クマンバチ(熊蜂)は人を刺す?実はかわいくて温厚な生態や飛行の謎も!

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蜂といえば蜂蜜!クマンバチの蜂蜜は採れる?

stevepb / Pixabay

トーストやパンケーキにかけて美味しい甘い蜂蜜ですが、この蜂もミツバチの部類で花の蜜や花粉を食しています。蜂蜜は取れるのでしょうか。

まとまった量の蜂蜜は取れない

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単独行動を好むため、集団で巣を作らないクマンバチの場合、ミツバチのような蜜の量はとれません。体が大きいのでたくさん取れるのかと思いきや、違うようです。

蜂蜜の取り方(ミツバチ)

巣箱に溜まった蜜を、包丁などでそぎ取り、機械で濾して蜂蜜だけを抽出します。黄金色にかがやく蜜はなんとも甘くて美味しいそうですね。

蜂蜜が取れるのはミツバチだけじゃない!

外国にハリナシバチという蜂がいます。この蜂は針も持たずに美味しい蜜を作り、マヤ文明の頃から食べられていたそうです。ミツバチが運んでくる蜂蜜より美味しいとも言われています。

クマンバチが可愛いと話題に!

怖いと恐れられていましたが、近頃可愛いと話題になっています。よく見てみると、確かに丸い毛玉のような外見がなんとも可愛らしいです。可愛い写真をご紹介します。

クマンバチのかわいい画像①

こちらはオスがメスにホバリングしているところの写真ですが、丸くずんぐりした楕円形の体に小さい羽で必死に飛んでいる後ろ姿はなんとも可愛いです。

クマンバチのかわいい画像②

こちらは前から撮影したものです。黒い顔に大きいメガネをかけているようで、口ばしも黄色です。なんだかペンギンに似ているようでとてもキュートですね。

クマンバチのかわいい画像③

大好きなフジの花にとまっているところです。フジの花の鮮やかさに、ハチの黄色と黒のコントラストが綺麗です。背中の黄色い毛がもふもふで触りたくなりますね。

クマンバチはずんぐり体型なのになぜ飛行できるのか?

他のハチと比べて大きく丸々とした体型なのに翼は小さく、強烈な羽音をたてて飛んでいます。なぜこの小さい羽で飛べるのかがなかなか解明されていませんでした。なぜ飛行できているのかご紹介します。

クマンバチは航空力学上飛べない

羽がとても体格とは合わないため、科学者でも頭を抱えるほど、どうやって飛ぶのかわからないとされていました。

航空力学上飛べないとされているものの、自由に飛び回るその姿はなんとも不思議です。あまりにも解明できなかったため、自分が飛べると信じているから飛べるんだ!なんて言われていたようです。

理論的には証明されたが…

結局のところなぜ飛べるかは、空気と水の抵抗力の違いなどを考えたレイノルズ数を用いて理論的に証明できるとされました。

簡単に説明とすると、空気の粘性を利用して、落下する前に次の空気の層を羽でつかまえているように飛んでいるようです。空中を泳ぐように飛ぶ姿は、とてもキュートですね。

クマンバチは不可能を可能にする象徴

どう考えても不可能なのに、飛べてしまう様子から、不可能を可能にする動物とされ、それらをモチーフにスポーツチームなどのマスコットなどに用いられたりしています。

飛べると信じているから飛べる、とおぼつかない感じに飛んでいる姿は応援したくなります。

クマンバチに似ている!マルハナバチとは?

見た目が良く似ているマルハナバチですが、どのようなところが違うのでしょうか。特徴などを交えてご紹介します。

似ているだけあって攻撃性が低い

同じミツバチ科の蜂で、まるまるとして大きいことから外見も似ています。こちらは毒針を持っていますが、人間に対して使用することはほとんどないとされています。

集団で行動する

クマバチとは異なり、1つの育房に数卵が産み込まれ、小さい頃から集団で育てられます。また、冬が来る前に地面の中に潜り、冬眠をして春に備えます。

大きく成長してからも、集団で行動することが多いため、花の周りに集まっている姿も見られることでしょう。

農業に利用されることも

マルハナバチは、長時間かなり広い範囲を飛び回って花粉を運び、植物の受粉をサポートしてくれるため、農作物の受粉で使われる場合があります。働き蜂とも言われ、とても役に立つ重要なハチです。

クマンバチとスズメバチの違いは?

同じように大きく、鋭い音を立てて飛び、人々に恐れられているスズメバチとどのように違うのか、見分け方などについてご紹介します。

見た目はまるで違う!

スズメバチはスリムな体型をしていて、大きさは4cm以上、オオスズメバチと呼ばれるものは、7cmを超えるものもいます。

黄色と黒のストライプで、顎は鋭く尖っていて、とても可愛い見た目ではありません。

スズメバチは攻撃的!

スズメバチは、花蜜や花粉を食べていますが他の昆虫や、自分の子供たちまで食べてしまうこともあります。攻撃性が高く集団で行動しているため、巣の近くでは人間を襲うことで有名です。

毒性も強く、何度も刺してきて死に至ることもあるので、刺された場合は即座に病院へ行くようにしましょう。

また、毒針から毒液を飛ばすこともあり、万が一目に入ってしまった場合は、失明することもあります。

クマバチとは違い、スズメバチは早く対処した方が良いでしょう。そんなスズメバチをも撃退してしまう、シオヤアブという昆虫もいます。詳細の記事についてはこちらを参考ください。

クマンバチを動画で見てみよう

可愛いフォルムのクマンバチですが、動画を見ると怖さよりも可愛さの方が増してきます。これで遭遇しても少しは落ち着いて対処できるでしょう。

クマバチさんを触ってみよう

こちらの動画ではなんと素手で捕まえています。羽音は相変わらずブーンと耳に響きますが、毛がもふもふなのがなんとも可愛いです。

ただし、刺されることもあるので、真似は絶対にしないようにしてください。

藤の花に戯れるぶんぶんクマンバチ

紫のフジの花が好きなので、周りをぶんぶんと元気に飛び回っています。綺麗な花と飛び回る蜂を見ていると気分も安らぐことでしょう。

クマバチの巣の構造

こちらの動画では、巣の様子を記録したものです。木にまあるい穴を開けて、中を空洞にする様子がわかります。家に巣を作られてしまったら、耐震などに影響が出る、というのもわかりますね。

実はそんなに怖くない!むしろかわいいクマンバチ!

人間には興味はなくあまり刺すことはない温厚で可愛いハチです。大きい羽音が強烈ですが、そばに来ても怖がらないでいてあげましょう。

ただし、刺されてしまう危険性と命に関わる可能性もゼロではないことを覚えておいてください。

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