関東一のパワースポット「三峯神社」!
埼玉県秩父市にある三峯神社(みつみねじんじゃ)は今から2000年ほど前に創建され、古くから秩父地方一帯の信仰を集める秩父三社のひとつに数えられています。霊験あらたかとの呼び声高い理由はどこにあるのか、さまざまな観点から探っていきます。
手相占い芸人島田秀平おすみつきの三峯神社
スピリチュアルな世界を独自の視点でわかりやすく紹介してくれる芸能人と言えば、手相占い芸人の島田秀平氏。彼の豊富なデータベースの中にあっても三峯神社の存在は特別で、とあるラジオ番組において関東一のパワースポットであると紹介したのをきっかけに参拝者が殺到するようになったと言われています。
芸人バイきんぐが修行した三峯神社
島田秀平氏と同じく、芸人の中には三峯神社との出会いによって生活が激変したという人たちもいます。テレビ番組の取材でたまたま修行に訪れた「バイきんぐ」は、後に出場したキングオブコント2012にて見事優勝の栄冠を勝ち取り、現在ではネタ番組以外の露出も増えるなど多方面で目ざましく活躍しています。
宮本の武蔵もここで二刀流を開眼した!
江戸時代初期に活躍した剣豪、宮本武蔵。彼にとっては三峯神社で奉納される神楽舞が、二刀流を開眼させるきっかけだったと言われています。この言い伝えは作家である吉川英治の小説「宮本武蔵」にも描かれており、神聖で心に響く太鼓の音と華麗な撥さばきが武蔵に鋭いインスピレーションを与えたことを裏付けています。
三峯神社のお守りには「オオカミ」がいる!
神社には必ずシンボリックな守り神が存在しているものですが、絶大なご利益があるパワースポットと言われながら三峯神社のご祭神については詳しく知らない人も多いようです。ここでは三峯神社に祀られている神様や特徴的な神の遣いの姿について紹介します。
三峯神社のお守りとご祭神
三峯神社を詣でるご利益は五穀豊穣・家内安全・火難、盗難除け・病気除けなどさまざま。一体どんな神が祀られているのかというと、伊弉諾尊(イザナギノミコト)・伊弉冉尊(イザナミノミコト)という日本神話に登場する夫婦の神様が主祭神となっています。
夫婦揃って祀られている神社だけに男女の仲を取り持つという意味においても人気があり、夫婦和合や恋愛成就などを祈願する人たちが多く訪れ、ブログやインスタグラムに投稿するなどパワースポットとしての話題性がさらに拡散傾向にあるのは確かです。
三峯神社鳥居前には狛犬ならぬ狛オオカミ!
神社の入り口からしてどこか特別な雰囲気を醸しているのが三峯神社の特徴です。国内でも非常に珍しい三ツ鳥居の前に鎮座する神の遣いは、狛犬でも狐でもなくオオカミ!細身で筋肉質のスレンダーないでたちで参詣する人々をじっと静かに見守り続けています。
三峯神社はお守りも絵馬もオオカミ!
オオカミを神の遣いとして崇める風習は表立って知られていないだけで実は世界中に存在し、日本においてはかつて二ホンオオカミが生息していたエリアを中心に信仰の対象となって受け継がれています。
三峯神社は日本国内でも特に有名なオオカミ信仰の中心とも言うべき象徴的な神社だと言えるでしょう。神と人間との橋渡しをする神獣として、オオカミの姿は三峯神社のほとんどのお守りや絵馬に描かれているのです。
三峯神社のお守りに大行列!
さまざまな形でメディアに紹介されれば注目度が増すのはもちろんです。しかしこれほどまでにクローズアップされ、パワースポットとしての人気が高まっている理由は他にもあります。ここからは、三峯神社で受けることのできる非常に貴重なお守りの存在について触れていきます。
三峯神社のお守りは「気」守り
種類豊富なお守りの中でも特に有名で、一年を通じて誰もが手にできるものが「氣の御守り」です。その名のとおり表に「氣」の一文字、裏には秩父山脈を仰ぎ見るご神獣のオオカミが描かれており、中にはご神木の貴重な木片が収められているというパワーてんこ盛りのレアお守り。1体の価格を示すお初穂料は1,000円となっています。
毎月1日に配られる激レア「白の気守り」
青・赤・緑・桃のカラーバリエーションを持つ氣の御守り。いずれも「勇気・元気・やる気」の3つの気が込められたありがたいお守りなのですが、毎月1日だけに限って用意される「白の氣守り」は特別な祈願をかけられた最強のレアお守りとして毎回争奪戦が繰り広げられるほどの人気を博しています。
白の気守りを授かるため毎月1日は大行列&大渋滞!
お守りを授与してもらえる時間は9時から17時までとなっていますが、白の氣守りを受けられる毎月1日に限ってはまだ暗いうちから車が列を成し、三峯神社へ向かう道路は大渋滞するのがお約束となっています。しかも片側一車線の1本道で、ひとたび渋滞に巻き込まれると数時間は身動きの取れない状態となることもしばしばです。
さらに白の氣守りを受けるためには整理券が必要で、それを求めるにも長蛇の列が続きます。秩父の山の中にある神社に毎月多くの人が吸い寄せられるように集まってくるという事実もまた、目に見えない不思議なパワーと言わざるを得ないでしょう。
三峯神社「白の気守り」領布休止!?
