ルアー釣りとは?
釣りに詳しくなくても「ルアー釣り」という言葉くらいは聞いたことがあるでしょう。初心者の人でも知っている人はいるでしょうが、おさらいということでこの釣りについて見ていきます。
餌ではなくルアー(疑似餌)で魚を釣る
餌の代わりに小魚といったものに似せて作られている疑似餌を使用して行う釣りのことです。ルアーというのは疑似餌の総称であり、詳しく見ていくとたくさんの種類があります。
魚を探さなくはいけない
餌の場合は匂いによって魚を引き寄せられますが、ルアーは木製やプラスチック製、金属製なので匂いがなく、餌に比べて集魚効果が低いので自分で魚がいる場所を見つけなければなりません。
ルアーを本物の餌だと思わせなくてはいけない
ルアーは小魚などを捕食する肉食魚がターゲットとなるので、ロッドを動かして本物の魚のような動きをつけなければ魚が食いついてくれません。またルアーによっては水中で独特の動きをするものもあります。
ルアー釣りの魅力や醍醐味
ルアーについての基礎知識をおさらいしたところで、ルアーを使用した釣りの魅力について見ていきましょう。この釣りの面白さを理解することで、実際に釣りをするときの面白さを引き立ててくれます。
魅力や醍醐味①ゲーム性やスポーツ性の高さ
初心者の人は「ゲーム性」や「スポーツ性」と言われてもわからないでしょう。まずゲーム性というのは釣り人の知識や経験を使い自分の頭で考えて魚を釣る過程のことを言います。いつも同じ場所で同じ魚が釣れるわけではないので、自分の理論で釣りを行う楽しさがあるのです。
スポーツ性は体の活動が高いことを言います。釣りの種類によっては自分で魚のポイントを見極めて移動を頻繁に行う釣りもあって釣りをして移動、釣りをして移動を繰り返して体を動かすのです。そのような釣りはスポーツ性が高いと言っていいでしょう。
魅力や醍醐味②タックルや装備がコンパクト
餌を使用した釣りになると餌を用意する他にも、狙う魚や釣り方によってはたくさんの仕掛けが必要で荷物が多くなり、初心者が簡単に揃えられるとは言い難いです。ルアー釣りでは仕掛けはルアーだけなのでコンパクトな装備になって簡単に揃えられます。
魅力や醍醐味③餌が苦手な人でも楽しめる
男性であっても女性であっても虫は嫌だという人はいます。また餌を針につけるときに手が汚れるということもありません。こちらに関しては初心者問わず、大きなメリットといえるでしょう。
魅力や醍醐味④初心者の方でも気軽に楽しめる
前述しているタックルや装備がコンパクトのメリットの延長とも言えますが、コンパクトのため車のトランクに入れっぱなしでも邪魔になりません。釣り場に行けば釣りを楽しめて初心者でも始めやすいのです。
魅力や醍醐味⑤堤防や渓流など様々な場所で楽しめる
初心者の人にぴったりの堤防から足場が凸凹している岩場での釣りもできます。もちろん海釣りだけではなく、大自然に囲まれながら行う渓流の釣りにもルアー釣りは行われるのです。楽しめる幅も広いでしょう。
ルアー釣りで釣れる魚と釣り方・仕掛けを紹介!
