人類史上最強の核兵器・ツァーリ・ボンバ!日本に落ちた時の被害範囲は!?

核兵器の王様・ツァーリ・ボンバは、人類史上最強の核兵器と言われています。ロシア(旧ソ連)が開発したツァーリ・ボンバの、王様と言われるほどの威力とは?今回はツァーリ・ボンバの構造や威力、もし日本に落ちたと仮定して予想される被害についてご紹介いたします。

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一姫二太郎の子持ち。保育園の半強制キャンプに毎年参加し、キャンプの面白さに目覚める。
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ツァーリ・ボンバ!その正体は?

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今まで人類が作った中で最強の爆弾をご存知でしょうか。ツァーリはロシア語で皇帝や王を指す公称で、ボンバはご存知の通り爆弾です。その名の通り爆弾の王と言われる恐ろしい核兵器が生まれた裏には、どのような背景があったのでしょうか。また強烈なその威力についても詳しく見ていきましょう。

世界最強の各兵器

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ソ連は1950年代後半から1960年代にかけて水素爆弾の開発に力を入れていました。中でもイワンというコードネームで開発研究された巨大水素爆弾は、史上最強の威力を実現しました。正式名称AN602、その爆弾の通称がツァーリ・ボンバです。

まずは核兵器について再学習!

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原子核の分裂や融合で放出されるエネルギーを破壊行為に利用するのが核兵器です。現在世界にある核兵器は、原子爆弾・核弾頭・水素爆弾がほとんどです。この恐ろしい核兵器が誕生した背景や、国家が核を保有することによってどのような国際的影響があるのかを見てみましょう。

核による膨大なエネルギー

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核分裂反応を最初に発見したのは、ドイツのオットー・ハーンとフリッツ・シュトラスマンという人物でした。発見した1938年の翌年には核分裂の連鎖反応が莫大なエネルギーを発生し、強力な兵器となることもわかりました。このエネルギーを使って原子爆弾や水素爆弾、核ミサイルが作られました。

国家の象徴と戦争の抑止力

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アメリカとソ連は冷戦時、核兵器開発で激しく競り合い原子爆弾や水素爆弾を量産しました。ですがその威力が強力すぎた為に、戦争で実際に使うことはありませんでした。結果この核兵器達は国家の力を見せつける事となり、潜在的な敵を脅す戦争の抑止力となったのです。

今もなお核兵器を保有している国は?

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冷戦時に次々と製造された核兵器はその後どうなったのでしょう。21世紀となった現在も核兵器を保有でしている国はどのくらいあるのでしょうか。そしてどのくらいの数の核兵器があるのでしょう。

9カ国

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現在、核兵器を保有している国はアメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国・イスラエル・パキスタン・インド・北朝鮮の9か国です。中でもアメリカとロシアの保有数はずばぬけており、2か国で全世界の核兵器数の9割を保有していることになります。

数は減ってはいるけれど…

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アメリカ科学者連盟(FAS)によると、冷戦末期の核兵器の数は全世界で7万基以上だったとされます。現在は約1万4千基とされ、核兵器の数自体は5分の1に減りました。しかし、その破壊力はまだまだ憂慮すべきレベルにあります。

特に中国の核保有数は正確さに欠けており、公表されている数よりかなり多いと推測されています。また北朝鮮やインドは公にされない数も含め核兵器を増加させているといいます。

ツァーリ・ボンバが開発されるまで

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アメリカとソ連による冷戦が引き金となった核開発競争。冷戦という異常な状況下におかれ、研究者や開発者達は両国で恐ろしい核兵器を作り上げてしまいます。ツァーリ・ボンバが生まれるに至った背景を探ってみましょう。

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過熱したアメリカVSロシア(旧ソ連)の核開発

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第二次世界大戦中、アメリカは同盟国であるイギリス・カナダと協力し、核爆弾開発のために科学者・技術者を総動員します。そして世界で初めて原爆の開発に成功しました。その後アメリカとソ連はさらに威力のある水弾の開発競争を始めたのです。

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ついにロシア(旧ソ連)が開発!

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第二次世界大戦が終わると鉄のカーテンによって世界が二分される冷戦時代へ突入しました。アメリカが広島と長崎に原爆を落としたとき、ソ連はまだ原爆の開発もできておらず遅れをとっていました。

しかし、ソ連もその後すぐに原子爆弾開発を成功させます。両国が核兵器を持つことで、より威力を持った兵器を求め開発の競い合いが始まったのです。アメリカはビキニ環礁で本格的な核実験を何度も行いましたが、先に世界最強の爆弾を完成させたのはソ連でした。

ツァーリ・ボンバはどのような構造?

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原子爆弾の威力を何千倍も上回るツァーリ・ボンバはどのような構造になっているのでしょうか。なぜここまで強力になったのでしょう。製造が難しいと言われる水素爆弾の、その特徴的な構造について詳しく見ていきましょう。

三段階反応により生まれる威力

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原子爆弾は、ウランやプルトニウムなどの原子核が起こす核分裂反応を原理にした爆弾ですが、ツァーリ・ボンバは核の分裂-融合-分裂の三段階の反応を起こす多段階水爆の一種、3F爆弾でした。三段階の反応で合計100メガトンもの出力を実現することができたのです。

3Fとは、引き金としての分裂反応 fissionと,それにより起きる重水素の融合反応 fusion,さらにタンパー (外皮) の天然ウランの分裂反応 fissionとなるため,その頭文字を取り名付けられました。

ツァーリ・ボンバの威力に迫る!

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偵察衛星の技術が進んでいなかった当時、標的となる地点を特定するのは難しいものでした。そこで「目標の特定ができないのであれば、周囲もろとも吹き飛ばせばいい」という発想から、アメリカとソ連はより強力な威力を持った爆弾を求めたのです。

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