渋滞に巻き込まれることを承知の上で、どうしてもそのご利益にあやかりたいと願う人が続出している「白の氣守り」。実はプロスケーターの浅田真央さんも白の氣守りを手にしているとの情報が拡散し、人気はさらに加速の一途をたどっています。次は、そんな中聞こえてきた気になるニュースについてご紹介します。
2018年6月1日より白の気守り領布休止となる!
はやる気持ちを抑えつつここまで記事をお読みくださった方には大変残念なお知らせとなりますが、なんと白の氣守りの授与は2018年6月1日から事実上休止となっています。「なんで?」もしくは「何か方法はないの?」と思われる方は、ぜひ最後まで内容を読み進めてください。
三峯神社「白の気守り」領布休止の原因は?
三峯神社の公式ホームページにも記載されているとおり、現在も続くお守り授与休止の発端は2018年4月1日に起こった大渋滞にあります。当日は日曜日とも重なったことで付近に大規模な渋滞が発生し、参詣を希望する人以外に近隣住民をも巻き込むトラブルへと発展してしまったのです。
三峯神社「白の気守り」領布を待ち望む声
周辺道路の整備なども含め検討が進んでいるとされる中、「白の氣守り」を誰もが手にできるようになる日は明確にされていません。筆者自身もその復活を心から待ち望む一人ではありますが、ここでひとつだけ耳寄りな情報を入手しましたのでご紹介しておきます。
唯一の頼みの綱か?「白の氣守り」に関する有力情報
諸般の事情により一般への授与が休止されているはずの白の氣守りを入手できる唯一の可能性は、神社に隣接する宿坊「三峯神社興雲閣」への宿泊です。さらに詳しくご紹介すれば、「2020年12月31日までの期間内で毎月1日もしくは末日のいずれかに宿泊予約が確実となること」という厳密な条件が必要となります。
垂涎の的である超激レア「白の氣守り」を特別に拝受できる機会とあって、おそらく多くの予約待ちがあるものと推測されますが、我こそはと思う方はぜひトライしてみられることをおすすめします。
三峯神社は「白の気守り」以外にもすごいパワーが眠る!
簡単に手にできないお守りの存在だけでなく、一種独特の空気に包まれた不思議な異空間となっているのが三峯神社の魅力です。ここでは、訪れる人にさまざまなエピソードをもたらしてくれる不思議スポットを3つご紹介したいと思います。
三峯神社は神界と現世を結ぶ空間
そもそもパワースポットと呼ばれる場所は、神々たちの住む神界と人間の住む現世との境界のような役割を持つと言われています。三峯神社の拝殿にはその四隅に象徴的な装飾が施されており、見る者を一瞬にして異空間へと誘ってくれるある種のギミックが存在していています。
拝殿の装飾は「蜃気楼」という現象のモデルとされる伝説の霊獣「蜃」の彫刻で、口から怪しい「気」を吐き出している様子が巧みな技によって再現されています。極彩色に彩られた美しい彫刻はエキゾチックな雰囲気もあり、見どころのひとつとなるでしょう。
三峯神社浮かび上がる「龍神様のご加護」
また拝殿横は石畳となっており一見何の変哲もないように見えますが、水を撒くことで起こる不思議な現象が話題となっています。なんと石が水を含むことで浮かび上がるのは見事な龍の姿で、人為的に作られたものでないことは言うまでもありません。
言い伝えではある辰の年をきっかけに突如として龍神様が現れたとされますが、ウロコや赤い目がなんとも印象的で今にも飛び出さんとばかりにこちらを見ているような不思議な感覚に囚われます。また浮き出した龍神様をカメラに収め携帯しておくと、さらなるご利益があるというから驚きです。
三峯神社のご神木から気を授かる
歴史ある神社仏閣にはご神木なる神聖な大木があって、見どころのひとつに数えられることもしばしばです。三峯神社のご神木は樹齢800年余り。その樹皮はありがたい「氣の御守り」の中にも収められていますが、特筆すべきポイントは実際に手で触れたり、抱き着いたりとダイレクトにパワーをもらえるご神木である点です。
大人が数人がかりでも一周できないほど見事な幹を持つご神木は、ただ近づくだけでも強い生命力が感じられる荘厳な雰囲気をたたえており、塞いでいた気持ちが軽くなったとかビリビリするような刺激を感じたなどの報告例もあります。
三峯神社の裏メニュー!?「裏のお札」とは?
名だたる著名人や芸能人にとって三峯神社が特別なパワースポットだと囁かれている理由はほかにもあります。密かにやり取りされているというお札の存在とはいかなるものなのか?次は表と裏のお札の特徴や拝受のポイントなどについてご紹介します。
三峯神社の「表のお札」
お正月や祈願のタイミングで新しいお札を頂いて帰るという話は決して珍しくありません。三峯神社でいうところの「表のお札」は社務所でお初穂料を納めれば手にできるもので、ご神獣のオオカミ様が2体対になったシンプルなデザインが特徴です。
三峯神社の「裏のお札」
一方の「裏のお札」はどうかと言うと実は社務所での取り扱いがなされていないという、存在自体が非常にミステリアスな特徴を持っています。正式には「御眷属拝借(ごけんぞくはいしゃく)」と書かれたお札で、たどり着くまでにはお初穂料を用意するだけでなく、神職による特別な御祈祷をしてもらうことも条件のひとつとなっています。