次の見出しからはターゲットとなる魚に分けて、それぞれの魚の釣り方や使用する仕掛けなどについて紹介していきます。初めての方で何もわからないという人は参考にしてください。
ルアー釣りで釣れる魚と釣り方・仕掛け①海編
まずは釣りと聞くと真っ先にイメージが湧く海釣りを見ていきましょう。ここからは「海編」というジャンルで釣れる魚に焦点を当て、釣り方や仕掛けの紹介をします。
ルアー釣りで釣れる魚【海編】①シーバス
シーバスというのは一般的にスズキのことを言います。スズキは大きな個体となると1mほどにもなる大型の魚で、強い引きで釣り人を楽しませてくれるターゲットです。
一般的な仕掛けやタックル(竿やリール、釣り糸など)
目安として、ロッドは7.6ftから9.6ftくらいの全長で、リールは2000番から4000番くらいのもの、ラインに関しては初心者の人であればナイロンを選びましょう。
メジャークラフト ファーストキャスト シーバス FCS-962ML
心地の良い使用感をテーマにして開発されているシリーズになります。ファーストキャストシリーズの中では遠投性能に長けていますが、初心者向けのちょい投げにも使用できるロッドです。
ダイワ 15 レブロス 3000
軽い、そして惰性の少ない回転性能を備えているリールになります。活躍できる幅も広いのでこの1台を持っていれば様々な釣りを体験できるのでおすすめです。
サンライン ハイビジブル 150m 3号 12lb
マジデオレンジというカラーが施されているラインになります。非常に視野性の高いラインであり、仕掛けを投げ込んでもラインの軌道がはっきり見えるのでルアーを見失いにくいです。
おすすめのルアー
ミノーという種類のルアーです。こちらはテストで高い実績を持っていて人気が高く、シーバスの餌とも呼ばれています。迷っているならこちらを選びましょう。
釣り方
初心者の人はタダ巻きで行ってみましょう。ただ巻くだけですが巻くスピードを遅くしたり早くしたりして誘います。ガツンとくるあたりなので初心者にもわかりやすく、合わせはシーバスの方から合わせてくれます。
狙うポイント
シーバスは汽水域を好む魚です。汽水域とは海水と淡水が混じっている場所のことを言います。そのため河川の場所にポイントを絞ることがおすすめでしょう。
ルアー釣りで釣れる魚【海編】②アジ
この魚を知らないという人はまずいないでしょう。釣りではアジをターゲットにした釣りのことを「アジング」と言い、初心者でも上級者でも楽しめる釣りになります。
一般的な仕掛けやタックル(竿やリール、釣り糸など)
味をターゲットにした釣りでは、目安としてロッドの全長は7ftくらいのもの、リールは1000番から2000番くらい小型のもの、ラインはナイロンラインの3lbくらいから始めてみましょう。
ダイワ アジングX 68L-S
アジングを初めて行う人にぴったりのロッドでしょう。投げ込み、魚とのやりとりのときに起こるロッドのねじれを抑える技術を使用しているため、無駄なくロッドに力が伝わります。
シマノ 17 サハラ C2000S
ロッドに取り付けたときに、リールの重心を手元に近づけるように設計されています。それによって持ったときの重たい感じを軽減し、腕の負担を減らしてくれるリールです。
月下美人 TYPE-N 150m 3lb
ナイロンラインは伸びることが特徴として挙げられますが、このラインは伸びを抑えている作りになっているのです。そのため小さなあたりでも感じやすくなっています。
おすすめのルアー
こちらはルアーの中のメタルジグという種類に入ります。こちらの針は従来のものよりも先端を尖らせており、貫通力が高くなっている針を使用しているので、魚の口に引っかけやすくなっているのです。
釣り方
アジングの基本であるリフト&フォールで誘いましょう。3回ほどしゃくってラインを巻くを繰り返してください。あたりは小さいので神経を集中させブルブルと振動するあたりを感じたらすぐに合わせましょう。
狙うポイント
回遊する魚なので回遊してこなければ釣れません。なので回遊するポイントを頭に入れておくことが大切です。それを頭に入れてアジが食べる餌のある堤防の先や夜にライトが当たる場所で行いましょう。
ルアー釣りで釣れる魚【海編】③メバル
メバルは大きい個体になると30cmほどにもなるロックフィッシュと呼ばれる魚です。メバルの釣りも「メバリング」と呼ばれている人気の高いターゲットとなっています。
一般的な仕掛けやタックル(竿やリール、釣り糸など)
