ライトゲームロッドとはどんなもの?
最近、ショアから1〜5g程度のルアーを使って比較的小型のターゲットを狙うゲームが盛んになっています。小型のターゲットといえども、ウルトラライト〜ライトタックルを用い、十分にファイトを楽しめるゲームとなっています。
ライトゲームの主なターゲット
ライトゲームの主なターゲットはアジングで狙うアジ、メバリングで狙うメバル、チニングで狙う黒鯛など様々な魚がターゲットになっています。他にも、ハゼクラと呼ばれるハゼのクランキングやチーバスと呼ばれる小型のシーバスを狙うゲームもライトゲームといえるでしょう。
手軽で初心者にも始めやすい
ライトゲームが人気を博している理由の一つに、防波堤などの比較的手軽なポイントでも取り組めるゲームであることが挙げられます。また、タックルもリーズナブルなものからラインナップがあり初心者が初めて取り組むには最適のゲームとなっています。
ゲーム性は高い!
初心者が取り組みやすいゲームである一方、上級者向けの専用タックルも発売されており、すそ野が広いゲームであることも事実です。たとえば、チヌなどはトップウォターで狙うゲームが人気となっています。
ライトゲームロッドは迷ってしまうほど種類が
ライトゲームにはアジング、メバリングなどのさまざまな専用ロッドが用意されています。また、汎用ルアーロットのウルトラライト〜ライトアクションクラスのロッドでも非常に優れたロットもあります。たくさんあるロットから自分にピッタリのロットを選ぶためのポイントをこれからランキング形式でご紹介いたします。
ライトゲームロッドのおすすめランキング: 第7位
【メジャークラフト】ファーストキャストアジ
おすすめするのがソリッドティップの「S682AJI」です。ソリッドタイプのエクストラファストアクションでジグヘッドやマイクロメタルジグなどの釣りに適しています。
リーズナブルな価格
リーズナブルがなら、十分なキャスト性能をもち、ライトゲームで多用する軽量ルアーのキャストにも適しています。ロッドの長さもアジングゲームに適した長さとなっています。ターゲットはアジ、メバル、カサゴ等がぴったりです。
喰い込み性の抜群のソリッドティップ
ソリットティップとはロッドの先端部が充填構造をしているタイプのロッドを指します。このタイプのロッドの特徴は非常に柔軟で、魚がルアーをくわえた時、スムースなことが挙げられます。
ファーストキャストアジ「S682AJI」のスペック
- ティップ:ソリッドチップ
- 全長(ft.):6’8”
- 継数(本):2
- ルアーウエイト(g): 0.6-10
- ライン(号):0.1-0.6
- アクション:エクストラファスト
ライトゲームロッドのおすすめランキング: 第6位
【シマノ】ルアーマチック
第6位のおすすめはシマノルアーマチック「S76UL」です。ロッドの長さもショアからのライトゲームにぴったりな7’6”となっています。
アジ・メバルがメインターゲット
初心者には扱いやすいチューブラティップになっており、アジ・メバルをターゲットにした初心者にはピッタリなスペックとなっています。柔らかく、感度もよいロッドです。
リールはシマノの2000番クラスがおすすめ
ライトゲームで使用するリールは初めてタックルを手にする方はスピニングがおすすめです。7ft.前後の長さのロッドとベストマッチなのは2000番クラスのスピニングリールです。
ルアーマチック「S76UL」のスペック
- ティップ:チューブラティップ
- 全長(m):2.14
- 継数(本):2
- ルアーウエイト(g):0.8-10
- ライン(ナイロン、lb.):2-6
- 自重(g):83
ライトゲームロッドのおすすめランキング: 第5位
【シマノ】ソルティ-アドバンス
おすすめ第5位はソルティ-アドバンス「LIGHT GAME S706UL-S」です。ソリッドモデルでショートバイトにも対応しています。
ターゲットはアジ・メバルを中心に
ライトゲームでよく用いられる軽量ジグヘッド(ジグ単)が使いやすいモデルとなっています。また小型のエギを使用したエギングにおすすめです。
極小のエギングでも
