では仕方のないこと」

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一方で、自分たちが口にする食べ物を作ってくれている畜産業を営む上では仕方のない事だと、畜産業界に対する許容を示す意見も多く挙げられています。実際に畜産業を営む方にも「仕事だから」と声を上げる方もいらっしゃる中で、人の食用として「生産」されている以上は仕方がないと訴える方が多くいらっしゃいます。

また、日本で主食としても食べられている魚ですが、漁業での問題はどうなっているのでしょうか。魚にも痛覚があった場合、畜産業と同様の反応が得られるのでしょうか。魚の痛覚に関する記事にご興味ある方はこちらの記事も参考にしてみてください。

哲学的観点から見るひよこミキサー

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驚くべきことに、学術として「ひよこミキサー」が行われていたという事実も存在します。哲学者ポール・ワイスが行った思考実験で「発生途中のニワトリの胎児を試験管内で完全にミックスすると、完全な液体となるが、混ぜる前後で何が失われたのか」というものがあります。

この思考実験での着眼点は、混ぜる前後で確かに何かが無くなっているにも関わらず、物質的に見ると何も失われていないというところにあり、生物学としての組織構造が失われた事で生物としての機能が失われ、組織構造と機能には生物において不可欠であるという事が結論付けられました。

哲学界では有名な実験

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一見すると生物学的な実験のように見えるこの実験ですが、哲学界ではとても有名な実験です。ミキサーにかけた前後で物質としては何も変わっていないはずななのに、何かが違っている、果たしてそれは何なのか、という哲学心理に働きかけているとされています。

2ちゃんで有名なひよこミキサースレ

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2チャンネルでも数多くの方がこの「ひよこミキサー」のスレッドへ書き込みを行っています。哲学心理を考える上でのインターネット上の意見交換場のようにも利用されており、ミキサー前後で何が失われているかの意見が飛び交っています。

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