ロッドの長さは7ftを目安としておきましょう。リールに関しては2000番くらいの小型のもの、ラインはナイロンラインで3lbくらいのものを使用するのが良いです。
シマノ ソアレBB S700SULS
軽量で非常に高い感度を誇っている穂先に柔軟さを持たせているロッドであることが特徴です。そのため小さなあたりを弾かず、捉えることができるようになっています。
アブガルシア 17 カーディナルⅡ STX2000
ラインを巻いておくスプールにはメーカー独自の設計がされており、投げ込みを行ったときのラインの出る量を均等にしています。さらに滑らかに出るので投げ込み距離を邪魔しません。
VARIVAS メバルゲート 100m
ナイロンライン の特徴でもある伸びを最大限に活かすことを目的としているラインになります。メバル専用のラインなので初心者にも適しているとわかりやすいでしょう。
おすすめのルアー
ミノーという種類のルアーになります。こちらは中に重りが入っていて、この重りが投げ込みを行ったときに移動することで、バラツキのない投げ込みが行えるようになっています。
釣り方
メバリングに関しては特にアクションを使ってアピールする必要はありません。タダ巻きで行えるので初心者にも安心です。あたりに関してはググッと大きなあたりが来て、向こうから合わせてくれます。変に合わせる必要はありません。
狙うポイント
メバリングは夜に釣ることがメインとなります。ポイントとしては堤防で街頭で海面が照らされている部分を狙いましょう。釣りが禁止されている場所もあるので釣りの前に確認してください。
ルアー釣りで釣れる魚【海編】④ヒラメ
釣りではだいたい40cmから70cmくらいがターゲットになりますが、大きな個体になると1m近くまで成長することもあります。あまり動き回らないのでルアーでのアピールが重要な釣りです。
一般的な仕掛けやタックル(竿やリール、釣り糸など)
ヒラメ釣りのタックルは、ロッドだと長さ11ftが一般的ですが短いものだと9.6ftくらいのものでもOKです。リールは3000番から4000番くらいのもの、ラインは感度を重視してPEラインを使用し、ショックリーダーはフロロ製のものを準備しましょう。
ダイワ リバティクラブ 96M
高い感度を誇っている穂先を使用しているロッドになります。そのため釣り人の思い通りのルアーの操作ができるでしょう。もちろんヒラメが食いついた感覚もしっかり感じ取れます。
シマノ 16 ナスキー C3000HG
こちらのリールはメーカーの進歩している技術をふんだんに使用しているリールです。それでいて他のリールと比べて、手の出しやすい価格であることが魅力になります。
よつあみ G-soul スーパージグマン X8 300m
メーカー独自の技術である8本編みを使用しているラインになります。それによって感度が高くなっている他にも、PEラインの弱点でもある摩耗に関しても耐久が上がっているのです。
クレハ グランドマックスショックリーダー 6号
こちらはショックリーダーに求められる摩耗に対する強さを徹底的に追い求めて作られているリーダーになります。また摩耗に対する強さだけではなく、感度も高く作られているのです。
おすすめのルアー
ルアーの中のミノーという種類です。こちらのルアーは重心が移動して投げ込みの距離が上がっているのですが、水中の中の動きに違和感がないように低重心の設計になっています。
釣り方
アクションはタダ巻きに動作を止めるストップ&ゴーにチャレンジしましょう。タダ巻きと止めるをひたすら繰り返すだけなので初心者にもできます。あたりはコツンとした感覚が伝わるので、ロッドを手前に引いてしっかり口に引っ掛けるようにしましょう。
狙うポイント
ヒラメのポイント探しは初心者には少し難しいです。海面をよく観察し、岸から沖に向かう流れの速度が速い離岸流という場所がヒラメの好ポイントになります。
ルアー釣りで釣れる魚【海編】⑤イカ
イカ釣りは「エギング」と呼ばれている釣りになるのですが、ここまでで紹介したものと比べると少し違った仕掛けを使います。そのため他の釣りとは違った釣りが楽しめるのです。
一般的な仕掛けやタックル(竿やリール、釣り糸など)
エギングのタックルは8.6ftがロッドの長さの目安になります。もし初心者で取り回しが良いものが良ければ8ftでもいいでしょう。リールはエギング専用のものもありますが2500番くらいを選べばOKです。ラインは感度重視のPEラインでショックリーダーは専用のものを選びましょう。
ダイワ エメラルダス 86M・V