最近、極小のエギ(1号程度)を用いた極小エギングが話題になっています。初心者の方やちいさいお子さんが同行される釣行ではイカのサイトフィッシングも可能ですので入門におすすめの釣りの一つです。
ソルティ-アドバンス「LIGHT GAME S706UL-S」のスペック
- ティップ:ソリッドティップ
- 全長(m):2.29
- 継数(本):2
- ルアーウエイト(g):0.6-10
- ライン(ナイロン、lb.):2-6
- 自重(g):90
ライトゲームロッドのおすすめランキング: 第4位
【ダイワ】アジングX
おすすめ第5位はダイワ アジングX 「59UL-S」です。アジング専用に設計されたロッドで軽量ジグヘッドに特化したベーシックモデルです。長さも6ft.を切り、取り回しのいいサイズとなっています。
ネジレを抑える強化構造「ブレーディングX」
上位機種「月下美人」のコンセプトから生まれたアジングロッドです。目に見えないロッドのネジレを抑えて操作性とパワーの向上に寄与しています。
ソリッドティップとエステルラインのチョイス
ソリッドティップの柔軟性を活かすために、エステルラインとの組み合わせが最適です。エステルラインはPEラインとフロロカーボンラインとの中間の性質を持ったラインで自重が高いため軽量のジグヘッドを使用する際などに重宝されています。
アジングX「59UL-S」のスペック
- ティップ:ソリッドティップ
- 全長(m):1.75
- 継数(本):2
- ルアーウエイト(g):0.3-5
- ライン(ナイロン、lb.):1-3
- 自重(g):98
ライトゲームロッドのおすすめランキング: 第3位
【エバーグリーン】スペリオル
おすすめ第3位はエバーグリーン スペリオル「SPRS-70L-T スカウトマスター」です。ライトゲームの最高峰の一つに数えられるロッドです。抜群の感度がバイトやボトムの状況を手に取るように伝えてくれます。
驚くほどの軽さ55g
超感度、軽量設計で1g程度のリグを使用した時でもショートバイトの感覚やボトムの状況などが手に取るようにわかります。初心者からもう一歩レベルアップを図りたいアングラーに是非手にとってほしい1本となっています。
「スパーライトクワトロクロス」でパッド補強
グリップエンドからパット部を4軸組布で補強し、剛性を高めています。この補強でさらなるリフトポテンシャルを実現しています。
スペリオル「SPRS-70L-T」スカウトマスターのスペック
- ティップ:チューブラトップ
- 全長(m):2.13
- 継数(本):2
- ルアーウエイト(g):0.4-10
- ライン(ナイロン、lb.):1-3
- 自重(g):55
ライトゲームロッドのおすすめランキング: 第2位
【ダイワ】月下美人 EX AGS
おすすめ第2位はダイワ 月下美人 EX AGS「610LS-SMT・E」です。メインターゲットをメバルにしているロッドですが、もちろんアジングや他のライトゲームにも使用できます。
最新のAGSシステム
ガイドフレームにCFRPを用いており、ロッドの軽量化と好感度化を助けています。新ガイドはライン抵抗が一段と下げられており、飛距離UPに大きく寄与しています。
超弾性チタン合金を用いた高感度ティップ
超弾性チタン合金は今までのカーボンを用いたティップの感度を一段上回る性能を発揮します。金属なので硬いの?と不安になるかもしれませんがしなやかさも持ち合わせているティップです。
月下美人 EX AGS「610LS-SMT・E」のスペック
- ティップ:超弾性チタン合金
- 全長(m):2.08
- 継数(本):2
- ルアーウエイト(g):0.5-8
- ライン(ナイロン、lb.):1.5-4
- 自重(g):65
ライトゲームロッドのおすすめランキング: 第1位
【アブガルシア】エラディケーター リアルフィネス
ライトゲームおすすめ第1位はアブカルシアのエラディケーター リアルフィネス「ERFS-610LS-TZ」です。全長は6’10’’となっており、アジングやメバリングをターゲットとしたロットとなっています。
5ft.の使用感覚!