エギングを釣るための基本性能を備えている安心のエギングロッドになります。他にも狙っているところに仕掛けを投げ込める精度、それに加えて操作性も高い作りになっているのです。
ダイワ エメラルダス 2508PE-DH
特殊なオイルをリールに施すことによって水やゴミの侵入を防いでいるリールになります。それによって買ったばかりの回転性能を長い期間使用しても保てるのでストレスのない巻き心地があるのです。
サンライン ソルトウォータースペシャル PEエギ ULT 0.6号
感度が高いラインなので釣り人が行う的確な動きを無駄なくルアーに伝えてくれます。もちろんイカの微かなあたりでもしっかりと伝わる設計になっているラインです。
ユニチカ エギングリーダーⅡ 2.0号
こちらはリーダーの組織を3層にすることによって、さらなる耐摩耗性を引き上げているリーダーになります。エギング専用のリーダーなのでこちらを選べば間違い無いでしょう。
おすすめのルアー
こちらはエギと呼ばれるイカ釣り専用のルアーになります。こちらは食いつきの悪いイカに焦点を当てて、イカが好むアクションができるように設計されているのです。また波風の影響を最小限にしています。
釣り方
ワンピッチジャークを行ってみましょう。やり方は簡単でロッドを1回しゃくりを入れた後にハンドルを1回転させてラインを巻き取る方法を繰り返すだけです。イカのあたりはわかりにくいので実際にラインを手で持っても良いでしょう。怪しいと思ったら積極的に合わせるようにします。
狙うポイント
初心者の人は足場の良い堤防を狙うようにしましょう。足場が安定しているので安全に釣りを楽しめます。また釣りをする前にインターネットでもいいので、情報を集めておくと釣果に繋がるでしょう。
ルアー釣りで釣れる魚【海編】⑥タコ
タコ釣りもエギングと同様で他の魚と比べて少し変わっている仕掛けを使って釣りを行います。またタコ釣りは場所によっては釣りが禁止されている部分があるので事前に確認を取るようにしてください。
一般的な仕掛けやタックル(竿やリール、釣り糸など)
ロッドの場合は8ftくらいが目安のエギングロッドでもできますが、タコ専用のロッドもあるのでそちらを使用しましょう。リールは3000番から4000番がを選び、ラインはPEラインの4号か5号、ショックリーダーは10号から15号くらいが目安です。
メジャークラフト タコパラ SPS-S702H/TACO
タコ専用のロッドになります。タコパラシリーズの中でも遠投性能に優れているモデルなので広い範囲に潜むタコをターゲットにした釣りを行うことができるでしょう。
ダイワ リバティクラブ 3000
リールの基本としての性能を持つ初心者におすすめのリールになります。スピニングロッドによくあるライントラブルの糸ヨレを軽減させる巻き取りをするので、糸ヨレが起きにくいです。
サンライン 蛸の糸 4号
マダコから大きいミズダコまで広い範囲に対応できるラインです。ターゲットの大きさの幅が広いので複数のラインを買いそろえる必要はありません。
ヤマトヨテグス フロロショックリーダー 10号
スプールに巻かれているときのクセをリーダーを引っ張ることによって取ることができるようになっています。スプールから取り出した直後でも扱いやすいリーダーです。
おすすめのルアー
付け外しができるナス型のオモリがついているタコ専用のルアーになります。このオモリは仕掛けが底についたときに根掛かりを防いでくれるのでストレスのない釣りを楽しめるでしょう。
釣り方
タコ釣りではタダ巻きが基本となります。基本は巻くだけなのですが、ラインが張った状態を保つようにしてください。タコのあたりは独特でグググッと徐々に重くなるので根掛かりに似ています。怪しければ遠慮なく合わせましょう。
狙うポイント
タコは隠れることができる場所にいるので、岩場やテトラポットの近くを狙ってみると釣れる可能性が高いです。またできれば水深が深い場所の方が釣れるチャンスが多いでしょう。
ルアー釣りで釣れる魚【海編】⑦タチウオ
タチウオは全長が大体1mくらいで、少し青っぽい色をしていて光沢もあり綺麗な身体をしています。また鱗がないことも特徴です。広い範囲で楽しめる釣りになります。
一般的な仕掛けやタックル(竿やリール、釣り糸など)
ロッドには6ftくらいのベイトロッドを使い、リールは1号が100m以上巻けるものを選びましょう。またラインはPEラインで0.8号から1.2号を使って、リーダーはフロロリーダーの60lb以上を目安にしてください。