2mを超える全長を持つロッドでもアクションやキャストの感覚は5ft.ロッドのそれです。最軽量の0.4gのジグにアクションを加える時もしっかりと状況をつかめます。
新設計のナノカーボン使用ブランク
ブランクには新設計の製法を用いて強度、重量、感度を飛躍的に改善しています。ライトリグを扱うアジング、メバリングには心強い特徴です。
エラディケーター リアルフィネス「ERFS-610LS-TZ」のスペック
- ティップ:ソリッドティップ
- 全長(m):2.083
- 継数(本):2
- ルアーウエイト(g):0.1-5.5
- ライン(ナイロン、lb.):0.3
- 自重(g):57
ティップはソリッド?チューブラ?
ライトゲーム用のロッドの分類として、ソリッドとチューブラがあります。ソリッドとは穂先の構造が充填構造になっています。特徴としてはソリッドティップは魚の乗り重視の性質です。逆にチューブラは感度、重さ、操作性などが優れています。
ソリッドティップを採用しているロッドでは、手元にピンピン伝わってくるあたりを取るというよりも糸ふけやティップの微妙な変化を読み取ってバイトをとります。積極的に合わせてフッキングというよりかはリトリーブの延長でフッキングすると言った感覚です。
ティップが非常に柔軟なため、この時に魚が違和感を感じてルアーを吐き出さないことがソリッドティップを使用する大きな理由の一つです。魚がルアーを咥えたら即、フッキングのような繊細さが重要になっていきます。
そのため、ロッドの選択と合わせて、フックの針先チェックも怠らないようにしましょう。フックの先端チェックですが、爪に垂直に針先を引っ掛けて抵抗がなくなっているようでしたら、フックやジグヘッドの交換をおすすめします。
未使用の状態から抵抗のないような品質の悪いフックは最近はあまり見かけなくなりましたが、そういった低品位の製品を用いるのはルアーゲームの上達の上でも妨げになりますので避けるようにしてください。
ソリッドティップを用いたゲームは昨今、ブームになっているフィネスフィッシングと呼ばれているものにほかなりません。ただ、フィネスフィッシングというものはロッドとルアーを用意すればできるものではありません。
タックルとラインを含んだリグ、それとゲームのアプローチの仕方から総合的に取り組み、釣果をUPさせたり、今までルアーに振り向かなかった対象魚に挑む釣りです。このゲームの組み立てがライトゲームの醍醐味の一つとなっています。
一方、チューブラを採用しているロッドではそのハリと強度・感度を活かした釣りに適しています。具体的には巻物系の釣りや、ボトムとコンタクトしながらゲームをすすめるような釣りです。ロッドアクションをキビキビつけるようなメタルジグやミノー、シンキングペンシル系の釣りももちろんチューブラティップのロッドが使いやすいです。
ソリッドティップのロッドは基本的にはティップ側の柔軟性がとても高いので先調子のロッドが一般的です。反面、チューブラトップのロッドは先調子から元調子まで柔軟な設計が可能となっています。
後のチャプターでご紹介しますが、巻物系のスピーナ(スピナーベイトも)やクランクベイト、トップウォータープラグを用いるときは中調子(レギュラーテーパー)のものが圧倒的に使いやすいです。
先調子のロットですと、アクションがつけにくかったり、ロッドが負荷がかかりすぎて疲れの原因になったりします。実際にロッドの調子でルアーのアクションがどのくらい変化するのか試してみるのもいいのではないでしょうか。
ロットティップについてまとめると、ジグ単などをもちいて微妙なあたりを拾うゲームにはソリッドティップが向いており、プラグやメタルジグなどのジグ単以外の釣りはチューブラティップが向いていると言えます。いろんな用途でロッドを活用したいときはチューブラティップタイプ一択と言っていいでしょう。